今回は兵庫県にある尼崎戎神社のご紹介です。
全国にあまたある戎神社ですが、ここもその一つ。大阪人に限らずお商売、もっと言えばお金大好き関西人にとって商売の神様、えびす様はどこも大人気。
ここの十日えびすは関西に住んでいればその季節、必ずと言っていいほどニュースなどで見かけるえべっさんの一つです。では、今回は尼崎戎神社に一礼。
神社概要
どこにあるの?とか創建の歴史とか
この神社があるのは兵庫県尼崎市。大阪市の隣ということもあって、駅前には大きなアーケードが立ち、高層ビルが乱立している中で囲まれるようにひっそりと建つのがこの神社。
商店街もローカルな局なんかで芸能人がプラプラ歩く番組などでよく見る場所です☆
神社のご創建は不明ながら、醍醐天皇(平安後期)の御代に遡るとされています。
正和年間に入り、滋賀の日吉神社に属する一社が尼崎に移遷され、その後紆余曲折を経てこの場所にお祀りされるようになったということです。
太平洋戦争中の1945年には社地が家屋疎開用地(軍用拠点周辺の建物を壊して延焼を防ぐこと)に指定されたものの、取り壊しの前に終戦。辛くも社殿は残る事となり、現在に至ります。
ご祭神・ご利益
主祭神に八重事代主大神
ほか、大国主之大神、誉田別大神、猿田彦大神の3柱を配祀されています。
ご利益は、えべっさんの代名詞ともいえる商売繁盛、家内安全。昔から海の町として栄えた尼崎の地で漁師から広く信仰されていましたが、近代に入り貿易港として開かれ、商業・工業というお商売全般にご利益おある『尼のえべっさん』と呼ばれ、今でも厚く信仰されています。
境内散策
この神社のシンボルは何と言ってもこの大鳥居。
背の高いビルや高速道路に挟まれた場所にあるので、近づくと突然現れる感じがしてちょっとびっくりします。鳥居の前後は公園になっていて、昼寝するじいちゃんや、遊具で遊ぶ子供がいたりと、地元の人たちの文字通り憩いの場になっています。
ご本殿・拝殿、社務所(御朱印)
鳥居をくぐり境内の最奥にご拝殿、そしてご本殿があります。
ご本殿脇にある社務所で御朱印が頂けます。
ここの御朱印は3種類あるんですが、どれもポップなデザインで全部欲しくなるところなんですが、予算の関係で断念。月替わりのものを頂きました。
開運スポット色々
境内にはちょいちょい色んな開運スポットがあります。
六福かえる
幸福かえる、縁福かえる、金福かえる、円福かえる、寿福かえる、安福かえるという六福が帰ってきてくれる有難い蛙さんです。
三猿
見猿、話猿、聞か猿で有名な三猿。
良縁開き道祖神
『猿田彦大神』と『天宇受命(アメノウズメノミコト)』をお祀りしている像です。
この二柱は夫婦神で、その仲に肖って良縁祈願が出来るとされています。
願掛け勝馬
お願い事を神様に届けてくれる役目を負った御馬です。真心を込めて願う事で自分に勝つ力を授けてくれます。
アクセス
- 住 所:〒660-0884 兵庫県尼崎市 神田中通 3丁目 82
- 駐車場:あり。
兵庫県尼崎市内阪神『尼崎』駅より徒歩4分。
まとめ
今回はこれで以上です。
尼崎はショッピングが出来たり、ベッドタウンとして人気だったり、商店街をぷらぷらしたりと色々魅力がある街です。最近、尼崎城が再建されて観光にも力を入れている尼崎、大阪に来た際は一度訪れてみてはいかがでしょう。