最近の暑さは度を超えていて老体にはかなり堪えます。神社・寺に参拝すれば一礼の度に汗がぼたぼたと滴り落ち、その汗すら一瞬で乾く程に拝殿前は熱されていて、古墳巡りをすれば汗がとめどなく流れ、汗が渇いてシャツから塩を吹いたりと、もう異常としか言いようがありません。
ですが、僕のライフワークの中で暑さにより最も弊害を受けているのがラーメン探訪と言えます。暑い中熱いものを食べ、熱いスープを飲み干す。傍から見れば変態か感覚がマヒしているかの二択にしか見えない事でしょう。
多分前者です☆
そんな中最近しばしばみられるのが冷やし系メニュー。冷やし中華は昔からある定番メニューですが、それ以外にも色々なメニューが出ています。
そんな邪道なもん食えるか?!
と言下に否定することなくチャレンジしてみましょう、今回はリンガーハットさんにお邪魔します。
リンガーハット
今やショッピングモール(主にフードコート)の麺類コーナーの定番となった、長崎ちゃんぽんの一大チェーンです。
食べた事はなくとも一度も目にしたことがないという人は居ないんじゃないかと言う程に全国に進出し、その店舗数は脅威の国内外で合計650店舗(2017年4月時点)。何故かハブられた福井県以外の46都道府県と海外に11店舗を構えるショッピングモール3軒巡れば大体1軒に入居している、そんな定番となったお店です。
人口・入居施設共に問題ない都市だと思うんですが、何故か今現在も福井県だけ出店はありません。逆に何故ないのか気になる処です☆
特徴は店名に『長崎ちゃんぽんリンガーハット』とある通り、ちゃんぽん麺。それもこだわりの契約農家から仕入れた野菜たっぷりちゃんぽん麺はちょっと野菜足りひんな~の欲求を余すところなく満たしてくれる一品です。
長崎ちゃんぽんって葉野菜やコーン、かまぼこなどの具が盛沢山で色鮮やかなイメージがありますが、リンガーハットのちゃんぽんは野菜の色自体も鮮やかで食欲をそそる見た目も重視しているのが特徴的ですね☆
元々の母体は今もあるとんかつ専門店『浜かつ』があって、そこの系列会社としてリンガーハットは出発したんだとか。1974年に店舗展開を開始し、1987年には大阪証券取引所に上場、リーマンショックの際には営業収益の激減による窮地に立たされたんだとか。そこで、大幅な独立店舗の閉鎖を推し進め、代わりにショッピングモール入居店舗を急拡大させる経営戦略にシフト、これが功を奏して業績は回復。現在はリンガーハットジャパン株式会社として独立して順調な成長を遂げているという結構な苦労人会社だという事、その際の奮闘記は『カンブリア宮殿(だったと思う)』などでも取り上げられたほどです。
メニュー・味
メニューです、多少店舗によってばらつきがあるかもしれませんが、ちゃんぽん麺・皿うどんに特化したメニューに色々とセットメニューが揃えられているファミリー客にとって使い勝手の良い仕様になっています。
ラーメン業界全体がインフレする最中、ちゃんぽん麺、皿うどんとも税込み600円台で食べられるのはかなり良心的。今回はこれら定番メニューも捨てがたいところですが、この冷やしちゃんぽんをご紹介。
特筆すべきはこのコストパフォーマンの良さにあると言えるでしょう。もう一つの看板メニューの餃子とセットで690円(税込み745円)。この驚きは胡散臭いテレビショッピングチックになってしまう位の衝撃です。
自覚はあったんやね☆
味付けは冷たいちゃんぽんと言うよりはほんのり酸味の香る冷やし中華に寄せた感じにまとめられています。シャキシャキした野菜も健在、正に『ラーメン食べたいけど暑いな』に余すところなく呼応するメニューと言えるでしょう。
まとめ
今回はこれで以上です。
暑い日にこそ思いっきり汗を掻きながら熱いラーメンをすする事こそ至高と言う考え方もありなんですが、最早この暑さの中ではラーメンの味変わる位汗が流れ出てしまう為、最悪冷房効いた室内で熱中症とかいう可能性もなくはありません。
皆そうなる前にラーメンを食べる選択を外すんやけどね☆
たまにこういった変わり種のラーメンに挑戦してみるのもありかと思います。
ストレートも間に挟むチェンジアップのお陰で一層早く見せられるという訳です。
高校野球見てて言いたくなっただけよねその話☆
どこ行っても食べられる手軽さの反面、いつでも食べられるから今回はいいや的な感覚で見送られる事も多いリンガーハットですが、ひんやりメニューを食べたい、そんな時に冷やしちゃんぽんお勧めです。