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実相院門跡

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今回ご紹介するのは実相院門跡です。
京都市左京区にある元天台宗の寺院で、門跡と聞いて寺院跡を想像していたんですが、門跡寺院というのは寺院の住職が天皇家の血を引く方々が務められていた格式の高い寺院を指すという事です。
名前はご存知なくても、この一枚絵はご覧になった事のある方は多いのではないでしょうか。

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床もみじといって、磨き上げられた黒い床に色鮮やかな紅葉が鏡写しになり、見る人の足を止め、ずっと見ていたくなってしまう、そんな魅力を持つこの寺一番の見どころです。
実際には、これを写真の通り綺麗な姿で見れるかはいくつかの条件があるようなんですが、ベストな姿が見れたかどうかも含め、今回は拝観者を魅了してやまない実相院門跡へ一礼。

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ご本堂まで

京都市は左京区叡山電鉄の鞍馬行の道中に岩倉という駅があります。名前の関連性はないようですが、幕末のお話を見ていると必ずと言っていいほど登場する岩倉具視。
その岩倉具視が一時期失脚して隠棲中住居を構えたとされる地域です。
今では、閑静な住宅街が広がっている地域に囲まれる様にこの実相院はあります。

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京都の紅葉名所と言えば、数ある一つに選ばれるほど有名な寺院です。
外庭はそれほど広くなく、門をくぐればすぐに本堂が見えてきます。
拝観料は大人500円、小中学生250円。

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堂内庭園

堂内は寺宝は勿論、室内の撮影も一切不可。お庭を写す事は可能という事でした。お庭の見どころは大別して三種、それぞれに違った楽しみがあります。

床もみじ

まずは入って正面奥右の床もみじ。でかでかと撮影不可の札が掲げられていました。
磨き上げられた漆塗りの床は毎朝綺麗に磨かれ、たまに米ぬかで磨きをかける事で、この艶のある床を実現しているそうです。

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床に紅葉したもみじが写るから床もみじ、やはり紅葉が断トツで有名ですが、左京区は京都市内では雪深い地域でもあるので、冬には雪化粧、春・夏には青もみじと四季折々、映り込む景色がその都度変わり、それぞれに違った姿が楽しめるとの事です。
ちなみに床に映り込む姿を楽しむものなので、一番その姿が美しく見えるのは昼前位なんだそうです。陽光の入り方でしょうね。

山水庭園

西側にある中庭。紅葉と池という比較的華やかな方のお庭です。

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石庭

東側にある石庭。西の華やかさと比べ、色味には欠けますがこのシンプルな色使いに美しさを見出す庭の造りは日本ならではと言えるのではないでしょうか。

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寺宝、美術品等

この寺院、京都の名高い寺院の中では比較的小さな寺院かもしれないですが、寺宝はかなり見ごたえがあるものばかりです。ご本尊の木造不動明王立像をはじめ、種々の襖絵とどれも見ごたえのあるものばかりです。

拝観案内 | 実相院門跡

御由緒・御朱印

この寺院、1229年静基僧正が開山し当初は、北区の紫野にありました。その後、御所近くを経て、この岩倉に移ったとされていますが、それは応仁の乱による戦火を逃れる為やったそうです。
御朱印です。

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アクセス

  • 住 所:〒606-0017 京都府京都市左京区岩倉上蔵町121
  • 駐車場:あり

電車の場合:叡山電鉄鞍馬線岩倉駅徒歩16分。

駐車場のスペースは小さいですが、この寺院駐車可能時間は最大30分、回転率を上げて対応しているようです。

まとめ

今回はこれで以上です。
紅葉は当然秋しか見れない訳ですが、紅葉が散る前の青もみじはそれはそれで綺麗です。どちらかというと、このお寺さんは行く時期よりも、行く時間にこだわった方が良いものがみられるそんな寺院です。また、オフシーズンでも、見ごたえのある襖絵などをみることが可能な為、いつ行っても後悔はなさそうです。

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