今回は奈良にある法隆寺のご紹介です。
柿食えばでお馴染み、聖徳太子建立の超大スケールで日本有数の古い歴史を持つ法隆寺。平時なら日本中どころか世界中から人が押し寄せる一大観光スポットですが、現在はまだまだコロナの余波を受けて人はまばら(といってもそれなりに観光客はいるんですが)。というわけでその隙きを狙って行ってきたというわけです。では今回は法隆寺に一礼。
寺院概要
法隆寺があるのは奈良県斑鳩町
この寺院があるのは奈良県西部の街斑鳩町です。今でこそ情緒あるのどかな町ですが建立当時は正に政治の中心。高い建物なんか全く無い中に建立された境内地18万7千㎡の大寺院は正に要塞のように見えたことでしょう。
無論、今でも奈良はもちろん世界の誇る日本の世界遺産の一つです。
歴史:創建は奈良飛鳥時代
この寺院の建立は奈良飛鳥時代、教科書にも登場する超有名な史実ですよね。推古天皇と聖徳太子(厩戸皇子)は当時の首都飛鳥からこの斑鳩へ都を遷す事を決意、斑鳩宮のお隣に建てられたのが斑鳩寺。それこそが法隆寺の興りです。
日本書紀には670年に法隆寺が全焼した記述があり、一方でその記述の信憑性を疑う学者もいて、長年論争がなされてきたものの、最終的に全焼・再建設説が勝利したという歴史もあります☆
度々の火災により伽藍や鐘楼など焼失の憂き目にあっているものの、現存する最古の木造建築物群としてユネスコ世界遺産に登録されています。
アクセス
- 住 所:〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−1−1
- 駐車場:あり(有料)
- 宗 派:法相宗
- 拝観料:大人1,500円、小学生750円
流石世界遺産といった拝観料ですが、並のお寺10個は入るだろう境内の拝観です。ここは踏ん張りましょう。(西院伽藍、東院伽藍、大宝蔵院分込)
境内散策
境内は大きく三つのエリアに分かれます。
境内はとにかく広いです。その広さを一番感じることが出来るのが東大門からの眺め。
端っこが見えないくらい広いです。これが1400年守られてきたと思うとそれだけで来た価値を感じられます。
南大門
寺院境内の入り口、南大門です。
中門~五重塔・鐘楼、大講堂
この寺院の中心施設が五重塔と大講堂を擁する西院伽藍です。
五重塔
法隆寺といえば大半の人が思い浮かべるだろう五重塔。
大講堂
見上げるほど立派にそびえ立つ大講堂。
金堂
五重塔と対にして建てられている金堂。
鐘楼
柿食えば~でおなじみの、なのかどうか不明ですが鐘楼。
大宝蔵院
文字通りこの寺院の宝物が数々展示収蔵されている宝蔵院。
中は撮影不可なので撮れるのは入り口にあったこの金堂壁画のみでしたが
中は教科書で見るような数多の国宝を間近で見ることが出来ます。
御朱印所は2箇所
聖霊院
西院伽藍のすぐ東にある聖霊院。
西円堂
西院伽藍の北西奥に見える石段の上にあるお堂が西円堂。もう一つの御朱印が頂けるのがこちら。
小高い丘のようになっているので、境内で五重塔を唯一横目に見れる場所でもあります。
まとめ
今回はこれで以上です。
さすが世界遺産と言うべきか、とにかく広い上に密度も濃くて紹介が少し雑になってしまいましたが、じっくりとゆっくりと見て回れば一日でも足りないくらいの場所。
最古の木造建築物、思う存分堪能して下さい。