今回は伏見にある洋食屋さん『大進亭』のご紹介です。
京都南部の有数の観光スポット伏見。さぞや和食や割烹料理が多いのかと思いきや、意外と洋食屋さんにも多く恵まれていたりします。
内装もBGMもレトロ感満載、独特な雰囲気のある洋食屋さん大進亭さんをレポートしていきます。
店舗概要
お店があるのは京都伏見
このお店があるのは京都伏見。竹田街道から東へ入ったこのお店の界隈に酒処であり、歴史の名所でもある観光名所としての伏見があります。桜の季節には京都有数の花見スポットにもなる素晴らしい場所。
京都伏見って寺田屋があって、龍馬通りがあって、十石舟が運行していて。
雰囲気といい、建造物といい、和の雰囲気に包まれているんですが、一方でちょっと昔な雰囲気を残す洋風のお店というのが多いのも特徴的な場所で、このお店もそんな今から見るとちょっとレトロやけど、周りの江戸時代然とした雰囲気からは少しハイカラにも見える不思議な空間を演出するお店の一つです。
店内はジャズの響き渡る純喫茶そのもの
茶色い木の内装にサキソフォンが特徴的な音楽が店内に響く雰囲気は今ではすっかり見かけなくなってしまった純喫茶といわれて想像する姿そのもの。
これで手挽きの豆から淹れたコーヒーなんて出てこようものなら僕はご飯食べるのも忘れてくつろいでしまう事でしょう。そんな居心地の良さを感じる店内です。
営業時間・定休日・アクセスなど
- 営業時間:11時30分~14時00分、17時00分~22時00分
- 定休日:水曜日
- 駐車場:なし
- 住 所:〒612-8365 京都府京都市伏見区車町276
お店の場所の特定は若干てこずるかもしれませんがキザクラカッパカントリーの裏口を目指して進んだ手前にある、こんな感じで覚えましょう。
メニュー・味
洋食メニュー目白押し
メニューです。カレーにオムレツ、ハンバーグといった具合に洋食メニューは一通り揃っていますが、圧倒的に人気なのがサービスランチ。それにオードブル+お酒のチョイ飲みメニューも人気がありそうです。
酒処伏見の洋食屋さんは日本酒も提供
雰囲気的には正直馴染まないんですが、このコーヒーが超似合う雰囲気の中で日本酒も楽しむことが出来ます。
流石は酒処伏見といったところでしょうか。
サービスランチ
僕が見る限りお店で時間を共にした人の殆どがオーダーしていた大人気メニュー『サービスランチ』900円。定期変更メニューで今回はハンバーグでした。
この鼻をくすぐるような香ばしい匂いを発するハンバーグとサラダ
それにライスと赤だしがついてきます。洋食屋に似合わないものの、そういうところより日本人の舌に合う提供をしてくれるスタイルに好感が持てます。
デミグラスは個人的に苦手な酸味がすっかり飛ばされていて食べやすく、肉はふわふわ。この軽やかさは正に雲を食べているかのようです。
エビカレー
洋食屋さんで食べたいもの、カレーと揚げ物。とりわけエビフライとカツレツorトンカツは洋食屋さんを訪れた時にぜひ押さえておきたいメニューでしょう。
この大ぶりな海老がカラリと揚げられ堂々ライスの上に鎮座。存在感半端ありません。
カレー自体もこのお店自慢のメニューだそうで、食べ始めは辛くないもののそのうちにだんだんと汗が噴き出してくるスパイスと煮込む際の黒毛和牛が自慢。というのは一見すると寡黙であんまり口数が多そうに見えないシェフの言葉。
サイドでついてくるサラダ。添えられているのは海老の足を素揚げしたもの。
『海老は殻からしか取れない栄養素があるけど、殻は口に残って食べにくいので足を素揚げにしてみました。』というのはまたまたシェフの言葉。
最初はどうとも考えてなかったんですが、この人めっちゃいい人です。
オードブル2種(フライドポテト&オムレツ)
本来はお酒とのセットでオーダーするオードブルセットはお酒抜きでもお願いすることが出来ます。今回はフライドポテトとオムレツをオーダー。
フライドポテトはほくほくした柔らか食感。子連れだったので塩は敢えて降っていないのでお好みで卓上のものを使ってほしいとのこと。やはりこのお店の人たちいい人です。
まとめ
今回はこれで以上です。
このお店のおいしさは言うまでもありません。お値段についてはサービスランチはお得にお昼ご飯を楽しめて、あとはお財布との相談ができるお店といったところでしょうか。シンプルに楽しむならリーズナブルに、豪華に色んなもの食べたければお値段を張ればそれはそれで用意があります。色んなバリエーションが楽しめるお店です。