今回は鳥取県にあるコナン通りのご紹介です。
『鳥取県を代表するアニメ』といえばつい先日まで境港を中心とした『ゲゲゲの鬼太郎』でした。朝ドラでその作者夫婦の半生を描いた『ゲゲゲの女房』とも相まって、大人気を博していたゲゲゲの鬼太郎ですが、最近急に増強されてきた勢力があります、『名探偵コナン』です。今回はそんな名探偵コナンの魅力がいっぱいに詰まった場所『コナン通り』をレポートしていきます。
コナン通りって?
場所は鳥取県由良駅周辺
ここは鳥取県東泊郡北栄町。位置的には鳥取市~倉吉市からさらに西へ行った辺りで、大人気漫画『名探偵コナン』の作者である青山剛昌さんの故郷ということで知られる街です。
最寄り駅の『由良駅』はコナン駅とされているのはもちろん、ここから東に行った先にある空港は『鳥取砂丘コナン空港』と命名されていたり、鳥取県は今やすっかり名探偵コナンの街なんです。
南北1.4kmに伸びるコナン通り
南は『由良駅』から北は『青山剛昌ふるさと館』までの約1.4㎞の道のりにコナンの登場人物の像や建物などがちりばめられたファン必見の場所です。
1.4kmは大人なら十分楽しみながら歩ける距離ですが、お子さんと一緒の際は車で。要所要所に十分な台数の駐車場が用意されています☆
アクセスなど
青山剛昌ふるさと館
- 住 所:〒689-2221 鳥取県東伯郡北栄町由良宿1414
- 駐車場:あり
- 営業時間:9時30分~17時30分
- 定休日:特になし
- 入館料:大人700円、中学生以上500円、小学生300円、未就学児無料。
入館料の受付は現金のみのため注意。
コナンの家・米花商店街
- 住 所:〒689-2221 鳥取県東伯郡北栄町由良宿
- 駐車場:あり
- 営業時間:10時00分~18時00分
- 定休日:特になし
由良駅⇔青山剛昌ふるさと館まで徒歩17分。見物しながらでも十分歩ける距離です。
中にはさりげなくコナンしてる場所もあったりするので敢えてノーヒントで探しながらめぐるのも良いかもしれません。
散策してみる
青山剛昌ふるさと館
車でアプローチするならまず訪れることになるのがこの青山剛昌ふるさと館です。
博物館+お土産物屋+フォトスポット多数とコナン通りに来るならまずここへ。ここを訪れないと、何しにこの辺りに来たのかよくわからなくなってしまうくらいのマストスポットです。
前庭
入口付近にはいろんなフォトスポットが満載。まずはアガサ博士が自慢のワーゲンに乗ってお出迎え。
永遠のライバル『コナン&キッド』がポーズ。
はじめは腰掛け気分で小学生を続ける中できたただの同級生だったのが、今や大事な仲間になった少年探偵団のみんな。
館内見学の前にまずはこのフォトスポットで思う存分気分を盛り上げていきましょう。
青山剛昌作品紹介など
ふるさと館のメインとなるのがコナンをはじめとする青山剛昌先生の作品展示。コナンが有名すぎてほかの作品がかすんでしまう勢いですが、ライバル『怪盗キッド』自体も実は連載作品。ほかにも『YAIBA』などだいぶ昔ですが確かに見覚えのある作品とともに青山先生の歴史が語られています。
劇場版コナンは上映延期となった『緋色の弾丸』含むと24作品、ルパン三世とのコラボ作品を含めれば25作品もあります。
どっかの未来からきた青いロボットばりに色んな不可能を可能にしてくれるアガサ博士の歴代発明品。
コナンのファンは当然ながら日本にとどまりません。世界全土で人気を博しているのがこうやって各国言語で売られているのを見ると、改めて実感できます。
ライトなファンからコアなガチ勢までいろんな展示があって、いろんな楽しみ方ができる場所です。
ライドゲーム
カルトクイズなど、子供を飽きさせないアトラクションも用意されていますが、多分メインとなるのが、このコナンの愛車(?)のスケボーに乗って挑戦できるスコアアタックゲーム。
スケボーに上手に乗りこなしコインなどをゲットしつつ高得点を目指すゲームで、巡りながら町内の名所を見て回ることができる一石二鳥のゲームです。
お土産コーナー
ふるさと館の隣にはしっかりお土産館も併設されています。
割とどこにでもありそうな定番っぽいお菓子から、ここでないとお目にかかるのも難しそうなもの。
上見ると勿論高額なものもあってきりがないのですが、比較的少額な小物も多く取り揃えられているので、周りのコナン好きに配り歩くことも可能です。
コナンの家
コナン通りのちょうど中腹あたりのエリアにあるのがこのコナンの家。工藤家邸宅といったほうが誤解がない表現になるでしょう。
邸内は残念ながら入れないようですが、雰囲気を感じるには十分。
米花商店街・コナン大橋
ふるさと館は必見の場所ですが、ただ一つ足りないものがあります。グルメスポットです。ご飯食べるのだけはこっちに回る必要があります。喫茶ポアロ、コナン仕様のfastfood店があります。今回は時間が早かったこともありファストフード店をチョイス。
商品ラインナップはこんな感じ、お値段は、まあ旅先だと思って割り切る必要があります。
キック力増強シューズ型の箱に入ったナゲットは600円。
作中では毒薬の予定だったのが結果的に若返り薬のポジションとしてすっかり定着した『APTX4869(アポトキシン4869)』860円。若返りの効力さえ付与されていれば1,000円弱ごときあってないような値段ですが、残念ながら中身は普通のホットドッグ。
どちらかといえば世界観に浸るための場所です。店内には主要キャラのポスターが張り巡らされています。
この商店街のすぐ南にコナン大橋があります。
橋の大きさ自体はそれほどでもありませんが、欄干にはキャラクターの像。
それに装飾のレリーフもあります。
由良駅
北からアプローチした場合の終点由良駅です、別名コナン駅。
駅前にはでっかいコナンの像が。電車で訪れた方をお出迎えしてくれます。
まとめ
今回はこれで以上です。
紹介したのはまだまだ主要な一部で、例えばマンホールがコナンだったり
町中を走るタクシーがコナン仕様だったりと、探せば探すほど色んなコナンに満ち満ちています。
名探偵コナンといえば通常版のコミックス・アニメはもちろん、映画も毎年興行収入が昨年分を塗り替えるほどの大人気ぶりで、特に主人公のコナンだけでなく脇を固める2019年の実質的な主人公となったコナンのライバル怪盗キッドと空手世界最強の京極真、2020年放映されるはずだった『緋色の弾丸』でクローズアップされた『赤井秀一』など、それぞれのキャラクターが魅力的でそれぞれにファンがついているという世代を超えて楽しまれている作品です。
そんな世界観に改めて触れてみたいというファンの方必見の場所、それがこのコナン通り、大人も子供も楽しめる場所なので、鳥取旅行の際はぜひ訪れてみましょう。