今回は飛騨にある『飛騨大鍾乳洞』のご紹介です。
大橋さんと言う方が1965年に発見した岐阜県の鍾乳洞で、中はドラクエ感満載。
洞内はライトアップあり、モニュメントあり、色んなものがあります。では、今回はそんな飛騨大鍾乳洞にお邪魔します。
飛騨大鍾乳洞概要
この場所は岐阜県にあります。国道158号線という高山と松本を結ぶ峠道があるんですが、その道沿い。『大鍾乳洞』という位やし、さぞ難関な細道を道に迷いながらトライする事になるのかと思いきや、結構整備された綺麗な道が続き、寸前の曲がる道にはでっかい看板が猛アピールしてくれているので、まずたどり着けないという事はありません、ただ秘境感はほぼ0と言ってよいでしょう。
鍾乳洞が発見されたのは1965年、発見者である大橋外吉と言う人の私財で発掘したコレクション館が併設する形であります。
鍾乳洞の全長は1,800m、内、公開部分800m、未開拓1,000mとまだまだ奥に未知のエリアが広がる厨二心くすぐられる場所ではあるんですが、この鍾乳洞標高900mと結構な高台にある事も特徴的とされています。
コレクション館の方は大橋外吉さんの私財によって集めた鉱石・貴石などのほか、美術工芸品、果ては生き物の化石なども合わせて展示されている結構見応えある博物館です。
目玉展示は100kgの金塊が展示されていたんですが、2007年に一度強盗傷害事件に見舞われます。その後犯人は逮捕、金塊は戻ってきたものの、一部は売却され、原型もとどめていない為、今は返還された現物とレプリカの金塊が展示されているのみだそうです。(撮影不可の為写真はありません。)
当時、結構話題になったのでご存知の人も多いかもしれません☆
色々と散策してみた
恋人の聖地(入口付近)とか
他にめぼしい観光資源がないためかここぞとばかりに色んな観光客向けのお店が軒を連ねる一種の土産物街になっています。
しらっと毒吐いたな☆
入口部分も色々と景観整備されています。
入口前の看板にもありましたが、この大鍾乳洞は恋人の聖地とされているそうで、いかにも『一緒に鳴らして下さい』と言わんばかりの鐘が用意されています。
どうも論拠としては、鍾乳洞内にある子宝神社から来るようですが、どうも関連性を中々みんな感じていないのかカップルはまばら、その代わり子供が入れ替わり立ち替わりガンガン鳴らしまくる、少し恋人の聖地とは異質な雰囲気に包まれています。
他にも、創設者の胸像や噴水や
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ここの名物日本一の宿儺鍋なんかもあって、意外と低学年の子供も楽しめるスペースになっています。
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大橋コレクション館と鍾乳洞は入口が共通、その為、入場料も共通券のみの取扱い。料金はそこそこですが、駐車場代が無料なのでそこら辺を考え合わせれば特段高いという程もないかと。
大橋コレクション館
順路共通になっていて、入館するとまず大橋コレクション館に入館する事になります。
ここは上述の通り大橋外吉さんというここの発見者が私財によって集めた美術品などが種類幅広く展示されています。
翡翠で作られたリンゴの木のモニュメントや、ニカクという太古の生物の角(化石)など様々見応えのある品が展示されています。(鍾乳洞内部と合わせて後日画像集をアップします。)
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『大橋コレクション館殺人事件』が書けそうな位尖ったものが多いです。
いざ鍾乳洞へ
という訳でコレクション館を抜けるといよいよ鍾乳洞へ。後悔部分は約800m、全3洞という縦に三つの鍾乳洞が連なる形になっていて、案内によれば全部で20分~30分という事でした。800mが30分と言うのは歩く速度と言うよりは道中の道の険しさによる部分が大きいです。その為、出口は全部で3つ用意されていて、個人の体力などに合わせて使い分けて下さいという事なんでしょう。
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中は天然の空洞部分に大分手を加えているらしく、歩きにくいとか、匍匐前進とか、潜水とかそういったアドベンチャー的な事をする必要はありません。また、学術名や通称を併記してくれてるので、見て回る分にアテンドなんかも不要。
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この独創的な姿かたちが全て作ったのが自然の力かと思うと何とも言えない感慨深いものを感じます。
洞内の温度は15℃程度と寒くなく暑くなく、これが年中保たれているそうでこの環境を生かしてウドの栽培や、お酒の定温貯蔵なども行われています。
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岩魚養殖とか
出口を出た先には洞窟系スポット定番のパワーストーンの販売店などが並びますが、もう一つあるのが、岩魚。雪解けの綺麗な水を使用して養殖がおこなわれているらしく、水槽で泳ぐ岩魚を覗きながら、塩焼きを食べる事も可能、値段はそこそこですが。
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アクセス
- 住 所:〒506-2256 岐阜県高山市丹生川町日面1147
- 駐車場:あり
岐阜県高山市より国道158号線を東進約20分。駐車場多数あり(無料)
まとめ
今回はこれで以上です。
鍾乳洞はありのままというより見る人が楽しんで見れるように、案内板やライトアップなど趣向が凝らされていて、最後まで飽きることなく作られています。一方でどうしても歩く経路、特に奥まった第3洞などは天井が低かったり階段が急やったりとかなり歩きにくくなっているので最後まで堪能する予定の方は滑りにくい靴とかひらひらしたスカートなどの着用は極力避けるのが賢明、そこら辺を守って巡ればきっと非日常な感覚を思う存分堪能することが出来るスポットです。