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西国二十番札所『善峯寺』

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紫陽花は雨の日が似合うというものの、梅雨の合間の晴れ間にゆったりと鑑賞したいものです。
京都は市内を中心とすれば東西南北全て山で囲まれているんですが、今回は西山の方。
大原野神社を山の麓とするなら今回の善峯寺は少し南から山にアプローチした中腹。

田んぼの合間を縫うように道を抜け、細い山道を登っていくと突如視界が開け、山道とは不釣り合いな大きい駐車場が見えてきます、これが今回の目的地、『善峯寺』です。
場所が場所なだけに知名度は市街中心部と比べ落ちますが、ここも紫陽花の名所としては京都有数。では、今回は紫陽花を愛でる旅第二段、善峯寺に一礼。

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山門をくぐるとまず見えてくるのがこの日本一の松。f:id:aoi0730kanon0930:20180618000119j:plain
入口、拝観料は大人500円、高校生300円、小中学生200円。

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善峯寺全景図。

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僕は山道を車で端折ったけど、麓からこの本堂までは徒歩でも参拝可能なようで、ちらほらとそういう登山スタイルの強者の姿を見かけました。(もれなく汗でシャツが変色しているのを見ると、大分険しい道のりなのが見て取れましたが。。。)

山門を抜け、本堂を臨むロケーション。御朱印もこちらで頂けます。

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このお寺さん、順路が決まっていてというか、境内を指定されたルートに従って進めば、漏れなく見所を巡回できる仕様になってますが、その順路も手入れが行き届いているのか、苔や植栽など見て歩いているだけで楽しむことが出来ます。

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まず一つ目は梵鐘。建立は1686年、5代将軍綱吉公の厄除けにと寄進された為、厄除けの鐘と言われているそうです。

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次は護摩堂。

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こんな風に順番に次に行く道と何があるのかが全部立て札で示してくれています、とっても親切w入り組んでいる(まあみられるために初めから造る訳やないしねw)ので、見どころを見ずに帰ってきてしまう悲劇をしばしば繰り返す僕の様なものにはこういう親切は非常に助かります。

遊龍松。この松はちょっとすごいです。

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立派な枝葉を広げる雄々しい松はあります。でもここの松は一味違う。

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横に猛々しく伸びる松なんです。はっきりした記述はなかったですが、この横に伸びた幹なのか枝なのかが正に天翔ける龍に見えるから遊龍松だというのは見て何となくわかります。

ところで、山道を既にある程度車で登ってきているだけあって、ここは京都の街を東に臨んで一望できます。紫陽花のバックに京都の全景を拝めるなんてロケーションはここだけかもしれません。

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幸せを招くお地蔵さん。

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ぼっちでお参りに来ている僕にはあまりに厳しいミッションですが、仏さんへのお願いごとが欲にまみれた煩悩丸出しなものを聞き入れてくれる訳もないので、丁度いいのかもしれませんw

さて、この幸せを招くお地蔵さんは少し高台に建っていて、このお堂の眼下には一面の紫陽花苑が拡がります。

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そんなに難しくない迷路のようにも見えますが、至る所に紫陽花の株が植えられています。例によって画像が多くなりすぎるので別建てで画像集を作りました。

宝篋印塔。

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今回はこれで以上です。
お寺さんで紫陽花というのはどっちか稀で、こちらもご多分に漏れず、桜・紅葉も絶景のようです。
誰か大切な人と、その人の幸せを、そして出来ればお互いがお互いの幸せを願える相手と二人で、山の見せてくれる息を呑むような景色を臨みに来てみて下さい。

  • 住 所:〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町1372
  • 駐車場:あり

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