世の中ラーメンは色んな種類があります、醤油、味噌、塩は言うまでもなく、カレーや魚介、トマトラーメンなどなどバリエーションの拡がりは最近目覚ましいものがあります。
僕も個人的にラーメンは好きなので年間100食は少なくとも食している自称ラーメン通の一員と自負してきたつもりでしたが、今回井の中のう〇こやという事をつくづく思い知らされたのが今回ご紹介するラーメン屋『ラーメン大』です。
音に聞く機会はあったものの、実際に体験する事無く狭いラーメン人生を生きてきた中、初めて出くわしたあの怪物『次郎系』ラーメン店です。
京都にも数多大学があり、えてしてその大学に寄りそう様に学生街というものが形成されるわけですが、今回のこの店は龍谷大学の学生街ともいうべき京阪線でいう藤森⇔深草の界隈にあります。
入店後は何をおいてもまず食券を買う事になり、醤油ラーメン、塩ラーメンと名前だけ見ればオーソドックスなラーメン屋のようにも見えてきます。今回は醤油ラーメンをチョイス。問題はこの後。『説明書はよく読みましょう。』
ラーメンオーダー時のルールブックの様なものが店内に設置、何でしょうかこのかき氷のような山の画像は。
世の中の次郎系と呼ばれるラーメンに共通するもの、それがこの画像に体現されています。このもやしタワー。さながら日本む〇し話に出てくる白飯のようにうず高く積み上げられているもの、これ全部もやしです。
この時まではシステムもよく分からず
どうせ大したことないんやろσ(・・ ̄ )
そんな緩い心構え、当時の僕に後ろ回し蹴りを食らわせてやりたい。メニューをろくに見ない僕は真ん中に
味濃いめ、油多め、野菜増し。
僕の考えなしの発声に店主が一言『食べ残しは追加料金ですよ』。危険を察知した僕はすかさず『多め』を再選択、、したのですが。。。
出てきたのはまんが日本昔話でよく見るご飯みたいなこの姿。正に威風堂々。
唖然としながらも昼休みに限りはあるので、食べ進めるしかありません。
ヘタな取り方をすれば途端に零れ落ちそうなもやしの山を崩す、こぼれそうなところをすかさずレンゲで補強、なかなか初心者には敷居の高いテクニックが要求されます。
ひたすらにもやし、もやしもやし。ラーメンを食べに来たはずなのに、まだ一本の麺すら啜る事すらできません。さながら山を登っているのか金山を掘っているのか、麺を掘り当てる意味では金山濠の方が合っているのかもしれないです。
味に飽きてくるもやしにラーメンタレをかけたり酢を足したりしながらもやしとの格闘5分、麺にたどり着いた時にはもう生気の半分は失われていました。
完食しましたよ、ええ勿論、ただ午後からの業務に多大な支障を被った事は否めません。
味は、いわゆる次郎系というのでしょうか、背脂醤油太麺、濃さは好みで調節可能なのでここのネックは何より量です、次郎系初心者の方は僕のようにならないように。
博多の面の固さと並びは同じです。やわ<普通<かた<バリカタ<はりがねの如く、普通の鎮座するポジションは右から二番目、本来ちょい少な目位の位置にいます。目測を誤りますのでそこら辺も注意。
- 営業時間:10時00分~14時00分
- 定休日:火曜日
- 駐車場:なし
- 住 所:〒612-0024 京都府京都市伏見区 深草野田町17-2 シティーハイツベルジュール103