今回ご紹介するのは市比売神社です。
京都市は河原町通に面した神社で、女人守護の神社とされています。
というのもこの神社、5神いらっしゃるご祭神が全て女神様。
多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)
多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)
神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)
下光比賣命(したてるひめのみこと)
おっさんには正直ちょっと肩身が狭い場所でしたが、こちらも京都の神社をご紹介するうえで外せないパワースポットなので、今回は市比売神社に一礼。
本殿まで
河原町通りを西へ一本路地を入ると、神社の案内があります。目印は北向きから見たらわかるこの看板。
角を曲がるとすぐ神社の鳥居が、見えてこない。入口はあります。でも鳥居がない。
と、そう思ったら、神社の名前が書いたこの二本の柱、これが鳥居やったんです。
境内には平日にもかかわらず参拝客がちらほら見えているようです。全員女性。少し気恥しい気がします。
鳥居をくぐるともう一つのもう一つ鳥居が。
本殿に到着。京都市内の神社のご多分に漏れずこの神社も境内が狭い中色んなものがごちゃごちゃと備えられています。
境内・ご近所散策
ご神水『天の眞名井』
本殿のすぐわきにはこの神社一番のパワースポット『天の眞名井(あめのまない)』があります。このご神水は、絵馬を掛け、ご神水を飲んで手を合わせて祈ると願い事が叶うとされています。
御朱印
御朱印は入口の鳥居横に社務所があるので、そこで頂きます。
一応女人禁制か伺ったところ、男性も大歓迎ですとの事でした、ああよかった。
思ってても来んなとは言わんやろ♪
近隣のお寺
この界隈は、どちらかというとお寺が多く、グーグル先生に『寺』と聞いただけでこの結果が返ってくるほど。
拝観が出来るお寺とできないお寺があるんですが、色々と見ごたえがあります。
例えばこのお寺。蓮光寺というお寺なんですが、浄土宗のお寺なんですが長宗我部盛親のお墓があります。長宗我部盛親といえば、記憶に新しい真田丸で真田幸村側で戦った長宗我部元親の四男です。
あとはこの長講堂。元は六条殿にあったとされる持仏堂です。本来この長講堂というのは法華長講弥陀三昧堂といい、阿弥陀仏を唱える施設と指す言葉で、当然各地に複数あったそうですが、この後白河法皇の長講堂が一番有名やったため、長講堂=六条長講堂を指すようになったとの事です。
ご由緒・ご利益
この神社のご創建は795年元々京都左右両市場の守護神として左大臣藤原冬嗣公が現在の西本願寺付近に勧請したのが起源とされています。その後、豊臣秀吉の時代に現在の場所にお引越ししてきたんだそうです。
ご利益は、ご祭神が全員女神様である事から来る女人守護、それに元々の創建が市場の守護として鎮座された事から市場守護の神様ともいわれています。
今も京都の中央市場が京都駅から西へ少し行った辺りにあるんですが、そちらにも信仰の現れとしてこちらの分社があります。
アクセス
- 住 所:〒600-8119 京都府京都市下京区河原町五条 下ル一筋目西入ル
- 駐車場:なし
電車の場合:京阪電車清水五条駅徒歩7分。
車の場合:京都河原町五条交差点を南へすぐ。(近隣にコインパーキングあり)
まとめ
今回はこれで以上です。女人守護が有名なこの神社ですが、男性もご参拝は可能です。ご参拝して天の眞名井で願い事をして、楽しい気持ちで京都観光というのも一興でしょう。