今回はカニのお話です。
ざっくりすぎ☆
先日蟹旅行(目的の殆どが蟹の旅行)を決行しました。
そこで食べた越前ガニとかいうブランド蟹があったんですが、これが絶品。
正にいつも食べている冷凍蟹がただのカニカマに思えてくるほどのものでした。
という訳で今回はそんなブランド蟹についてのレポートです。
ブランド蟹?
そもそも蟹にブランドとかあるのか?
あるんです、それは水揚げされた漁港の名前を冠する事が許された蟹を意味します。
それぞれのブランドの識別には専用のタグが設けられていて、その色の違いからそのブランドはだれが見てもわかるように区別がなされています。
元は自分とこで水揚げされた蟹のブランド価値を高めようという狙いから制定された制度だと思いますが、各漁連ごとに設けられた重量や大きななどの基準をクリアした蟹だけがそのタグをつけることが許される為、タグ付き蟹=その漁連の一定基準を満たした美味しい蟹である事が裏打ちされた蟹であるという事がわかります。
今回仕入れてきたのはその中でも最高級ブランドの一つに位置づけられる間人ガニ(だと思う)。万単位で取引されるものも多く、まさに蟹の王様といっても過言ではない、そんな蟹です。
本来は貧民のおっちゃんの口に入るような代物ではありません☆
まあ旅館とかで仕入れては結構なお値段になったりもするんですが、漁師さんから直で買い付けを行う事で、その値段はぐぐぐぐっと抑えることができるので、今回はその間隙を縫って手に入れたという訳です。
一匹3,800円まあそれでも結構なお値段ですが、普通に料亭に食べに行くよりは遥かにお安い値段だったと言えるのではないでしょうか。今回は母ちゃんの許可を得て生活費から購入費を捻出する事が出来ました。
蟹は捨てるところなんてない!
大事な点なので、もう一度言います、蟹に捨てる部位など存在しません。
新鮮なら蟹刺し
まずは、せっかく生きている蟹を仕入れてきたので蟹刺しに。
蟹の外殻を削るようにして身を露出させ、逆側から殻を折り、身をこそげ出すようにするのがポイント。
過程の絵が一枚もないのでわかりにくいかと存じますが、おっちゃんは孤独に生きているので、撮影は全て一人、どうかご容赦ご理解をお願いします☆
蟹みそと甲羅酒
次に茹で蟹。生食不可のカニならこっちがメインになることでしょう。足はともかく、さすがにミソ部分の生食はできません。
茹でる時は必ず甲羅を下に。おいしいのが全部出てしまいます。
ブランド蟹は重量などの厳しい規定をクリアしているので、当然ながら蟹みそもパンパンに詰まっています。
甲羅酒ってご存知でしょうか、そのまま食べても美味しい蟹みそですが、熱燗を甲羅に流し込んでグリルで炙ると更に絶品に。
端っこが残念な結果になってますよ?
しっかりと火を通した結果とお取りください。
甲羅酒と言っても、お酒の量を調節して今回は蟹みその酒蒸しの様に作りました。
蟹みその旨味が凝縮され、日本酒の甘味と蟹の甘味と風味が混然一体になって、それを一気に飲み干す快感。正に
感無量
食べた後の殻は捨ててはいけない『蟹殻酒』
さあこっからおっちゃんの貧乏くさいお話が始まります☆
いや、むしろ殻だけ買ってきても良い位の心境です。
さて、殻です。何の変哲もありません。
おっちゃん貧しいから食べるのは綺麗やね☆
身が付いていない方が都合がよいんです。
さて、これをまず焼きます。普通にグリルでOK。
今回おっちゃんちょいちょい焦がすね☆
しっかり火を通していると(ry
そしてこれをそのまま熱燗にダイブ。
これぞ、こないだ越前旅行で旅館のおばちゃんに教えてもらった本格B級食。これも甲羅酒?でいいんでしょうか。違いを表現するために『蟹殻酒』と呼称します。
蟹の風味と旨味が余すところなくお酒に溶け出します。日本酒自体の自己主張が強いお酒よりここは素直にパック酒で行きましょう。実践上3回程度出がらしになるまで使えるのですが、蟹足は8本あるのでジャンジャン、飲んでは焼いて、飲んでは焼いてしてみましょう。
茹で汁は当然捨ててませんよね?出汁の素
甲殻類の旨味って殻に詰まってるんだとか。なので、殻をごみとして捨てるという事は
おいしい部分だけ選りすぐって捨てているのと同義
文字通り蟹のエキスが溶け込んだラーメンとかでいう出汁に当たるものなので、何にでも使えます。アクだけ濾しておきましょう。
白ご飯のとぎ汁に混ぜればかに(風)ご飯、味噌汁に入れればかに(風)味噌汁、うどん出汁に使えばかに(風)うどんなど。
風✕3うっさいな☆
今回はその中でもお薦めの食べ方です。
すぐおいしいやつですよね?もう味完成されてますよね?
作り方は意外と簡単。用意する材料はこちらだけ。
こちらに湯の代わりに注ぐだけで作る事が出来ます、仮に蟹チキンラーメンとでも名付けましょうか。
8割方商標登録された名前やね☆
まとめ
今回はこれで以上です。
蟹は最近値上がりする一方で、旅館に食べに行くのも四苦八苦しなければなりません。
なので、食べたいなら現地買い付けかセット売り通販に頼るしかないんですが、いずれにせよ庶民は口にしてはいけないものになりつつある蟹、手に入れたからには残さずもれなく味わいきることが肝心です。
今回はお見苦しい部分が多々あったかと思いますが、紹介する内容が内容なだけにご容赦頂ければと思います。
今回は貧乏飯というより意地汚いシリーズの方が正しいかもしれません☆