今回は庶民の味方青魚の一つ『アジ』です。
昔、青魚は美味しいのに安くて、貧乏だった我が家
今もやろ?
では、よく主役として食卓で踊り狂っていました。青魚嫌いなんてセレブな人は一度給与の9分5厘をパチンコに費やす家庭で飯食ってみろと声を大にして訴えます。
おっちゃんのしみったれた出自の話はどうでもいいんです☆
今回はそんな青魚の一つ『アジ』をレポート。
今回の釣果
青魚と言えば生臭いとか、下魚とか散々な言われ方をする事もありますが、言う人に言わせれば一番おいしい魚とも称されたりもするとにかく賛否の激しい魚たちです。
今回もいつもお世話になっているさかな市場さんで仕入れてきました。釣ってもいなければ捌いてもいないのに、さも漁師が釣りたてを捌いて食べている気分になれるのが何よりこのお店の良い所ですね。
そもそも青魚って?
青魚ってよく耳にはしますが、青魚と言う魚の種類はないそうです。背の青い魚全般を指すいわゆる俗称ってやつですね。具体的にはさば、アジ、いわし、さんまなどが挙げられますが、これらは全部全く違う種別の魚たち。ほんとに見た目だけの括りと言えるみたいです。
昔は貧乏人の貴重な栄養源として、個人的に僕が青魚全般大好きっ子だった事もあり、1週間の内多い日で3,4回は青魚がでてくるくらい庶民に寄り添ったお魚だった青魚ですが、最近事情が変わり庶民の味方じゃなくなってきました。特にサバ。
サバ缶が変なブームに巻き込まれたせいで、一時期は代替え品のさんまの水煮缶まであおりを受けて価格高騰していた時期もありましたが、最近は前よりちょい高値でだいぶ落ち着きを見せてきました。
最近の青魚の高騰は温暖化に伴う漁獲量の減少や、アジア圏(というかほぼ中国)で青魚を食べるからっていうので獲りまくっているからというのが大きな理由のようです。
今回はそんな最近あまり庶民の味方ではなくなってきている青魚の一つ『アジ』です。
食べてみよう
アジです。1尾580円、大ぶりなアジ2尾分4切れ。
新鮮なら刺身でも食べられます。ぷりぷりの身は噛んだ時の弾力も抜群。
丼にしてもカルパッチョにしても色んな料理に応用が可能。
一切れ残してぶつ切りに。出来るだけ細かくした方が美味しく食べられます。
酒、みりん、柚子味噌、醤油、生姜を入れて混ぜる。そして最後にすりごまを振りかけると、ナメロウの完成です。
さかな市場は一尾をオロシてくれるので、目がいかないのですが必ずアラは捨てずに貰うようにしましょう。
アラ煮付けにしてもいいんですが、ちょっと生臭さがきついので出汁をとるのに使うのがお薦め。臭み消しに生姜と好きな具材を足すとお澄ましの完成。
まとめ
アジは生臭いのもきついし、骨も多いので敬遠する方も多いかもしれませんが、食べるととても美味しい魚です。
小ぶりなのは南蛮漬けやから揚げ、大きいものは塩焼きや酒・バター蒸しなんかも美味しいです。色々と試して見て下さい。