今回は高知にあるお宿『土佐佐賀温泉 こぶしの里』のご紹介です。
高知の中心街から西へ更に車を走らせた先にあるこの場所は、清流で知られる四万十川流域へのアクセスも良く、高知西部を散策する拠点に最適。
では、今回はそんな『土佐佐賀温泉 こぶしの里』のレポートです。
施設概要
このお宿があるのは、高知県幡多郡。はたた、またははただと読みたくなりますが、正解は『はたぐん』です。地図上で見ると海岸線沿いのように見えそうなんですが、実際走ってみるとむしろ山合いの温泉と言った方がしっくりする感じ。
旅館というよりは、外湯の温泉施設というのが位置付けとしては正しく、一階は一般客と施設を共有する形になっていて、宿泊客は自室を使う時だけ二階の宿泊スペースに引き籠るという訳です。
お部屋
館内もそうですが、このお宿はかなり綺麗な印象を受けます。お部屋は二間続きで、そこまでの広さはありませんが、家族四人(大人2、子人2)で利用する分には十分。
お土産処
施設を巡る上で、本来なら一番最後になろうお土産処ですが、カテゴリ的に持って行く先がなかったので、ここでご紹介です。
やっぱり高知だけあって、鰹を中心とした魚介系のものが取り揃えられています。
食事
当ブログでも何度か紹介している通り、やはり宿泊施設の良し悪しを考察する上で重要なのは
風呂と飯
夕食
まずは、豪華さと後は寝るだけ、しかもお酒も飲めるとあってはやはり夕食を重視せざるを得ません。
バーン!!
という陳腐な擬音語は安っぽく見られますので、控えましょう☆
でも、皿鉢料理は毎回見る毎に一番似合う表現はやっぱりこれなんです。
コースにしろ、懐石にしろ量的にはそこまでの違いは出ないですが、殊皿鉢料理ほど初見のインパクトに全力を注いでいる料理は中々ないでしょう。
あとそこに地元窪川米で育てられた豚肉の陶板焼きが付いてきます。
そこそこ手加減なしで逝った感じの焼き鯖寿司。当然ですが、焦げの若干の苦みはあるものの、その分香ばしさは倍化。
所謂『うちわ海老』と言うやつです。僕自身も某よゐこの濱口が海で捕ってきた魚介類を食べる番組でたまに見るくらいで実物を見る、食べるは初めて。
青のりの天ぷら。流通量と新鮮さの関係上、この天ぷらが食べられるのは多分こういう海沿いの街だけでしょう。噛んだ瞬間、海苔の香りがふわっと広がる感じがビールにも日本酒にも合う感じ。
高知と言えば鰹ですが、珍しい貝類が色々と食べられるのも魅力の一つ。これは、そんなあんまり見かけない貝類の一つ『チャンバラ貝』。こりこりとした食感と、貝から染み出すエキスは手が止まらなくなります。
語るまでもない鰹たたきです。
もう一つの楽しみ、お酒。高知自慢の地酒は結構沢山あって、どれを呑むか真剣に迷うところです。そういう人はやはり多いのでしょう。『利き酒セット』というちょっと少ない代わりに3つ用意されています、的なセットが用意されています。
今回は文佳人、おりがらみ、しらぎくをチョイス。
この量にこの美味しさ
タッパ二つくらい欲しくなります
新鮮さが伴ってこそ美味しさが十分に発揮されるんやで☆
朝食
朝食って大事ですよね。朝の活力とか、元気の源とかそういうスピリチュアル的な話をしているんではなく
スピリチュアルの解釈、間違ってない?
朝食って難しいんですよね、めちゃくちゃ量を出したり濃いっ濃いものを出されても
朝から食えるかこんなもん
となるし、さりとて手を抜いた感じに出くわすと最後の最後でがっかり感が半端ない。
ただおっさんがわがままなだけかもしれませんが☆
前置きが長くなりましたが、朝食はこんな感じ。
朝から刺身か!
と見せかけて、これは鯛めしにしても卵ご飯にしても良しという事でした。
こんな贅沢な卵かけご飯中々ないですよね。
さつま揚げと干物のいろり焼き?香ばしい焼ける香りが朝に丁度いい感じ。
風呂
宿泊施設のもう一つの楽しみである風呂ですが、この施設については信頼感は抜群。
何故ならここは、日帰り入浴施設+温泉、唯一の難点は週末などの利用は一般客と被ってしまい、ゆっくりできないかもと言う点ですが、施設は十分に広く、また21:00以降は宿泊客のみに開放される仕様の為、ゆっくりと温泉を楽しむ事が可能です。
アクセス
- 住 所:〒789-1703 高知県幡多郡黒潮町拳ノ川2161
- 駐車場:あり。
高知県幡多郡『窪川佐賀道路(片坂バイパス)』を南へ終点後すぐ。
まとめ
今回はこれで以上です。
僕も改めて痛感しましたが、高知は広くて当初足摺⇒高知市内⇒室戸へ向かいつつ途中四万十川を眺めながらなんてプランを組んでいたんですが
馬鹿じゃね?
ってくらい長い行程になります。近畿以東から2泊~で足摺または四万十へ抜けるなら、中間点として宿を取るのに最適な場所でした。
温泉も気持ちよく、皿鉢料理はおいしくてかなり満足した宿泊になりました。