今回のご紹介は、天橋立玄関口にある知恩寺です。
臨済宗妙心寺派の寺院で、天橋立に臨む前にそびえ立つこの立派な御門。
天橋立に行ったことのある方で渡ったことのある方は、なんとな~くお参りをして何となく門の写真を撮り、何となく天橋立へレッツゴーした経験があるのでは。
皆毎日ちゃんと考えて生きてはるんよ?あんたと違って♪
僕もちゃんと考えてる、つもりです。
では、今回は文殊の知恵のご利益も期待しつつそんな知恩寺に一礼。
本堂まで
このお寺は京都府丹後は宮津市、天橋立を南から臨む場合の出発点に当たります。
府道2号線から脇にそれた先は、両脇をお土産屋・ご飯屋さんが軒を埋めるTHE観光地。ここを歩いてるだけでも結構楽しいんですが、どんどんお財布の中身が減っていくので今回は割愛。
このお土産ストリートを抜けると、見えてくる大きな門。これが知恩寺の入口です。
門をくぐれば、まっすぐな参道に屋台が並びます。
奥にある御本堂の文殊堂に到着。
いかにも歴史ありそうな佇まいですが、ご本尊の文殊菩薩は年に数回しか御開帳されない秘仏が祀られています。
殆どの方が表にお参りして帰っていくんですが、堂内は一周巡ることが出来ます。裏手にも、歴史ありそうな絵が飾られていたりと見どころは沢山。すみません、不勉強でこれらの歴史的価値はわからないんですが、絵の一枚なんかは天保の文字が入ってる辺り、かなり古いものなのかと思われます。
周辺散策
御朱印
本堂向かって右手で御朱印が頂けます。流石有名なお寺さんだけあって運気アップのアイテムがいっぱい。
多宝塔
境内向かって左にある、二重の塔です。室町時代の建造とされる重要文化財。
智恵の輪
文殊堂海側に立つ石造りの知恵の輪です。ものとしては、輪っかになった灯篭で、昔からこの界隈を航行する船の灯りとして立派に役割を果たしていたようですが、これがいつ建てられたかははっきりしていないそうです。
力石
境内に並べられた三つの大きな石、力石と呼ばれる石で、大130kg、中100kg、小70㎏もある石。昔は祭りや余興の際の力比べに使われたそうですが、今はこの石に触れる事で、力と知恵を授かるとされている石です。このお寺の強力なパワースポットです。
天橋立神社
天橋立神社を起点として元伊勢籠神社、そして元伊勢籠神社の奥宮にあたる眞名井神社を天橋立三社、この京都北部きってのパワースポットを順番通りに回る事で更にご利益UPが望めるのがこの三社巡りです。
今回僕は乳幼児連れやったんで、今回は断念しましたが徒歩でも一時間、知恩寺からでも一時間前後で巡れます。さらに言うと、北岸、南岸ともレンタサイクルを使って参拝されている方も多いので、それもありかと。(多少ズルしてる気もしますが)僕が以前三社巡りをした際もレンタサイクルを利用しました。
文殊堂の参道を途中で天橋立側に移る道があります、目の前にはこの橋、小天橋と言います。
これ今では珍しい回転橋なんです。今は観光船が通る一日2,3回しか開かないそうですが、橋がまるっぽ持ち上がる様は見ていてちょっとわくわくします。参拝時間がいい具合にかち合えば是非一度見てみて下さい。
南岸から天橋立神社は600~1km程度、さほど苦も無く辿り着く事が可能かと思います。三社巡りする場合、ここからスタートになる訳ですが。。
天橋立神社のすぐ脇には名水『磯清水』が湧き出ています。天橋立神社は天橋立の中腹にあるので、当然両脇は海。でもなぜかこの立地的にはほぼ浮島に近いこの場所に湧き出る磯清水は真水なんだそうです。
ご由緒・ご利益
『三人寄れば文殊の知恵』という言葉は聞いたことありませんか、頭悪くても3人集まって相談したらええ案が浮かぶよね~、という意味ですが、『文殊』というのがこの文殊堂を指すそうです。
同僚と三人寄っても会社の愚痴しか出ないけどね♪
将来についてもしっかり語り合ってます、たまに。
創建は古く808年、平城天皇の勅願寺として建立されました。
諸説あるそうですが、奈良県桜井市の安倍文殊、山形県高畠町の亀岡文殊とともに日本三文殊の一つとしても数えられます。
ご利益は勿論、学力向上。受験シーズンにはこのお寺は受験生でいっぱいです。
アクセス
- 住 所:〒626-0001 京都府宮津市文珠
- 駐車場:あり
電車の場合:京都丹後鉄道『天橋立』駅徒歩2分。
まとめ
今回はこれで以上です。
丹後の見どころは色々とありますが、この知恩寺、天橋立、元伊勢籠神社辺りは押さえておきたいスポットです。
南北いずれを出発点に置くか悩みどころなんですが、南側に置けばさっきのレンタサイクルの他、観光船、クルージングなどで海遊を楽しむことが出来ます。
一度乗った事がありますが、春~秋にかけては風を切る感じが気持ちいいです。