今回は京都にあるラーメン屋『麺処森元』のご紹介です。
松井山手という新興住宅地の幹線道路沿いにあるラーメン屋で、30年前は確かに田舎の雰囲気たっぷりやったはずのこの一帯。
この地域に激震が走ったのは、あるお店がこの地域に出店したことに端を発します。
その名をコストコ。この出店と、第二京阪道路の開通によりこの地域は郊外住宅地域から一気に主要道路沿線地域に早変わり。今では土日祝日中は常に車がひしめく地域になりました。このこの渋滞云々はまったく関わりのない話なんですが
関係ない話を延々と(゚Д゚)
賑やかな地域にあるお店ですよと言いたかっただけで。
では、今回はそんな『麺処 森元』さんにお邪魔します。
店舗概要
このラーメン屋は京都の南、松井山手にあります。幹線道路沿いに駐車場をドーン、でっかい看板バーン、内装ドドーン
言いたいことと一緒に知能の低さまで伝えてしまうよ?
関西人の会話はこれで7割くらい通じるので問題ありません。
ま、なんせ資本力の高さがひしひし伝わってくる様は、さぞやでっかいチェーン店が関東辺りから鳴り物入りで乗り込んできたのかと思ってたんですが、実は松井山手店が1店舗目、今回2店舗目が2019年2月久御山町にオープンしたばっかりと、全然一大チェーンでもなんでもなかったというお店。ちなみに上の店前の写真は久御山店のもの。
お店の特徴は醤油。というのもここの醤油は松野醤油謹製。
って言うてもわかんないですよね。僕は名前知ってたんですが、逆に何故名前を知っているのかわからなかったくらい老化って怖いもの。
松野醤油さんというのは、京都市内にお店を構える超老舗醤油屋さんで、光悦寺参道にあります。昨年の秋に光悦寺・源光庵に参拝していたんでした。確かにものっすごい歴史ありげなお店が参道にあったのをおぼろげに覚えていたのでしょう。
僕の記憶力も一概に捨てたものではないという証左にもなりました。
メニュー・味
メニューです。先ほどの通りメインは醤油。ノーマルと豚骨醤油の二種があり、他に変わり種としてカレーラーメン。そのカレーラーメンの中に挑戦的な光を放つ『カツカレーラーメン』があります。あと20年若ければ挑戦も可能なんですが、若くないのでこれは除外。セットメニューが充実しているのは非常に好感を抱くポイント。
まずはやはりこれでしょう。醤油ラーメン。醤油の深い味わい、こういうのを『コク』と表現すればよいのでしょうか、しっかりと醤油の味を感じるのに必要以上に主張してこないので、非常に食べやすいラーメンです。背脂で濃さを表現せず、あくまで醤油の味だけで勝負している点も秀逸。オーソドックスなラーメンやけど、この一杯に関するこだわりはひしひしと伝わってきます。
春限定メニューという事で、こんなのもありました。あさり塩ラーメン。
あさりって正味反則ですよね。僕も失敗したくない料理の場面では必ずあさり、中毒を心配するならはまぐりを使用します。それほどに貝エキスの威力は絶大です。
ましてそれをプロが監修したとあっては。貝エキスたっぷりの塩スープにシャキシャキした水菜、レモンの爽やかさを載せて美味しくない筈がありません。
このお店、サイドメニューが充実しているのも特徴。
セットで頼めるチャーシュー丼。ここにも醤油の味が染みているのが伺えます。
チキン南蛮、これもセットメニューにあり。唐揚げじゃなくてチキン南蛮としてくれる辺り尚good。
アクセス
松井山手店:府道284号線(山手幹線道路)を八幡洞が峠より南へ。
久御山店:国道1号線(1号バイパス)久御山町内佐山交差点を東へ。
まとめ
今回はこれで以上です。
昔ながらの醤油ラーメンと言うと少し物足りない気がするという点を見事に補完している醤油の旨味を存分に味わえるラーメン屋さんです。
あと、期間限定メニューも今回のあさりラーメンの他、前回はまぐりラーメンというのも頂いたんですが、こちらもはまぐりの香りと味を余すところなく味わえるラーメンでした。創作ラーメンに安定感があるという点もリピートしたくなります。
一度ご賞味ください。