朝からテンション高いなw
今回ご紹介するのは、宇治田原にある青空市場です。
ボタン肉ってご存知でしょうか、イノシシの肉です。獣肉というだけで女性などから特に敬遠されがちなジビエの一種ですが、僕の評価は一言、美味です。
サンプル対象一名だけやん☆
ちゃんと下処理されてれば獣臭さは全く無い筈なんですが、先入観って怖いですね。今回はそんな天然のイノシシの肉『ボタン肉』取扱いを専門にされている宇治田原の青空市場さんにお邪魔します。
店舗概要
お店は国道307号線を宇治田原町内を東へひた走り山間部のカーブに車を委ねていると突如見えてくる看板、それが今回の青空市場さんです。
お店のぱっと見のイメージは年季の入った山小屋、一見ではなかなか門を叩く時点で結構ハードルの高い感じも見受けますが、沢山の常連さんに慕われているらしく休日ともなれば、7,8台止められる駐車場が満車になる事もしばしば。流石皆さん美味しいお店ってご存知なものなんですね。
ボタン肉って?
冒頭でも書いた通り、近畿なら京都の丹波、奈良の山間部なんかも有名ですが、ジビエの中では比較的メジャーな部類に入るお肉です。
『ボタン=牡丹』ですが、イノシシに限らず昔はお坊さんなど宗教的な理由で食べたらあかん、とされていたんだそうです。ですが、おいしいので食べたい、その為にイノシシの肉と堂々と言うわけにいかないので『イノシシ肉=牡丹』と呼び変えて食べていた時の名前の名残なんだとか。
数ある植物の中でも『牡丹』と称されるのは、赤身の綺麗な肉を盛り付ける際、牡丹の花のように円形状に飾り付けて盛られたその姿からきているようです。
他にも鹿肉=もみじ、馬肉=さくら、鶏肉=柏という呼称も牡丹と同様の理由で名前を変えて呼ばれていたんだとか☆
ジビエは最近ブームになっているのもありますが、とりわけボタン肉は低カロリー高たんぱくで、脂質も少ない、まさにデブ御用達おなか一杯食べても比較的太りにくい理想的なお肉といえます。
説得力のない人からの意見はともかく、ビタミンも豊富で昨今栄養面でも注目されている食材なんだそうですよ☆
その他
天然イノシシ肉専門店と言え、他にも色んなものが売られています。産みたて新鮮たまごや干し柿、ボタン鍋に合うお味噌まで、いわゆる田舎味噌ってやつですね。
食べてみる
帰宅して早速牡丹鍋調理を開始、家族には美味しい豚(のような)肉を買ってきたと伝えました。野菜も一緒に売られていたので、『鍋に合う野菜を(売って)下さい』といったところ、この2種をご推奨頂きました。あと、味噌仕立てなので絶対合うと思って、ついでに田舎こんにゃくも購入。
後日、生とかで食べてみましたが瑞々しくて新鮮。特に水菜のシャキシャキ感はちょっとした料亭で食べるやつの食感、良いものを手に入れました、食べても食べても減らないくらいようけあるし。
さて牡丹鍋です。ご丁寧にレシピまで同梱されていました。
好みですが、このままに作ってしまうと濃い気がしたので、水を倍にして作ってみました。味噌の分量は多めの水に少しずつ足していく方が良いかと。
いや、普通やでそれ☆
出来上がりがこれ、味噌鍋なんで特に、盛り付けに関する苦情、ご指導一切は受付いたしません。
学びを放棄したか。。。
後ろから感じる『腹減った』っていうプレッシャーも耐えかねたので。
味は、濃い味噌の風味がネギ、水菜とよく合います。これらを肉で巻いて食べると尚Good。豚に類似とよく聞くんですが、淡白な鴨肉の方がイメージは近いかも。
よい食材に恵まれているのか、ジビエには確かに特有の臭みがつきまとう話は伺うんですが、今回もそういったえぐみ臭みは一切感じず。シメ方が上手な肉に当たっているのか、ミソ味が好きなので、それがいい具合に作用しているのかもしれません。
アクセスなど
- 営業時間:8時00分~18時00分
- 定休日:火曜日
- 駐車場:あり
- 住 所:〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田大福
まとめ
ボタン肉はやはりまず鍋が有名で、鍋が一番と言う方が多いのですが、というか僕も鍋以外で食べた事ないんですが、見た目の脂身に反してあっさりしているので焼いたり炒めたり、また脂身の少ない塊なら燻製にしてもおいしいそうです。ただ、味噌と合わせるから臭み0で味わえるのかもしれないし、今回のお店は肉の扱いに慣れているので、臭みを消す技法に長けているのかもしれません。
臭み消しとしては、生姜醤油、ニンニクや僕は扱い不得手ですがスパイスなどを予め使う前提でいれば失敗しないかと思います。
気になった方は一度ボタン肉にチャレンジしてみて下さい。