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賀茂神社の総本社『高鴨神社』

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今回は奈良にある『高鴨神社』のご紹介です。
橿原神宮のある橿原市の西側御所市という街にあって、周りを山に囲まれた閑静な神社なんですが、上賀茂・下鴨を含む全国数多ある鴨(賀茂)神社の総本社なんだとか。
では、今回はそんな奈良の『高鴨神社』に一礼。

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神社概要

この神社は奈良県御所市にあります。金剛山東山麓に位置する神社で、昔の地名で、大和葛城と称されるこの地域は、代々賀茂氏(鴨氏)という氏族(豪族みたいなもの)が支配していた地域で、この賀茂氏は氏神としてお祀りしたのが始まりとされています。
祭祀を行っていた歴史を紐解くと弥生時代にまで遡る事となります。
ご祭神は阿遅志貴高日子根命(迦毛之大御神)を主祭神とし、下照比売命・天稚彦命を配祀します。
ご利益は病気平癒、初宮、大祓いなど、甦りに関する信仰が深く、その力は死した神をもよみがえらせるという程の力を持った強い神様とされています。

鴨は『カモ=カミ』と同源で、カモすという言葉から派生していて、気が出ている様子を表すそうで、神社が鉱脈の上に鎮座している事からも良い気が放出されている神社なんだそうです。その為、この神域に巡る気は体に良いとされています☆

境内散策

周りを農地に囲まれたのどかな場所に建つ神社なので、静かな雰囲気に包まれていて、参拝すると非常に清々しい気分になれる神社です。
右手に木々のアプローチと、左には放生池。これだけロケーションに恵まれた神社は中々ありません。

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本殿・ご拝殿

正面鳥居を抜けてまっすぐ参道を進んだ奥にあるのが拝殿・ご本殿です。比較的真新しく綺麗で、少し木の香りが残っています。

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宮池

この神社の見どころはやっぱりこの宮池でしょう。穏やかな水面に青々とした葉っぱが水面に映り込みとても綺麗。境内の木には紅葉なども多く見られるので、紅く染まった木々が水面に反射する逆さ絵はきっと素晴らしいものでしょう。

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また、南側には浮き舞台があって、毎年5月の献花祭では、この舞台で雅楽と舞が奉納されるんだとか。

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人形のお祓い

この神社のご利益の一つにあげられる祓い、それを祈願できるのがこの人形のお祓い。

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これによると、人は生きる上で知らず知らず愚痴を言ったり、悪口を言ったりして、悪い気を内に溜めてしまうんだとか。で、それが溜まっていくに従って、気力が枯れる、これが気枯れ(けがれ)=穢れ。
このお祓い人形はその人の気枯れ=穢れを人形に移して祓い清める事で、心身を正常に保つ事を目的として行われます。

穢れに覚えのある方は念入りに祈願される事をお勧めします、そう、誰かさんの様に☆

摂社

この神社は本殿の両脇を固めるように摂社、末社がずらり。

東神社(御祭神:天児屋根命・天照大御神・住吉三前大神)

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西神社(主祭神 多紀理毘売命、配祀 天御勝姫命・塩冶彦命・瀧津彦命)

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御朱印

御朱印は境内右手の社務所にていただけます。八角に浮雲?の中にある神社名の文字。
結構独特で、紋様としても綺麗な印象。

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アクセス

  • 住 所:〒639-2343 奈良県御所市鴨神1110
  • 駐車場:あり

奈良県御所市内国道24号線を和歌山方面に南下、五条北ICの手前を西(山手)方面へ。
駐車場は数台程度。

桜の頃

方丈池を囲むこの木々は桜、という事は桜の頃にはこの池周囲は一面ピンクに染まる事となります。

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咲き始めは池面の緑と葉の緑、それに対する桜のコントラスト、満開時には水面に浮かぶピンク、散り初めには水面を埋め尽くすような桜の花びらの池が楽しめたりと、桜が咲いている期間はどの時期に訪れても楽しめる、あまり知られてはいないですが隠れた桜の名所でもあります。

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まとめ

今回はこれで以上です。
この神社はとても歴史のある神社で、鴨氏の起源を巡る上でも重要な位置を占める場所でもあります。また『高天原』とされる葛城山山麓に存する『高天彦神社』の御朱印を頂けるのもこちらなので、是非巡る時はまず高天彦神社をお参りしてから来るようにしてください。

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