今回は三重県にある『橋本酒造場』のご紹介です。
近畿の真ん中『伊賀』の国にあって、ご家族だけで切り盛りするごくごく小さな酒蔵さん、でもそこから醸し出されるお酒『芭蕉』の味は奥深く歴史を感じさせる味でした。
酒蔵概要
三重県伊賀市にある酒蔵さん
この酒蔵さんは三重県伊賀市にあります。昔は、藤堂高虎を藩祖とする津藩与りの土地。伊賀市はその中心地として発展してきた町です。伊賀といえば忍者でも有名な土地ですが、山あいでそれだけ自然豊かなこの場所は水もきれいで酒造りにも適しているらしく、伊賀市内には酒蔵さんがいくつもありこちらはその中の一つです。
お店の前には綺麗な柘植川が流れるこの土地柄は、昔から酒造りはこの清流に支えられて来たんだろうことが窺えます。
小さいながら歴史は古い
店構えの通り、ここは家族経営で切り盛りするごくごく小さな酒蔵さん。ですが、その歴史は長く創業明治20年。実に130年以上の歴史を持つ酒蔵さんです。
『俳聖芭蕉』という銘柄一筋に年間の醸造数量も限られているものの、美味しいお酒作りに邁進されています。
店舗には杜氏と思しき店主と、奥様の二人がいらっしましたが、とても気さくな人柄の良さが伝わってくる心温まるお店です。
営業時間・アクセス・駐車場など
住 所:〒519-1414 三重県伊賀市御代1116
駐車場:店舗向かいに3台。
お店に繋がる手前の道がかなり狭いので、わかりにくいですが橋を超えてすぐの道を意識しておきましょう。
店内をあれこれご紹介
この酒蔵さんの商品ラインナップは造り方の違いはあれど大きなくくりとしては俳聖芭蕉一筋。
中には今まで見たことのない大きさの杉玉。
どっかで採れたえらごっついスズメバチの巣が飾ってあったりと、不思議なというべきか自然豊かな中にある酒蔵さんというべきか。
早速飲んでみる
今回は予算との兼ね合いで落ち着いた特別純米酒の『俳聖芭蕉』。
芭蕉というのは勿論『松尾芭蕉』から来ていて、松尾芭蕉生家が伊賀市にあるご縁から付いた名前なんだとか。
香りは上品にほのかな日本酒、口に含むと途端に広がるお米の旨味と甘み。お酒好きな方にも普段そんなに日本酒を嗜まない方にもおすすめできるお酒です。
食中酒に最適とありますが、個人的にはキンキンに冷やして鯖とかそれ単体の味が強い魚、それも焼き魚と一緒に飲んでこそ本領発揮な気がしました。
まとめ
今回はこれで以上です。
優柔不断な僕にとって、こういった選択する必要のない酒蔵さんは逆に助かります。
どれにしようと迷う必要のない俳聖芭蕉の味。一度ご賞味下さい。