今回のお題は、味も食感も独特の『アイスプラント』。
『アイスプラント』何だか中二病っぽいネーミングですが、れっきとした野菜です。
ぜんっぜん分からない感覚だわ☆
何か響きが。
別名『ソルトリーフ』とも言って、その特徴は食感と味。この野菜、塩も振っていないのに塩味。何か不思議な野菜で、食感も何だか他のどんな食べ物とも違う感じなんですが、今回こちらをご紹介。
アイスプラントって?
そもそも何ぞやと言ったところですが、野菜です。
うん、わかるよ(馬鹿にすんな)☆
いや、名前の響きだけやと微妙かなと。見ての通り緑色の、一見何の変哲もない兎の餌綺麗なシルエットをした野菜なんですが、よ~く見てみると、葉や茎の表面にぶつぶつ。
つぶつぶっていいなはれ☆
だいたい同じ意味やと思います。
このつぶつぶが氷(アイス)のように見えるからアイスプラント(氷+植物)、他にもソルトリーフ、クリスタルリーフ、雫菜など色んな呼ばれ方をしていますが、総じて何だかかっこいい。中二病心がすこぶるくすぐられる感がします。
そんな姿形も名前も『伝説の〇〇』的な響きのあるアイスプラントですが、この見た目だけならただの珍しい野菜シリーズで終わってしまうところ。
実はかなり栄養価が高いそうです。
アイスプラントは土壌の成分を吸い込んで蓄えるんだとか。
このぷちぷちはその栄養素がいっぱい詰まった証だそうなので、気持ち悪いから洗い流そうとか間違っても思わないで下さい。土壌から吸い上げた栄養素にはカリウムやマグネシウムなどのミネラルがたっぷりで、特にカリウム含有量の高さは高く評価されていて、高血圧やむくみに効果てき面なんだとか。
βカロチンも豊富で老化防止やがん予防、他の食べ物ではあまり見られないミオイノシトールというビタミンは別名高脂肪肝ビタミン、生活習慣病や血糖値低下に効果があると言われています。
これら効能にピンと来た方、多分あまりご自愛なさってない方とお見受けします。
読めば読むほどあんた向けの野菜やけどな☆
食べやすくて栄養満点、お酒飲む・味濃いもの好き・肉は余ってる、そんな人にうってつけの野菜と言えます。
食べてみよう
食べ方といっても元が葉野菜なので、さっと洗うだけで食べる事が出来ます。その特徴は味付けなしでも既についている塩味とその噛んだ時の独特な食感。これがこのアイスプラント最大のおいしさの象徴なので、逆に調理過程で損なっては何の面白みもないただの葉っぱになってしまう為、煮込み料理などには不適。
そのまま食べる
という訳で、まずはさっと水洗いだけで食べてみます。
この時点で要らん事せんでも既に美味しい。食感が独特って何度も書いてきましたけど、ほんとに独特なんです。他に類似するものが全然見当たらない。敢えて言うなら瑞々しいスナック菓子でしょうか。
意味が解らん☆
自分で言うててもそう思う。
薄い塩味といい、シャクシャクっとした歯触りと言い、そのまま食べるのが一番すっきりして食べやすいかもしれません。
ちょっとかけてみよう
そのまま食べても全然美味しく瑞々しく食べることが出来るアイスプラントなんですが、敢えて一つ上げるとすれば口の奥に微かに残る青臭い感じ。個人的にちょっと苦手だったりもします。
そこで手を加えるのはあくまで最低限にして液体調味料で味付け。もみ込むとぱりぱりした触感が死ぬので、ジップロックに詰めてもまずに振る感じで。今回はめんつゆに漬けてみました。
繊維をつぶさなければ食感が失われる事はありません、そして青臭さは完全にカット。
あんまり調理はしない方が。。
限界まで攻めてみるのがこのブログです。まず生ハムで巻いてみます。
何だか綺麗な仕上がりになりました。
アイスプラントのシャクっとした食感と生ハムの塩っ気が程よくて、おつまみに丁度いい感じ。
次は類似した触感がきっと合うはずとベーコンを巻いてみます。
思ったほどカリっとベーコンが仕上がらなかったんですが、まあまあ美味しい。
思ってた以上にベーコンの味しかしないんですが。
それ失敗なんちゃう?
食べれない事はなかったので、失敗まではいかないかと。
まとめ
アイスプラントはブームに乗って突然メジャーになりましたが、とても美味しい野菜です。生でそのまんま、で既に美味しくて逆に変に手を加えるほうが本来の持ち味がなくなってしまいます。食べ方の基本はやはり野菜スティック。セロリとかニンジンとか大根とかを冷やしたあれと同じくくりです。
なので合うのはどちらかと言うと洋酒かなと推察します。日本酒と合わせたいという方はにごりほど甘くないこれ。
野菜のシャキシャキ感とは全く違う、けど確かに瑞々しい食感のアイスプラント、まだ食べたことのないって人は一度試してみて下さい。