今回は八幡市にある焼肉屋さん『まるなか』のご紹介です。
焼肉屋さんって大きく二つありますよね、いわゆる韓国風と和風?というのかいまいちわかんないですが、韓国風でない方です。
シーンや用途・連れていく相手にもよりますが、おっさんが二、三人連れ立っていく中でもはや気品とか落ち着きとかって不要になります。一方でまるまんまこってこての韓国風焼肉は色んな面で明日に影響が。特に体臭とか口臭とか。
今回はそんな両境目のちょうどいい境界線を行く焼肉屋さん『まるなか』さんをレポートしていきます。
店舗概要
お店は男山団地のど真ん中
このお店があるのは京都府八幡市。かつては近畿で3番目と謳われたマンモス公団『男山団地』のまん真ん中。
最寄駅から徒歩30分超というもはや最寄り駅がないに等しい立地でも、最大収容人数3.7万戸という超巨大住宅群の中なら関係なし。訪れる人ほぼ近所を実現するお店です。
カジュアルな雰囲気とうるさ過ぎない喧噪
店内はお客さん・店員さんを含めアットホームな雰囲気に包まれています。一方で、立地柄近場の人たちがメインで集まるからなのか、あの仕事から解放されたぜ感からくるうるさすぎる喧噪もありません。きっと皆もうここで食べて飲んだら帰って寝るだけという超感覚で訪れることに起因しているのでしょう。うるさ過ぎず気取らず、そんなちょうどいい雰囲気に包まれているのがこのお店です。
アクセスなど
- 営業時間:12時00分~14時30分、17時00分~22時30分
- 定休日:特になし
- 駐車場:あり
- 住 所:〒614-8365 京都府八幡市男山金振27−3
店舗横に数台分のスペースが確保されていますが、手ごろな下戸の運転手が確保できない場合は自家用は当然避けましょう。
メニュー・味
セットメニューが豊富
焼肉屋さんの嬉し恥ずかしあるあるの一つが珍しい肉の部位が取り扱われていた時。
希少部位が楽しめるという喜びの一方、出てくるものがどんなものか全く想像がつかないという不安もあり、そんな希少部位を俺知ってるぜ感満載でオーダーする優越感が味わえ為には、ナニコレダレガコンナンタノンダノ?という自分の味覚または感性が周りとずれている事を認識する羽目になるリスクを背負う事にもなります。
要は取り扱いが豊富ならうれしい反面どれ頼んだらいいかわかんなくなるんですが、その点このお店はセットが豊富。
全てを完結させてくれるコースはもちろん、一部お任せな感じの3,4品のセットコースもバリエーション豊か。セットだと自分のオリジナリティの追及が出来ないのでつい遠慮してしまいがちですが、これなら一部お任せが成り立ちます。
前菜
まずは前菜。焼肉の際の定番キムチ盛り合わせと自家製ポテトサラダ。
ポテトサラダをお手軽料理なんて言うやつは料理したことがない癖に口だけ出す野郎という事は覚えておいて損はありません。
希少三品セット
今回お店へお任せした第一弾は希少部位3品セット。唯一の欠点はハラミ以外どれがどれか覚えていられない点。
まあ全部間違いのないおいしさでした、そして序盤に頼んだ事を留意してくれたのか不明ですが、網の汚れない塩系ばっかりなのもうれしいところ。
というのもこのお店、網交換が有料という特殊ルールがあります。(1枚200円/枚、現金払い時に200円割引。つまり現金払いなら網一枚は無料。)火通りの良いものを使っている為手入れに手間がかかるんだとか、いずれにせよ肉の布陣、スターティングオーダーや無論焼き方でお得感が変わるお店なんです。
ホルモン(四品)セット
中盤に差し掛かると俄然胃と脳が欲してくるホルモン、これも仕入れを横目に店長おすすめ4品が提供されるというセット。
センマイと腸系とハートともう一つはわかんないけどこれも腸。
このお店ではセンマイを生でも提供しているお店、あの超臭い代物を生でとか相当鮮度と下処理に自信がないとできません。
しかしこのパッと見どう見ても甲殻類もしくは直で毒。これ最初の人どこをどう見たら食べ物と思えたのか、いつもそういう紙一重の完成を持った人が新しいものを生み出していくのかもしれません。
ひね鶏と天肉ともう一つ
鶏肉を出してくれるお店はいくらでもありますが、殆どが若鳥。ここのように酒飲みさんのためにひね鶏(親鶏)を出してくれるお店は中々ありません。あと、畳みかけるように天肉ともう一品何かタレ系をオーダー。
石焼チーズビビンバ
焼肉で米を食べるか食べないか、これは至高の卵料理とは何なのかと同様、意見の絶えない議題の一つかと思いますが、そんな両者を黙らせる一品それが石焼ビビンバです。
それも今回は贅沢にもチーズトッピング。これをお焦げを敢えて作りつつ、一心不乱に混ぜ合わせていくと一層食欲をそそるスタイルに。
要するところビール飲む勢がご飯食べるタイミングないといっているだけなので、ビールに合うご飯ものがあればこの論争は決着します。その一つの回答が石焼ビビンバというわけです。
まとめ
今回はこれで以上です。
お店の立地上、誰かに教えてもらわない限りここへ来ようという話にはならないかもしれませんが、精肉店経営というだけあって一頭仕入れならではのリーズナブルさと、希少部位の数々を味わえるのがこのお店の魅力です。
地域密着店はしばしば常連による排他的雰囲気に包まれているケースもありますが、このお店に限ってはそんな雰囲気はみじんもありませんので、一元でも安心して訪れて下さい。ただし、駐車場は数台しかないので特に夕食利用時予約は必須でしょう。