玉の輿にとは、何とも欲望が透けて見えそうなご利益ですが、そんな神社が京都にはあります。『今宮神社』。先の建勲神社とはご近所さんというかお向かいさんに近い位置にあります。とりあえず今回も一礼。
玉の輿云々はさておき、この神社は人気があり、いつ来ても人でいっぱい。
ご祭神は以下3神。
大己貴命(おおなむちのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
日本を代表するご祭神です。
ご利益は、病気平癒、健康長寿・祈願、家内安全、縁結び、玉の輿祈願、商売繁盛。
木の実(まつぼっくり?)で形を模した干支の動物が置かれてたり、を眺めつつ、まずは正面に安置される神輿を拝見。
そもそもこの平安京建都当時、ここには今でいう今宮神社はなく、疫神スサノオを祭る社(今でいう摂社疫神社)があったらしいです。
平安京が栄える一方で疫病や災厄にさい悩まれるようになります。これを鎮めるために各地で祭事・社が営まれるわけで、その一つがこの今宮神社の柴野御霊会。そしてこれが994年一条天皇が弐基の神輿を船岡山に安置し、悪霊退散をお祈りしたのが今宮祭の起源・今宮神社の始まりなんだそうです。
本殿にお参り。
続いて御朱印を頂きに社務所へ。
添え紙もそうですが、柔らかな印象を受ける字です。混んでるのに結構丁寧に書いて下さりました。
さて、こちらには阿呆賢さん(あほかしさん)という石が安置されています。別名『神占石(かみうらいし)』・『重軽石(おもかるいし)』とも言われるそうです。
石を撫で、その後に体の悪い所を摩れば病気平癒の効果があるそうです。頭、肩、腰ここら辺でしょうか。
手のひらで三回石を打ち、石を持ち上げるとえらい重く感じ、置いてから願い事を込めつつ、今度は三度石を撫でます。で、再び持ち上げる時に(さっきより?)軽ければ願い事が叶うそうです。一攫千金の願いを込めておきました。結果は、秘密です。
後者は伏見稲荷の重軽石と共通するものを感じます。
ここの名物は炙り餅。東門を抜けた両側に2軒。
『かざりや』と『一文字和輔』。
ここはもう美味しいまずいというより、むか~しから続く伝統の味を楽しむための物と解していただいた方が理解に易いです。
今回はこれで以上です。京都の神社は最寄駅からのアクセスはいまいちですが、割とひとところに固まってる傾向にある(市街の要所にあるから)ので、ある程度予習していくと効率よく色んな所を回ることが出来ます。
- 住 所:〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
- 駐車場:あり