宇治ではかつて花火大会がありました。(遠い目)
2,000発程度のそこまで大規模なものではなかったですが、年に二回、縣祭りと花火大会はJRの駅前から広がって、周囲そこら中に夜店が出てごった返すのが常でした。
それが、いつの年か花火大会がなくなってしまいました。初めは『今年はありません』のスタンスでしたが、どっかのアラブの石油王から出資でもない限り復活はしないだろうというのが大方の見方のようです。
そして花火大会の代替えのようにして始まり、毎年定着しつつある夏のお祭りイベントが『クラフトビール夜市at8月4日』です。初年度はお化け祭りなど子供向け要素も盛り込んだものになっていましたが、今年なんかはもうすっかりおっさんの為のイベントとして催されていました。
とまあ花火もお化けもなくなり、風情も全くないものになってしまったものの、折角のイベントは楽しまないと損、って訳で今回はクラフトビール夜市の様子をご紹介です
場所はJR宇治駅から正面に見える中村藤吉本店を起点に北東へ宇治橋通商店街を約400~500mほどの間の道々にビールの露店が軒を連ねます。出店はさほどひしめき合っているほどでもなく、全部で30店程度でしょうか。
まず当然っちゃ当然ですが、ほぼクラフトビール、いわゆる手作りビール、というかノンブランドから一部では少し名の通った物までが一堂に会するイベントです。
では早速行ってみましょう、一杯目は一条寺ブリュワリーというお店。以降、混んでたのと酔ってきたのでお店の名前が一部撮れていません。
参考になるかぁ!!(○ `ー´)○バキッ!
すみません、酔ってましたとしか言いようがありません。
こちらに限らず、大体のお店が2種~4種ほどのメニューを用意していて、IPA、黒、ヴァイツェン、ピルスナーの基本4種に自分ところのアレンジを加えたりしているのが大半といったところ。大別した種類に違いはないと言え前評判が分からない以上良し悪しは飲んでみるしかありません。
まずは黒ビール系、個人的に黒ビール自体嫌いではないんですが、飲んだ後の口に残る苦みが苦手で、そういう人多いんやないでしょうか。これはその点をゆずの香りでケアしてる感じで、飲んだ後の嫌な感じが残らなくて美味しかったです。飲んでる間の柚子感が少し邪魔っちゃ邪魔でしたが。
IPA系。割とオーソドックスなタイプのIPAに思えました、苦みありキレありでバランスの取れたタイプ。
丹後王国。ホテル兼、バーベキュー場兼、観光牧場兼、道の駅みたいなとこです。丹後旅行に行ったことのある人は結構ご存知の人も多いかも。
こちらでは、ヴァイツェンを頂きました。飲みやすさの反面どうしても特徴の薄いものになってしまいがちなヴァイツェンですが、そのフルーティさも相まって女性に特に人気の高いものなんだそうです。
ZIGZAGブリュワリー。丹波篠山にある醸造所なんだそうです。京都なんか兵庫なんか大阪なんかいまいちわかってない人もいるかもしれないですが、篠山は兵庫県です。
こちらでは黒豆ブラウンエールを選択。『ブラウン』とついていますが、どっちか琥珀ビールに近いもののようです。味わいは黒と白の中間というそのまんまな印象ですが、僕的にはこのくらいが丁度いいです。
千葉県からの出展、店名撮り忘れました。確か自分たちが美味しいと思ったクラフトビールを何種か持ち寄りしているとの事でした。ここら辺位からよっぱらってきて味の感想が不確かになっていきます。余韻に苦みとありますが、そんなにエグみを感じるほどで無かった印象です。
黄桜といえば、日本酒ですがこのイベントではビールでおなじみ。基本のコンセプトは変わらないものの、日本酒らしい甘味をどこかに感じさせる気がするのが特徴と言えば特徴でしょうか。
家帰ってそのままベッド倒れ込んで意識喪失しました。
総じた感想としては、どこも美味しいのは勿論それぞれに個性があるので正に飲み歩きに適したイベントと言えます。唯一にして来年改善してほしい点は食べ物が極端に少ない点。見かけたのはたこ焼き
あとは、串焼き(鳥や牛タンなど)が2,3店出ているくらいでした、飲んでばっかりではちっときついです。
イベント開始は今年のデータで15:00開始、同刻より車両の通行禁止が施行されます。今年お越しにならなかった方はぜひ来年こそご参加ください。
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