今回は右京区に出来たラーメン屋『ラーメン荘地球規模で考えろソラ』のご紹介です。
ラーメン荘地球規模で考えろ、何だか哲学的な響きすらある店名のラーメン屋ですが、『ラーメン荘』グループは京都一のラーメン激戦区一乗寺発祥と言われるラーメン屋で、その特徴はどか盛、つまり関東でいう二郎系。そのフォルムは関西で二郎系に影響を受け、関西の二郎系の火付け役になったともいわれる名店の一つです。
では、個人的に胃が余り丈夫やないので、今までトライする事を無意識に避けてきたお店、ラーメン荘地球規模で考えろさんにお邪魔します。
店舗概要
今回の地球規模で考えろソラは右京区にあります。丁度イオンモール京都五条の北西側の並びにあって、ここら辺は何故か小さめの飲食店が連なる一帯で、その内の一店という訳です。お店の周辺に近づくと何か違和感を感じます、そう外にいても感じられる威圧感、それほどに存在感を放つこのお店
とんこつ臭漏れてるだけやない?
それもあります。人気店やのに一見して行列ができていない、それが逆に異様にも見える外観ですが、順番待ちは全て店内にて完結。ずらりと厨房を囲む10数席のカウンターの後ろには待ち用に用意された丸椅子が完備。雨の日にも安心して待つことが出来る配慮は、食べに行った日でもそうですが、日常的に待ちが発生している事が伺えます。
作法(オーダー方式)メニュー・味、ほか感想など
メニュー
メニューです、食券制。大きく分けて4種、普通のラーメン、豚、豚ダブル、それに汁なし。一番気になるのはやはりこの『Tシャツ』ですが、1,500円出して普通にTシャツ出てきて食べれない事態に陥るリスクを勘案して今回は触れない事にしました。
オーダーの時点で大:400g、中(並):300gはチョイス可能ですが、小やそれより少なく頼む事も可能、券売機に付属している洗濯ばさみで食券を挟めば、小にしても料金は変わらないものの、少なくオーダーする事は全く問題ないようです。
作法
割とメジャーなお話なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、この二郎系と呼ばれるお店には自分のラーメンの好みを独特の符丁でお店側に伝える方式がとられます。
まず、自分の席が確保される段になりましたら、この食券をお店側に提示。
席に案内され、麺が茹で上がり、自分に提供される段になると『ニンニクどうされますか』と聞かれます。
僕の様に『ニンニク入れて下さい』と答えてしまうともうその日は初心者の烙印を押されてしまう事になります。
野菜(ほぼもやし)
ニンニク(刻んだ、というよりオロシたに近いニンニク)
アブラ(上からかけるアブラトッピングの追加分)
カラメ(スープのカエシの事?)
これを増減を表す少な目or増しと言う言葉と組み合わせ謳いあげるように伝えます。
一例として隣の人が謳いあげた一節がこれ。
『ヤサイマシ、ニンニクマシマシ、アブラチョイマシ、カラメマシ』
細かく違う点もあるかもしれませんし、知らない人は『全部普通』でも恐らく全く問題ないんですが、知らないとオーダーのテンポが遅れ『お、おぅ(´д`))』みたいな感じになり、店内に微妙な空気が流れます。
味・食べた感想
という訳で、曲がりなりにも僕が伝えたオーダーは
『ヤサイフツウ、ニンニクフツウ、アブラチョイマシ、カラメフツウ』
やった訳ですが、出てきた結果がこれ。
ほぼ全部普通って言うたのに?!
普通が麺300gの時点でそれに見合う量の肉や野菜が付いてきた結果がこれ。くれぐれも初見の方は、並=300gは麺以外にもいろいろついてくる点を忘れないでオーダーしましょう。
さて、味ですが基本コンセプトは豚骨醤油です。二郎系に共通する太麺と言う点も同じ。唐辛子みたいな粉がかかっていますが、それほど辛さを感じる事もなく食べやすいラーメンと言えます。量を除けば。
アブラは既にある程度かかっているので、食べ進めるうちにかけたらよし。というか、量の関係上、味に変化を付けないとどうしても食べる事に飽きが来ます。
まず麺までたどり着かない、野菜について注文を全く付けていない僕のでも麺に辿り着くのに時間がかかる訳で、『ヤサイマシ』で頼んだ隣の人は10分位野菜ばっかり食べてました。とはいえ麺のみ、ご飯が付いている訳でもないので、300g位なら食べきる事は十分に可能なので恐れずに挑戦しましょう。
帰りに太田胃散買うのを忘れないようにしましょうね☆
アクセス
- 営業時間:11時00分~15時00分、18時00分~0時00分(日曜のみ~22時00分)
- 定休日:月曜日
- 駐車場:なし
- 住 所:〒615-0035 京都府京都市右京区西院追分町11−3
イオンモール京都五条北西側裏。駐車場無し
まとめ
今回はこれで以上です。
僕の挑戦は所詮並の300gでした、このお店のボリュームとしては極めて普通の量をオーダーしたと言えます。上に大400g、豚ダブル、更には野菜ましまで考え合わせると、まだまだ上を見る事は可能です。
大食いまたは、思う存分食べたい時に注意する点としては、どうしても麺の量に目が行きがちなところですが、敢えて野菜を気にするようにしましょう。麺って意外と少々多くても結構食べる事が可能なんですが、野菜は露骨にお腹に溜まります。
初見からうっかり『ヤサイマシマシ』の呪文を唱えようものなら大抵残すことになります、マシの割増料金がない分食べきるのが暗黙のルールの様なので、尚の事自分で食べられる量を見極めた上でオーダーする事をお勧めします。