今回は京都は出町柳松井酒造さんのご紹介です。
代表するお酒は神威。今まで僕の狭い狭い見識では、日本酒は安い、旨い、手軽を地で行くお酒やったんですが
内容より三拍子であることを重視しました。
そんな僕の常識を覆してくれるとともに、僕に目標を与えてくれた酒造さんにもなった思い入れの深い、いやこれから深くなるだろう酒造メーカーさんです、では松井酒造さんにお邪魔します。
店舗概要
今回の松井酒造さんは京都市左京区、駅でいうと京阪電車の京都側終点『出町柳』駅ですね、その南側にある蔵元さん。その創業はなんと江戸時代享保11年(1726年)。実に約300年前の歴史を持つ由緒ある蔵元さんです。
当初蟹で有名な兵庫県香住から酒造りを初め、京都の竹屋町(烏丸御池駅の北東辺り)で酒造をする傍ら、北海道へ向かう交易を行っていたんだとか。
酒蔵の顔となる製品は『神蔵』。
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白と黒の2種類があるようなんですが、試飲したのは黒の方。
試飲もさせて頂けたので、一口味わってみたんですが、飲み干すのが勿体なくなるくらい美味しい。喉にグッとくるキレはしっかりと感じるのに淡麗な味わいは文字通り体に吸収されるような感覚。お値段も僕の狭い了見の範囲では見たことのない位の一級品(洋酒では普通かもしれないですが、日本酒で一升1万は早々見ません。)
おねーちゃんのお店で提供されようもんなら一杯幾らになるんだろうとかそんな事ばっかり考えている内に気が付いたら蒸発しておりました。
ものの例えです。
お酒のラインナップ
↑のお酒はあくまで並んでいる中で一番上等なやつです。もう少しリーズナブルなものの取り扱いもちゃんとあります。にごりから清酒から、辛口・甘口、店員さんは気さくに好みに合わせたお酒をご紹介してくれます。
その他思わず手に取ってしまう魅力的な酒器もあります。
飲んでみた
帰宅後早速試飲してみました。
今回購入したのはこれ。しぼりたて。
主力の『神蔵』に比べお値段は手ごろながら、特徴は火入れなしの文字通りしぼりたて生原酒、正に名前そのまんま。店員さんへの僕からのリクエストは
『美味しいお酒を下さい。』
お勧めはどれですか?と言う意味で聞いたつもりやったんですが、後から思い返すと大分日本語のチョイスを間違っていたことに気づいたという次第です。
そんな無茶ぶりにも笑顔でこのお酒を勧めてくれた店員さん、こういうのを神対応と言うんでしょうか。
春先以降は火入れしたバージョンが取扱いされるそうです、これは多分火入れしていないそのままバージョン。
作りたてらしい新鮮な香りと、口に含んだ瞬間フルーティとすら感じる仄かな甘味のお陰ですごく飲みやすく作られていて、女性に特に好まれそうな味。試飲した神蔵もそうですが、非常に飲みやすく作られていて、日本酒ファンの間口が広がりそうな、そんなお酒が揃っています。
アクセス
- 営業時間:9時00分~18時00分
- 定休日:日曜日
- 駐車場:なし。
- 住 所:〒606-8305 京都府京都市左京区吉田河原町1丁目6
京阪電車『出町柳駅』徒歩10分。必ず電車で。状況によるかもしれませんが、試飲させて貰える段になった時、泣くほど後悔します。
まとめ
今回はこれで以上です。
この『しぼりたて』はそれはそれで十分おいしかったんですが、値段に比例するとまで言わないまでも神蔵を飲みたい。それは今後の身近な目標になります。
ブログ頑張ってこのお酒飲める身分になろう
日本酒好きな人は勿論、今まで飲まなかった、あまり好きじゃなかった人にこそちょっと飲んでもらいたい、飲めばここの日本酒は気に入る(かもしれない)そんな飲みやすさが特徴的なお店でした。