今回ご紹介するのは吉祥院天満宮です。
天神さんと言えば日本全国それこそいろんな場所に創建されていて、その数およそ12000。大小さまざまな天満宮を合わせた総数なんだと思いますが、京都はやはり江戸時代まで政治・文化の中心地やっただけあって、三大天神の一つの北野天満宮があったり、乳母が最初に天神さん信仰を始めた神社なんかもあったりして、天神さん所縁の場所が多かったりします。 今回ご紹介するのもそんな天神さんの生誕地、つまり天神さんが生まれた地として名高い神社、それが今回の吉祥院天満宮です。
では今回はそんな特別な天満宮の一つ、吉祥院天満宮に一礼。
本殿まで
京都市は西部、洛南イオンの裏手辺りにこの神社はあります。周りの道が全部狭いうえに近隣が住宅街なので、中々辿り着く目印に困る立地、それが今回の吉祥院天満宮です。
境内はだだっ広い広場になっていて、はっきり駐車場とみなしていいのか微妙なので車を止めにくいとこですが、他の車も止まっているのでここは気にせず境内へ。
この境内の向かって西側にご本殿があります。
手前にはしっかりと鎮座する二頭の牛様が。
あとコンセプトがよく分からないですが、遊具の様なモニュメント？も隣に据えられていました。
境内散策
硯之水
本殿脇にはこの神社のご神水『硯之水』があります。道真が幼少期、手習いに使ったとされる水で、道真公の知識の原点となった水と言えるものです。
胞衣塚
この神社一番のパワースポットと言えるのが、この胞衣塚です。これが正に道真公生誕の地とされる場所なんだそうです。この中にある丸い石は『へそ』の象徴やとか。
摂社
吉祥天女社
境内正面に在る大きなお社です。見通しのいい正面にあるので、こちらをご本殿と見間違えそうになります。
御祭神は吉祥天女、菅原清公卿、菅原是善卿、伝教大師、孔子。
吉祥天女＝吉祥天でいいのかな？ヒンドゥー教のダーキニーが仏教の教えに取り入れられた神様。菅原家では、遣唐使として中国に渡った菅原道真の祖父菅原清公（すがわらきよみち）が海を渡る際、嵐に見舞われながら吉祥天の御神徳によって難を逃れた事から菅原家では吉祥天を信仰するようになり、それに因みます。
稲荷社
稲荷社。
御朱印
御朱印です。ご本殿の菅公と吉祥天女のものと２種類頂くことが出来ます。
御由緒・ご利益
この神社の創建は古く934年、京都で一番有名な天神さん『北野天満宮』が創建947年、京都最古の天満宮との事です。
菅原道真はここで生誕し、１８歳までこの地で過ごしたとされています。
また、ご利益は天満宮のご多分に漏れず学問成就。受験生・資格試験・就職試験など問わず、どうしても受かりたい試験を控えている方は北野天満宮と一緒に押さえておきたい学問成就のスポットです。
アクセス
- 住 所：〒601-8331 京都府京都市南区吉祥院政所町３
- 駐車場：あり
電車の場合：JR西大路駅徒歩１３分。
車の場合 ：国道１７１号線から西大路通を南へ、路地を西入。
車の場合、入る路地が少しややこしいのでナビ推奨。
まとめ
今回はこれで以上です。少し遠いですが、右京区には桂離宮など観光スポットもあります、受験を控えた方は学問成就祈願にも合わせてご参拝をご一考下さい。
