注目キーワード

華やぎは京都随一『伏見桃山~中書島』

Pocket

今回は伏見桃山駅~中書島駅をぷらぷらっと歩くお散歩コーナーです。

konoha
どこそれ?

まずそこら辺の疑問から始まると思いますが、食に華に歴史にと、これを読み終わる頃には、きっと行きたくなるような魅力的な街なので、今回はこちらをご紹介します。

f:id:aoi0730kanon0930:20190408212927j:plain

伏見って?

伏見桃山というのは京都市伏見区の南一帯を指します。電鉄の駅でいうと、京阪中書島駅~伏見桃山駅の中間辺りに位置し、伏見=酒蔵の町というのは、黄桜や月桂冠のお陰で有名ですが、他にも歴史の町としても、絶景の町としても魅力的な地域です。

歴史の町伏見

古くから水陸輸送の要衝として発展を遂げた伏見ですが、その歴史は豊臣家の時代まで遡ります。伏見城を中心とした街作りを目指す豊臣秀吉は、伏見の河川改良を行うなどで水陸の交通・輸送などの流通をこの伏見に集中させるよう設計します。

konoha
大阪城も太閤堤もそうですが、秀吉公は地形を変えても発展の為に施設整備に当たる点が特徴的ですね☆

豊臣家が絶え、徳川の世の中になってからも水上輸送としてだけでなく、街道も整備され、陸路としての起点も担うようになります。
さらに参勤交代制度が始まると、西国大名はすぐに目通りが出来るとも限らず、その間伏見で逗留を余儀なくされるというのが通例で、その影響から伏見は宿場町としても発展を遂げます。坂本龍馬襲撃事件で知られる寺田屋なんかも、宿場町伏見を象徴する一つです。
そんな多くの人が集まる伏見には色々な歴史も積み重なっていきます。その中でも有名なのが『坂本龍馬襲撃事件』と『鳥羽伏見の戦い』です。

寺田屋事件

幕末、宿場町として栄えていた京都伏見の旅籠『寺田屋』ここに薩長同盟締結の立役者坂本龍馬が宿泊しているという情報を掴んだ伏見奉行所は早速捕り方を寺田屋に向かわせます。お龍さんのいち早い敵襲察知、高杉晋作から貰っていた拳銃、ボディガードとして同行していた三吉慎蔵の槍捌きによって、命からがら薩摩藩邸に庇護を求めたという事件です。現在は博物館として開放されています。

f:id:aoi0730kanon0930:20190408232030j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20190408232035j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20190408232037j:plain

この寺田屋は鳥羽伏見の戦いで一度罹災してしまった為、後に再建されたものという事です。

鳥羽・伏見の戦い(戊辰戦争)

薩長同盟が倒幕の起爆剤となった事件なら、倒幕の戦争の発端もこの伏見で勃発しました。薩摩・長州を中心とした倒幕軍と京都守護の任を帯びた会津・桑名による激戦地の一つがこの伏見、現在も残る御香宮神社の辺りです。
数で勝る旧幕府軍は奇襲をかけられ、混乱したことに加え狭い住宅密集地に攻めあぐね、敗走を重ねます。伏見にはその激戦を物語る石碑が各所に立てられています。

f:id:aoi0730kanon0930:20190408234308j:plain

酒蔵の町伏見

伏見桃山は元々から酒蔵の町だったと言われています、その歴史たるや日本最古の5世紀とも、もっと前とも言う説があります。その歩みも日本にお酒の技術をもたらした渡来人秦氏から学び、平安時代には造酒司(都お抱えの杜氏さんのようなもの)から影響を受けたりと着実に歩みを止めることなく進化し続けてきたそうです。

関連記事

今回は京都五社巡りの一社『松尾大社』のご紹介です。 『京都府民は清水寺行かない』まあいく人はいくし僕自身二寧坂とかの雰囲気も好きなんですが、主旨としては『近すぎる名所って逆に行かないよね~』と言うことなのかなと思います。 k[…]

一時伊丹の酒蔵に圧され、衰退した時期もありましたが、明治に入り東海道に鉄道網が敷かれると、再び息を吹き返した伏見のメーカーは、東京への進出を始め、今日の酒蔵の町伏見の発展があるという訳です。
現在も月桂冠、黄桜、玉乃光など全国区で名の知れた酒造メーカーが軒を連ねていて、酒蔵巡りは伏見で最もポピュラーな観光地となっています。

関連記事

今回ご紹介するのは伏見の酒蔵を代表する酒造メーカーの一つ『黄桜』の居酒屋兼直売店『黄桜酒場』です。 京都の伏見と言えば、全国区で有名な酒蔵が立ち並び、月桂冠や今回の黄桜などをはじめ様々な酒造メーカーが軒を連ねる一方、数年前からの坂本龍馬ブ[…]

十石舟・三十石船と伏見みなと公園

港町として発展を続けた伏見の町ですが、その水路の要として機能したのが宇治川の流路改修工事によって作られた派流です。この派流沿いには問屋、宿屋などがこぞって建てられました。今もその名残を思わせる歴史ある建物がそのまま残されていますが、河川沿いそのものは公園として整備され、地元や観光客でいつも賑わっています。
桜が綺麗で、『伏見みなと公園』を中心に東西100m程拡がる桜並木は川を覆いつくさんばかりに花が舞い、正に絶景と呼ぶにふさわしい光景が眼下に広がります。

f:id:aoi0730kanon0930:20190408224431j:plain

かつて水路の輸送手段として活躍していた十石舟・三十石船ですが、今は観光船として乗船が可能です。

f:id:aoi0730kanon0930:20190408235943j:plain川べりから眺める桜も見事ですが、船上から見上げる桜のトンネルはまた違った魅力があります。こちらの桜並木は後日画像集としてまとめて別にアップしますので、そちらもぜひご覧ください。

関連記事

伏見みなと公園の桜です。 丁度満開を迎えた晴天の日に恵まれたので、良い画がたくさん撮れましたので、まとめてUPします。 […]

ここまで見ごたえのある桜並木は数多く桜の名所を抱える京都と言えど、早々見れるものじゃありません。

アクセス

京阪電鉄『中書島』駅、徒歩5分。

まとめ

今回はこれで以上です。
伏見と言えば何となくお酒っていうイメージ以外特になかった方には特に一度お越しいただきたい街です。酒蔵は勿論ですが、歴史散策に、桜鑑賞にと、伏見には魅力が溢れています。

NO IMAGE

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております! 日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。