今回は奥飛騨にある『クマ牧場』のご紹介です。
クマ牧場、と言っても食用で熊を育てて売っている訳では(多分)ありません、いやない、クマ肉とか売ってなかったし。
クマ専用動物園ですね、言葉にするとかなりシュールな感じが漂います。が、よくよく考えるとまじまじとクマを眺める機会ってのもあまりありませんので、折角なんで存分に堪能してきましたので、クマ牧場をリポート。
牧場概要
冒頭のような『白くまが現れた』のドラクエ的展開はありません。
場所は岐阜県奥飛騨、岐阜高山~長野県松本へ抜ける山あいの道の丁度真ん中、山を抜け、綺麗な川のせせらぎを片側に聞きながら優雅にドライブ。
後部座席に座る人はすべからく車酔いの地獄を味わってますけど?
山道ってそんなもんです。
ここは、一言でいえばクマ専用の動物園です、いるのはクマ、クマ、クマ。ひたっすらにクマを愛でる牧場であると言えます。間違っても襲われる距離感にはありませんが、金網すら隔てずに熊たちの魅力を存分に堪能できます。
営業時間/8:00~17:00(年中無休)
巡ってみよう
剥製コーナー
入口から牧場まではまず、熊の剥製群がお出迎え。この子たちは剥製なので動きません。遠目からしか見れませんが、生きてる熊と手とか足とかの大きさを比べる事は出来ませんので、ここで思う存分見比べてみて下さい。ちなみにこの一番左手に見えるワンパンで即死できそうなこの熊が食物連鎖最強のヒグマというやつです。
オスのヒグマの体長は個体によっては3mに達するとか。たまに山暮らしのじいちゃんが出くわした熊にミドルキックで撃退とかたまにニュースで聞きますが、僕なら後頭部に全体重掛けたエルボーを食らわせても相手が怯む気すらしません。
実際には食らわせずに全力で逃げるからどっちでも良し☆
牧場コーナー
牧場コーナーでは頭数毎の区切りでしょうか、岩の囲い毎に熊が放されています。
熊と言えば怖い、雄々しい、猛々しい、食うのは肉、そんなイメージをお持ちの方多いのではないでしょうか。まず雄々しさから。
猛々しい場面はもう皆無です。それどころか餌をねだり、ひっくり返っておねだりの仕草までする始末。もうこの堕落した熊どもめ、可愛いやないか。
まずスタンスをはっきりしようか☆
先入観とのギャップが酷くて。
熊の檻ごとにはそれぞれ名前が割り振られているんですが、正直
個体差の見分けは全くつきません。
何となくわかる、言わんでよし☆
あと肉も食べるかと思うんですが、クマは雑食なのでここであげられる餌はこれ。
中にはクッキーのようなビスケットのようなものが10個程度入っています、これを投げる仕草に反応しておねだりポーズをとっていたという訳です。他にもリンゴの輪切りなんかも売っています。
赤ちゃんぐま抱っこコーナー
牧場最奥にはちょっとした劇場が設けられていて、ほんまにちっこい赤ちゃんぐまを抱っこできるサービス(有料)があります。内容は抱っこ+記念撮影。
大きさ、仕草、人懐っこさに最早あの狂暴なクマのイメージは皆無。予想通りこの魅力に魅せられた人たちの殆どが写真撮影に長蛇の列を作っていました。
アクセス
- 営業時間:8時00分~17時00分
- 定休日:特になし
- 住 所:〒506-1432 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根2535−9
- 駐車場:あり。
国道158号線から国道471号線を富山方面へ。
まとめ
今回はこれで以上です。
奥飛騨と言う立地だけあって、『近くを通った際には』と言うには中々ハードルの高い立地ではあるものの、東海以西これだけ熊ばっかり鑑賞できる場所も他にありません。
熊が好きな方も動物が好きな方も近くを通った方も一度お試しください。