今回はお酒のアテシリーズという事で『鮪ほほ肉』のご紹介です。
『牛ほほ肉』って聞いた事ありませんか?高級レストランとかで赤ワイン何かで煮込まれて出てくる、お医者さんがおねーちゃんを口説くシーンとか、弁護士がおねーちゃんを口説くシーンとかで使われる高級料理です。
かなり偏ったイメージです☆
ほほは頬でも牛じゃなくて鮪。あんまり出回っているの自体見ないかもしれませんが、美味しい部位なので、今回はこちらをご紹介。
そもそもほほ肉って何ぞや?
そもそも『ほほ』と聞いてどこを思い浮かべますか、多分思い浮かべた場所そのまんま。そう、人間でいう頬っぺたの部分です。当然ですが、一匹から二枚、それも鮪の顔の大きさってたかだか知れてますよね、結構な希少部位なんだそうです。
ええもんばっか食べやがって
こんなええ感じに勘違いしてくれた方、朗報です。希少部位=高価とは限らないんです。以前紹介した鰹の心臓やら、いかとんび(烏賊の口)なんかも文字通り一個しかない部位ですがどれもそんなに高くはありません、美味しくて稀少でもニーズが少ないと値段は高騰しないんです。
それを食べる人はそこそこの物好きと呼ばれることになるんですが。。。
自分ちで料理して食べる分に人目など気にする必要は全くありません。
作ってみよう
買ってくるとこんな感じで送られてきます。特徴としてはわかりづらいですが、三日月の形をした小柄なお肉というのがわかってもらえるかと思います。
そのままステーキに
やっぱりまずは素材の味を楽しんでみるのが一番でしょうか、多めにオリーブオイル引いて焼いてみる事にします。
と、ここでアクシデント発生。まあまあ自己主張強い。
いや、分かってたやろ初めから☆
鮪も青魚ですからね、ある程度の事はあるだろうと思っていましたが、冷凍で完璧に封じられていた青魚臭は、焼く事で完全に開放されます。
という訳で急きょ照り焼きに変更。
焼いている間思ってましたが、どう見ても肉にしか見えません。
和風煮込み風
『風』一個多いで☆
当初、和風の予定ではなかったんです。
当初カルパッチョ的に仕上げたかったんですが、さっきの失敗があったので今度はしっかりとバターで焼いていきます。青魚臭いのが嫌な方はこの時点でニンニクとか入れてもいいかもしれません。
トマトペーストとミックスシーフードを混ぜ入れてアクアパッツァ的な感じにしようと思っていたんですが、残念ながら品切れ。代わりに酒粕が眠っているのを発見。
これを溶かして混ぜ入れていくことにします。
これでもなお青魚の感じが嫌と言うわがままな人は、更にショウガなど混ぜるといいでしょう。
好みっていうんやで☆
行き当たりばったりで料理するとこういう感じでグダグダになったりもするんですが、そこをどうアドリブで乗り切るかと言うのも料理の醍醐味と言えます。
乗り切ったかどうかは不明ですが☆
食べてみよう
まずはマグロほほ肉のステーキ(からの照り焼き)。
焼き加減次第な部分もあろうかと思いますが、食感から魚と言う感じはしません。
適度に弾力があって、魚臭もいい感じに消えてるので、牛マメとかのような歯を立てると跳ね返る弾力はあるけど、噛み切ると途端に弾力が失われる不思議な食感。
次にアクアパッツァ(からの酒粕煮込み)
今さらですが、味噌で味整えるのが無難やった気がします。
ホンマ今さらやな☆
酒粕と一緒に白だしで味整えたんですが、しっかりと硬さが取れて柔らかい方が好みと言う人はこっちの方がよさそう。でもやっぱりほろほろと筋繊維がほどけていく感じは魚と言うより肉の方が食感が近い気がします。
まとめ
今回はこれで以上です。
ほほ肉はあんまり需要がないんでしょう、気象と言う割にかなりリーズナブルに購入が出来ます。それでいてよく動く部分だからか美味しい部位なので、お酒のアテじゃなくても普通におかずの一品として食べる分にもお勧めです。