今回はうなぎ対策商品を順番にご紹介します。
土用丑の日です、土曜でもなければ年に1回か2回巡ってくるスーパーの戦略に思う存分踊り狂う日。
嫌なら食べんかったら良いんやで☆
僕はそこまでうなぎ信奉はないので、食べなくても支障はありませんが、家族はそうはいきません。甘いツメと肉厚の身のコラボレーションは人類なら嫌いな者はいないだろう完成度の高さとは裏腹に最早ぼったくりにしか見えないこの価格設定。
だから嫌なら買わんかったらええんやで☆
会社でのの一食単価100円を目指す僕にとって、約1ヶ月の食費に相当するこれは悪でしかなく
言い過ぎや☆
今回のミッションは如何にこの土用丑の日を安価にやり過ごすか。この考察です。
土用丑の日にうなぎを食べる
土用丑の日とは
そもそも土用丑の日って何やねん
大部分の人が意味を知らずうなぎだけを享受しているんではないでしょうか。
あんたもやん☆
そもそも土用丑と一言に言いますが、土用と丑は別、つまり土用の日でかつ丑の日の事を土用丑の日という訳です。
土用というのは立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間を指す言葉です。24節気という1年を24等分した時の節目の名称又はそこから始まる期間で、例えば立夏なら夏の気配が立つ日、つまり季節の変わり目を指す言葉と言えます。
例えば立春だと春のように聞こえますが、だんだん春になるつまり冬の一番寒い2月だったりしますよね☆
丑というのはこれまた昔の暦の数え方でいう丑。干支というと日本では十二支のみを指す言葉のように思われがちですが、本来は十二支と十干両方合わせて干支を指すんだそうです。
昔はこの干支を使って日も時刻も数えていました。
つまり土用丑とは土用(立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間)の内の丑の日を指します。
参考)
2018年:1月21日、2月2日、4月27日、7月20日、8月1日、10月24日、11月5日
2019年:1月28日、4月22日、5月4日、7月27日、10月31日
2020年:1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日
悪質なスーパーの広告戦略によって
何か恨みでもあるの??
高かったので悔しくて。
土用丑は夏にしか来ないように思われがちですが、この通り年に何回か巡ってきます。
土用丑の日にうなぎを食べる
この夏の土用丑の日にうなぎを食べるそもそもの原因は夏バテ。うなぎって滋養があるってよく言いますよね、ビタミンAやビタミンBなど割と不足しがちな栄養素を豊富に含んでいて、夏バテで弱った体に有効やて昔の人は感覚としてわかっていたんですね。
『土用の丑の日にうなぎを食べる』という歴史は古く万葉集に詠まれるほどやったとか。ただ、一般に広まったのはそれよりずっと後、諸説あるもののもっとも有名なのはエレキテルで有名な平賀源内です。うなぎ屋の店主に
夏はうなぎの売り上げが落ちるねん
と相談を受けます。夏のくそ暑い中炭焼きなど見たくもないのはごく自然かと思いますが、死活問題なのでそうも言ってられなかったんでしょう。そこで平賀源内はうなぎパワーに着目し、当時の娯楽本に『土用丑の日にうなぎを食べる事は滋養によい』と紹介し、それ以来日本に定着した食文化と言えます。一言でいうと
夏バテにはうなぎがイイよ
と言っただけで、土用丑の日にこだわる必要は全くないという事です。正に発想はジューンブライドと同じ、閑散期にさも意味ありげなイベントを作っちまおうというあれ。
うなぎ屋からクレーム来るで☆
土用丑の日対策
イベント事に踊らされるのが嫌いな僕個人の話なら無視すればいいだけなんですが、家族はそうはいきません。もうCMに流されるそのままに本日の献立をうなぎと信じて疑わないこの哀れなうさぎちゃんたち
表現が昭和やな☆
が満足するメニューを提供する必要があります。
そこで、うまいこと騙しつつ誤魔化しつつさもうなぎを食べた気分になれるメニューを順番にご紹介します。
うなぎ丼です。仕方ないので二人分は作りました。米代、水道光熱費を計算から除外しても一尾から取れるうなぎは6切れ2,480円/6×3切れ=1,240円とそこそこのランチを食べに行ったくらいの値段がかかります。昼食代にして実に2週間は食べていける計算、お話になりません。
丑は牛の日
ダジャレじゃねえか
土用は土曜とは全く関係ないですが、丑の日の丑は牛なのでむしろ牛肉を食べた方が理に適っていると言えなくもないのです。ただ日本に食べる習慣がなかっただけ。
ただ、牛肉も昨今高くてうなぎほどでなくてもそこそこの値段がしますので、なかなか手が出ません。
なら豚で
庶民の味方と言えばやはり牛より豚でしょう。豚肉は牛肉よりビタミンAやB、ミネラルや鉄分なども豊富に含んでいるので、栄養価の面でもよりなんちゃってうなぎポジションに近いと言えます。
ただ、うちの母ちゃんは豚肉が嫌いなので論外なんです。
端から話にならんやん☆
うなぎまぶし
この立派なフォルム、誰もがひれ伏す威厳ある姿をしています。勿論値段も一級品。
要は一尾で買うから高いのです。カステラでもなんでもきれっぱしを買ってきたら安く上がるはずという訳で次に目を付けたのがうなぎめし。
要は炊き込みご飯の素です、これなら程よくウナギを食しながらお値段も安価に抑えることが可能。所詮うなぎの味はタレなのです。
あなたの舌がバカなだけよ☆
うなぎっぽいもの
うなぎの形は重要
という言っている事のわからない母ちゃんに、うなぎめしも華麗にガン無視された中、見つけてきたのが、これ。
形状、食感、味のどれをとっても土用丑にふさわしい一品と言えます。正に蟹とかにかまぼこの違い位のクオリティと言えましょうか。
間違えるほどではないけどね、それ☆
うなぎ用のたれもついているので、何食わぬ顔でこれをうなぎとして出したらええかなと考えています。
まとめ
今回は以上です。
お金が無尽蔵にわいてくる財布でもあれば特段こんな事を考える必要もないんですが、残念ながら沸くどころか勝手に何故か減っていく我が家の財布では、早々うなぎなど食べる訳にもいきいきません。皆さんもこういうアイデアメニューで以て土用丑の日という日を乗り切って下さい。