今日はお酒のアテ『しまらっきょう』のご紹介です。
らっきょうと聞けば、馴染みが深い人も多いかと思います。
カレー食べるのにらっきょうないと食えるか?!
という人も多いのではないでしょうか。
僕はそもそもらっきょう嫌いなので、全くそんな人の言い分はわかりませんが
じゃあ触れんでいいよね??
そういう人多いですよね~というお話です。
今回はそんなカレーのおともに欠かせないらっきょうとはまたちょっと違うしまらっきょうのご紹介です。
しまらっきょうって何?
いや、そもそも何やねんそれ?という人もさることながら
らっきょうって何だろう??
という人も多いかもしれません。
らっきょうも島らっきょうもそもそもは原産地中国でねぎの仲間です。ネギが葉も茎も食べるのに対し、らっきょうで主に食べるのはこの膨らんだ部分。これは根じゃなくて鱗茎、つまり茎に属する部分なんだとか。
日本でなじみのあるらっきょうの産地といえば鳥取県が有名で、メジャーな食べ方としては甘酢漬けや醤油漬け。カレーのお供として出てくるのもこちらがおなじみです。
対する島らっきょうといえば沖縄のご当地フードとして僕の中では欠かすことのできないものの一つで、代表的な食べ方はてんぷら、勿論そのまま切って皮剝いて食べることも可能です。
あ・な・た・だ・け☆
味は辛みがあってちょうどらっきょうというよりネギに感覚は近いかもしれませんが、この辛味がお酒のつまみとしては絶妙で、噛む⇒辛い⇒酒を飲む⇒また食べたくなる⇒噛むの無限リンクを見事完成させてくれる優れものです。
作ってみよう・食べてみよう
作ると言ってもシンプルな塩ゆででも食べられるので、何をするという程でもないんですが、何を作るにもネックになるのが下処理。茎の先の部分を切って、外側の皮を剝く。言葉にするとこれだけなんですが、割と大変です。
剝いたら塩水に半日晒して完了。買ってきた時は土まみれですが、中身はこんなつるんとしたフォーム。
あとはこれを天ぷらでもパスタでも使用すれば良いだけ。
そのままで
勿論、そのまま醤油掛けただけでも食べることが可能です。鰹節掛けても良いんですが、今回は漁師のふりかけを掛けてみました、北〇道市とかで見かけるあれです。
味はネギ、感触玉ねぎ。シャキシャキした食感は噛めば噛むほどに味わいと香りが強くなります。
ちょっと辛味は強いので、ちょっとずつ食べましょう。でもそれが美味しいんです。辛味に負けないような強いのか、味をしっかりと感じられるものがいいですね、だから沖縄になじむんでしょうか、泡盛と一緒に食べるのもGOOD。
因みに以前沖縄旅行に行った際、滞在中はこの島らっきょうと泡盛、島ぶどうとグルクンをひたっすら食べてたんですが、もれなく一時間で泥酔して寝ることが出来ました。
迷惑なおっさんやな☆
当時はまだ若かったんです。
流石に泡盛をセットで、とお勧めする訳にもいかないので日本酒ならこれですかね。
やみつき〇〇風に
辛いのきら~い
ええ年こいてきもいわよ☆
いや、僕じゃなくてそういう人もいるかなと。
泥酔してしまえば飲んでいれば辛味も旨味も訳わからんくなるんですが、やはり食べ始めの辛さは苦手にする人もいるかもしれません。天ぷらや炒め物にしても辛味は和らぎますが、個人的にシャキシャキした食感も捨てがたいので、やみつききゅうりとかやみつきキャベツ風に。
ジップロックにごま油とだしパック、それに味付けの好きなものをまとめて入れます。
今回はごま油切らしていたのでオリーブオイル、白だしを入れてみました。
これをしっかりもみ込んだあと、馴染ませて一晩おいたら完成。
食感は失われず、辛味が消えて代わりに白だしの風味と味がしっかりと浸透して僕はこっちの方が好きです。『辛味が消えて』とはいうものの、舌の端に感じる程度には残るので、辛いの好きな人もそれなりに満足してくれると思います。これでも辛さがきついという方は、そもそもしまらっきょう向いてません、残念ながら諦めて下さい。
ここまで解説しておいてさじ投げるとか。。。
冗談です、天ぷらとか火を通したものなら更に辛さは抑えられます。
合うお酒はさっきの玉乃光でも全然オッケーなんですが、これとか。
伊賀のお酒ですが、しっかりとした味わいは濃いつまみにも負けません。
まとめ
今回はこれで以上です。
しまらっきょうは沖縄に行かない限りあんまり見かける事もありませんが、最近は各地に沖縄料理のお店もできたので、割と食べやすくなりました。
なので、食べたことのない方は一度まずそっちでご賞味あれ。そして気に入った方は是非現地で味わって下さい、理由は二つ。一つはやっぱり一番合うのは泡盛やって事、口の中がばかになりながら飲んでしまらっきょう、あれ最高です。
半分くらい覚えてないやん☆
もう一つとしては、今回偶然スーパーで見つけたんですが、大体グラム400~500円と言ったところでした。空輸・海運のせいなのか現地のおばあのせいなのか、現地の流通相場はキロ1,000円。まあそういうおばあちゃんがいたっていう話ですが。だいぶ前なので現在はどうかわからないですが、当時、生産者のおばあたちからは一切商売っ気を感じなかったので、概ね変わっていない気がします。