注目キーワード

滋賀の『西明寺』は苔と紅葉を同時に楽しめる絶景スポット

Pocket

今回ご紹介するのは滋賀県の西明寺です。
東近江、犬上郡甲良町にある天台宗の仏教寺院で、オールシーズン苔寺として一面広がる苔が芝生の様に広がり目に映る圧巻の光景が見ることが出来るお寺です。
また、数ある滋賀の紅葉スポットの中でも有数の景色を誇るこのお寺が見ごろを迎えるのはこれから。地に広がる苔の緑と天井に赤、黄色で埋め尽くさんばかりに広がる紅葉が国宝『三重塔』の周りに広がるコントラストは正に圧巻です。
では、今回はそんな苔と紅葉のお寺『西明寺』に一礼。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112004730j:plain

入口から御本堂へ

名神高速を滋賀県から東へ、西明寺は百済寺、金剛輪寺とともに湖東三山と称される、この地域にある天台宗寺院の一つです。高速道路を跨いた先にこの寺の入口、総門があります。
総門をくぐると、入口で入山料をお支払い。山寺なので拝観ではなく入山。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112010428j:plain
入山の意味は入口を過ぎるとすぐにわかります。出迎えてくれるこの石段。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112011549j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112011556j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112011605j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112011612j:plain

ただ登るには中々に険しい結構な傾斜の登り道ですが、恐らくそんなに気にはならない筈。というのもこの道の両脇から一面苔の絨毯に覆われた道々が広がっています。
今回紅葉はもうちょい先でしたが、見事に広がる苔を愛でながら登る沿道は疲れを感じさせません。息は上がりますが。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112012325j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112012500j:plain

石段を登り切ると、もう一つ入口があります。駐車場はこっちの中腹にもあるので、約300mの石段を登りたくない方はこっちの駐車場を利用する事をお勧めします。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112012748j:plain

ここから門をもう一つくぐると庭園が、更に石段を登れば本堂前の重要文化財『二天門』があります。今回は庭園から散策を継続します。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112124829j:plain
不断桜という秋に花咲く桜(今回は見られなかったですが)や、苔、池など落ち着いた庭園が広がっています。やっぱりこのお寺、苔だけで十分に見ごたえのある景色が楽しめます。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112203437j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112203441j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112203451j:plain

庭園を抜けると、紅葉と、本堂と三重塔のコラボレーションが楽しめるエリアに到着します。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112203648j:plain
御本堂です、瑠璃殿と言います。国宝に指定されていて建立は鎌倉時代。細かな梁は綺麗な意匠であると同時にこの建物は釘を使用していないものらしいいので、この講師に組まれた木組みが建物を建物然としているんだろうと思います。これで約800年以上現存しているというんだから、日本の建築技術の高さが伺えます。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112204413j:plain

三重塔

本堂と並んで国宝指定されているのが、ここの三重塔です。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112204952j:plain
今回拝観時は色づき始めと言ったところでしたが、三重塔周りは今まさに見頃と言った感じで、見ごたえ十分。『三重塔と紅葉と』の一枚が撮りたい方は今のうちです。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112205630j:plain

二天門

本堂手前にあるのがこの二天門です、重要文化財。両脇には増長天さんと持国天さんが睨みを利かせています。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112205740j:plain

f:id:aoi0730kanon0930:20181112210207j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112210213j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112210730j:plain

境内散策

不断桜

総門奥すぐにあるのがこの不断桜です。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112010914j:plain
この他にも西明寺には計7本の不断桜と呼ばれる桜の木があって、これらは秋に桜を咲かせるとの事。残念ながら今回桜を見る事は出来なかったけど、紅葉と桜と苔のコラボレーションなんてそんな桃源郷のような景色、見れた方はきっと幸せな事でしょうね。

十一面観音菩薩像

階段中腹くらいにあるのが、この十一面観音菩薩像です。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112211201j:plain

賓頭盧さん(びんずるさん)

御本堂にある賓頭盧(びんずる)さん、なでぼとけさん。お釈迦様の弟子の一人とされていて、像には除病の功徳が得られるとされていて、自分の体の悪い所をなでると治るとされているそうです。僕は腰・肩・首、子供(6歳)は頭を撫でていました。馬鹿とは思ってないんですが。

f:id:aoi0730kanon0930:20181112211538j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20181112211324j:plain

御朱印

御朱印は庭園前で受け付けてくれます。西国薬師四十九霊場第三十二番札所という事を知ったのは帰って見返してから。

ええ加減予習してから行こうね♪

f:id:aoi0730kanon0930:20181112220133j:plain

御由緒

寺伝ではこの寺は834年、琵琶湖西岸を歩いていた慈勝上人が対岸に見えた紫雲、光明に何かしら感じいるものがあり光の下を訪ねてみたところ一筋の光を放つ池があったそうです。そこで不思議なことに薬師如来像が現れ、続いて日光菩薩、月光菩薩、十二神将像が現れたという事です。この出来事を聞いた仁明天皇はこの地に勅願寺としてお寺を建立するよう命じたのが始まりとされています。
西明寺とは慈勝上人が見た西向きの光から来るそうです。

アクセス

  • 住 所:〒522-0254 滋賀県犬上郡甲良町池寺26
  • 駐車場:あり

車の場合:名神高速滋賀県内『湖東三山』インターより国道307号を北へ。
駐車場の台数確保はされているものの、紅葉時期は特に人気の為注意。

まとめ

 こんかいはこれで以上です。このお寺は苔寺としてオールシーズン(多分冬も)各々の景色を楽しむことが出来るとともに、秋の紅葉名所としても滋賀県有数の人気を誇ります。個人的には苔の絨毯に覆われた庭園ほかを眺めているだけでも眼福ですが、これからの季節はこれらの苔や国宝の本堂・三重塔とともに、紅葉を愛でることが出来る一番いい季節に入ろうとしています、というか半分訪れています。
他方その紅葉目当ての観光客も多数拝観にご訪問されていて、駐車場はえらい混雑しているので、早朝もしくは夕方の閉門までの時間に訪れると比較的混雑はましかと思います。

NO IMAGE

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております! 日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。