今回は和泉國一之宮大鳥大社のご紹介です。
大鳥大社は大阪府南西部の堺市にある神社で、針供養や、花摘祭など行事・祭事の華やかさで、地元にも大阪府内でもよく知られている神社ですが、一番の賑わいを見せるのが鳳だんじり祭りでしょう。
大阪には岸和田だんじり祭りをはじめ、府内各所色んな神社で執り行われますが、計10基のだんじりが豪快に和泉市のアーケードを駆け抜ける様は危なっかしさと豪胆さ、そして男らしさで正に息を呑む光景です。
では、今回はそんな大鳥大社に一礼。
本殿まで
この神社は、大阪府は堺市、市内を走る国道26号線沿いにあります。最寄りの『浜寺南町3丁目』交差点を曲がればすぐ見える大鳥居。
鳥居をくぐると左右に広がる大きな参道、普段は広く立派に見えますが、鳳だんじりの際はこの左右が露店で埋まり、その露店のの間はひしめく参拝客で埋め尽くされます。
季節を外せば境内が広いのもあって、静かな雰囲気の中、小鳥の鳴き声だけが聞こえてきます。かなり盛大に。『大鳥』の名との関連性は不明ですが、結構盛大な鳴き声が聞こえます。
境内は広く、また参道も広く取られているので散歩コースに最適、地元の人と思しき散歩する方ともよくすれ違います。
何度か道を折れて進むものの、一本道なので迷う事はないと思います。程なくして本殿に到着。
境内散策
境内図です。大きな神社で、境内には池が三つもあるのですが、安全の為かどれも柵がされていて近づく事は出来ません。
摂社:大鳥美波比神社
神社正面鳥居から見て一番奥にあるのが、この摂社、大鳥美波比神社。天照大御神。
一時期大鳥大社のご祭神は天照大御神とされていたそうなので、それと関連があるんでしょうか。
御朱印
御朱印です。金色の鳥の印章が目を惹きます。
平清盛・重盛戦勝歌碑
熊野参詣に来ていた平清盛・重森親子が帰路、都で兵乱ありとの急報を受け、帰り道のこの神社で戦勝祈願をしました。その際、歌と神馬一頭を献上したことに因む碑です。
御由緒
御由緒
入口の御由緒書きです。823年、積川神社と共に朝廷の祈雨の奉幣を受けます。
ご祭神
御祭神は大和武尊、大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやかみ)。大鳥連祖神はしばしば日本書紀にも登場する日本太古の神、天児屋根命(あめのこやねのみこと)と同一とされる事があります。
アクセス
- 住 所:〒593-8328 大阪府堺市西区鳳北町1丁1−2
- 駐車場:あり
電車の場合:JR阪和線鳳駅徒歩10分
車の場合 :国道26号線『浜寺南町3丁』交差点東へ。
境内に十分な広さの駐車場がありますので、電車・車ともアクセスには困りません。
まとめ
今回はこれで以上です。
普段から宮参り、七五三など季節に因み地元の方に親しまれ、鳳だんじりの際は大阪中から人が詰めかける神社です。だんじりの時期は人・露店で参拝どころではない為、もしだんじりと参拝、両方を希望される場合は割り切って二度訪れる事をお勧めします。
僕は鳳だんじりの前日に一度参拝しようとしましたが、人の多さに近づく事すら叶いませんでした。