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地震守護の要石『大村神社』

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今回は伊賀にある『大村神社』のご紹介です。
三重県と滋賀県の県境、忍者で有名な『伊賀』にある神社なんですが、ご利益は地震守護。地震と言えば昔から何故か馴染みのあるなまずも一緒にお祀りされているちょっと珍しい神社やったりします。
では、今回はそんな伊賀の大村神社に一礼。

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神社概要

この神社は三重県の伊賀にあります。はっきりした創建の歴史は不明、少なくとも863年に大村の神が神階が昇叙(正六位上から従五位下)されたとの記録が残っている事から少なくても1200年以上の歴史と由緒ある神社です。
御祭神は息速別命(いこはやわけのみこと)
垂仁天皇の皇子で日本武尊の叔父にあたる神様です。大村の神様というのはこの辺り一帯を統治・開拓されたこの辺りの土地の神様として信仰を集めていています。他に3柱を配祀しています。

・日本武尊(やまとたける)
・経津主神(ふつぬしのかみ)
・天児屋根命(あまのこやねのみこと)

この神社のご利益は『地震守護』。古くから大村の神様は土地の護り神様としてご神威を発揮されていたそうですが、とりわけ地震に強い神様とされていたそうです。
地震って多分自分だけが助かる事はそうないので、お参りしたご利益を頂けた方は周囲10km圏内位の人から感謝してもらえるという中々壮大なご利益を与えてくれる神様と言えるでしょう。

遠回しに馬鹿にしてない?

ご利益の有効範囲が広いなと思っただけです。

境内散策

大村神社の始まり、そしてその魅力は何といってもこの鳥居から続く参道にあります。
高台のてっぺんに建つこの神社は鳥居からずっとなだらかな坂道と石段が続き、その道は木々に囲まれていて、とても清らか。

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拝殿・ご本殿

石段を登り切った先にあるのが拝殿・そしてご本殿です。

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要石と要石社

ご拝殿横にあるのが『要石社』です。『要石』をお祀りするお社で、下総国から奈良へ向かう際、この大村神社に立ち寄り、この要石を奉鎮されたという事です。

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昔は地震の原因を地下深くに居る大なまずが暴れるからとされていました。この要石は、地中深くに拡がっていてそこにいるおおなまずをしっかりと押さえる役目を負っているんだとか。

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要石は、この大村神社周辺を地震から護る用なので、ご自身の地震守護の願掛け用には、隣にあるこの願掛けなまずをご利用くださいとの事なのでしょう。

虫喰鐘

ご拝殿の西側に神社なのになぜか安置されている梵鐘。日本三奇鐘と呼ばれるほど結構珍しいものなんとか。その名の通り鐘の上の部分に虫が食ったような跡があるそうですが、絵でも現地でも確認できず。

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鐘に鋳込められた鏡は大和国豪族の愛用でした。ある夜、鐘を守る若い僧の枕元に鏡の持ち主だった娘の霊が現れます。その時以来、ぽろぽろと鐘が落ちだすようになったという事です。
考えさせられるというか、昔話でいうオチがないのでどう解釈していいかわからない伝承が残る鐘でした。

巳の大杉

拝殿の左手前にそびえる大きな杉。表から見るとただの杉ですが、裏に回ると根元に穴があり、多分巳(蛇)をお祀りしているんだろう鳥居があります。

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古くから白に見ゆると幸福が来る木の幹でしょうか、鳥居でしょうか。鳥居はまだしもその場で2,3分粘ってみましたが残念ながら一向に木の色にしか見えませんでした。

己が心の色じゃないかな☆

御朱印

御朱印は拝殿向かって右手の社務所にていただけます。極々シンプルな御朱印です。

f:id:aoi0730kanon0930:20190602204557j:plain社務所にはお守りなども色々と揃っていて、やっぱりナマズ関係のものが目立ちます。

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アクセス

  • 住 所:〒518-0226 三重県伊賀市阿保1555
  • 駐車場:あり

三重県伊賀市内国道165号線『別府』交差点南へ。

まとめ

今回はこれで以上です。
山に囲まれた姿もその上にある高台からの景色も境内の雰囲気も素敵な神社です。
残念ながら南海トラフ地震はこれを読んでいる方が生きている間に起こるだろう事が確実視されているので、皆でこの神社へお参りしてその御神徳に授かりましょう。

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