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祇園祭発祥の『八坂神社』

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今回ご紹介するのは京都市を代表する神社『八坂神社』のご紹介です。
京都は四条通東の終点にある神社で祇園界隈の神社である事から祇園さんと呼ばれ、平安京守護の五社の一つで、神社の東には京都を代表する桜の名所の丸山公園があり、と色んな意味で有名な京都を代表する神社の一社です。
では、八坂神社に一礼。

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神社概要

京都市の繁華街木屋町~祇園界隈へ四条通をまっすぐ東へ。その終点にある立派な御門、それが八坂神社の入口です。以前から観光客は多かったものの、外人観光客の急増を受け、写真をご覧の通り平日・休日を問わず参拝客でごった返しています。

御由緒

ご創建については諸説あるものの、656年高麗からの使節伊利之(いりし)が素戔嗚尊をこの地に奉斎したのが最も古く、有力な説とされています。太古の神社において神仏分離は明確にされておらず、感神院または祇園社と称される寺とも神社ともとれる扱いだったようです。

平安時代の神仏習合に限らず、この時代から明治時代の神仏分離政策に至るまで神社と寺、その境界線は今と違って、結構曖昧やったようです☆

この神社が隆盛するのは877年疫病の流行にについて占いによれば東南の神の祟りとされたんだとか。その為各社で鎮める祈祷などが執り行われたものの効果なし、そこで再度占いによれば東山の祠が原因と分かり、勅使を派遣します。すると疫病はぴたりとやみます。この一件で祇園社の評判は一気に広まり879年には陽成天皇によって新領地が寄進されこの神社は経済面でゆるぎない地盤を得る事となります。

この疫病などの災厄除けに営まれたのが祇園祭の興りという訳です☆

平安時代には藤原氏、武家では平清盛、源頼朝から徳川家など多くの権力者からの信仰を集め、社殿の造営や神宝の奉納などを受ける事となります。
明治時代に入り、神仏分離政策により明治4年改めて『八坂神社』と改名されて現在に至るという訳です。

ご祭神・ご利益

この神社の御祭神は三柱。
 ・素戔嗚尊
 ・櫛稲田姫命
 ・八柱御子神
三柱と言っても、八柱御子神というのは、素戔嗚尊の子供とされる神様8柱(八島篠見神、五十猛神、大屋比売神、抓津比売神、大年神、宇迦之御魂神、大屋毘古神、須勢理毘売命)の総称の為、総勢10柱の神様を祀っているとも言えます。
この神社のご利益は元々牛頭山の牛頭天王をお祀りしていたお社である事から、その御神徳、疫病除け、厄除け。またこの神社には多くの境内社が構えられていて、そのそれぞれがユニークなご利益が期待できます。
また、境内自体が京都でも有数のパワースポットとされています、細かい事は考えず、京都観光ならまず観光のスケジュールには必ず入れておくことをお勧めします。

解・説・雑・よ☆

境内散策

入口から本殿、裏手の丸山公園に至るまで観光客が多いんですが、境内は比較的広いので初詣や祭事など極端な日を除けば、落ち着いてご参拝する事は可能です。
あと、普段から縁日のように屋台が出ているので、歩いているだけで賑やかな雰囲気が楽しめます。

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本殿・拝殿

境内の丁度真ん中に位置するのが拝殿、そしてご本殿です。

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参拝客も多いですが、その分間口も広いです。この拝殿の手前にはこれまた立派な舞殿(ぶでん)があり、種々の奉納行事のほか、運が良ければ結婚式が執り行われているところに出くわすこともあります。

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御朱印

御朱印は舞殿の更に手前にある社務所にていただけます。御本社の分は勿論、境内社十社分も頂くことが出来ます、全部頂くと3,500円(祇園社分のみ500円)。

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また、オリジナル御朱印帳も色々と取り揃えられています。

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境内社

この神社は、本社も立派ながら境内社もユニークなものが揃っています。ここでは一部を紹介していきます。

大国主社

祭神:大国主神・事代主神・少彦名命
同じ京都でも有名な地主神社でもお祀りされている大国主神は縁結びの神様としていわば定番の神様。結びたいご縁のある方はぜひ社殿と、この大国主神と因幡の白兎像の前でご祈願してみて下さい。

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悪王子社

祭神:素戔嗚尊の荒魂
荒魂というのは文字通り荒ぶる魂、つまり素戔嗚尊の荒々しい側面を表しているとされます。対義語というか神様の優しい側面の事を和魂といい、神様はその両面を併せ持っているとされているので、つまりここはその荒々しい魂の方をお祀りしているという事になります。

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『惡』というのは、悪事や悪魔の悪ではなく、強いとか協力などの意味を持つ言葉として使われていたんだとか。京都の下京区に悪王子町と言う地名は今でもあって元々はそこに建っていた神社やったんですが、豊臣秀吉の命によって、移動してきた結果ここにお社を構えることとなり、悪王子町は悪王子神社はもうないけど地名だけ悪王子町が残ったという訳です。

昔は違う意味があったと言え、今のネガティブなイメージから、中には同じ住所でも違う表記を使う人もいます。京都は通り名を入れる・入れないなど住所表記が複数存在しうるややこしい不思議な地域なんです、たまに郵便局員さんの苦労が伺える気がします☆

美御前社

御祭神は三柱。

多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)

いずれも美しさの誉れ高い女神様をお祀りする美御前社は理美容など美に携わる人の信仰厚いお社であると共に、社殿前に沸く神水は美容に効果がある『美容水』として人気の高いスポットです。化粧水のように肌に数的塗りこむようにつかうものらしいのですが、真冬でもその水を手に取り塗る女性を見ると空恐ろしい女性の美に対する熱心さが伺えます。

祇園祭

八坂神社はそのお社自体も有名ですが、その名を全国区たらしめているのは何といってもこの祇園祭でしょう。
祇園祭は創建後この神社を有名にした、日本各地で流行した疫病に対する厄除け祈願が始まりとされています。

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祭り中は京都のそこかしこに流れるコンチキチンの音色と共に祇園の神を祀る鉾を建て、先祭り・あと祭りにそれぞれ挽かれる鉾の巡礼は雅そのもの。
1100年続いた祭りの歴史は、
京都三大祭(他は上賀茂神社・下鴨神社の葵祭、平安神宮の時代祭)であり、
日本三大祭(他は大阪の天神祭、東京の山王祭、神田祭)でもあり、
日本三大曳山祭(他は岐阜県高山市の高山祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭)ともいい、
日本三大美祭(他は前述の高山祭と秩父夜祭)にも数えられる日本を代表する祭りと言えます。
お隣の大阪で有名なだんじり祭りが荒々しくだんじりを挽く動のお祭りとするなら優雅に鉾を挽く祇園祭は静、それぞれの地域性が出ているとはいえ、お隣同士でこれだけ違うというのは興味深いものがあります。

祇園祭と言えば鉾の出る宵々々山~山鉾巡行を想像しがちですが、お祭り自体は7月1日~31日までの期間で様々な行事が催されます☆

アクセス

  • 住 所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
  • 駐車場:なし

電車の場合:京阪電車祇園四条駅徒歩8分

まとめ

今回はこれで以上です。
京都の夏は無駄に暑いので、中々雅な雰囲気で祭りを楽しむとはなりませんが、それでもあの囃子の聞こえる中、鉾を眺めるのはほかで中々体験できるものではありません。
一方でただでさえ観光客が激増している京都の祇園祭シーズンともなると近年ますます人込みが酷い事になってきています。可能であれば観光と祇園祭とは分けてお越しになる事を、そして祇園祭はお勧めします。

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