今回は福井のご当地食材(?)純けいのご紹介です。
焼き鳥の名門『秋吉』当ブログでも以前紹介したことのある焼き鳥がメインの居酒屋さんチェーンです。
オリジナルのタレと他ではあんまり見ない『純けい』と『しろ』をツートップに掲げる個人的ナンバーワン焼き鳥店(以前は遠慮してチェーンならと限定していましたが、やっぱりここが一番好きです。)です。
今回はそんな秋吉好きな僕がその愛故に福井旅行の際に手に入れた純けいのお話です。
えらい一方通行な愛やな☆
純けいとは?
そもそも純けいとは何ぞや??と言う人も多いかもしれません、と言うか僕自身も腐るほど食べておきながら最近までどっかの部位を指す言葉だろう位にしか考えていませんでした。
残念ながら外れ、『純けい』というのは親鶏の雌鶏を指す言葉で、別名ひね鶏とかそのまんまに親鶏と呼んだりするそうです。
その特徴は、若鳥にはないこりこりとした食感とジューシーな脂。
昔は産卵期を終えた親鶏をしめていたようなんですが、最近需要が高まってきているようで、この純けいの為に飼育された鶏が市場のメインなんだとか。
お世話になったお店:木村鶏肉店
家で少しでも秋吉を楽しみたい、ただそれだけの思い付きで決行した鶏肉の買い付け。
概ねいつもやん、思い付き決行☆
当然ですが、どこのお店が美味しいとか、まして純けいが福井のご当地食材というのも福井県=秋吉の本店があるという情報1点のみ。
情報と言うより勝手な想像に近いですね☆
と言う訳で、まずは情報収集から。それは何と言っても現地の人に聞くのが一番と言う事で、お昼に食べた定食屋さんでリサーチ。
この辺の美味しい鶏肉屋さんはどちらですか?
家族経営のお店のようで、レジ応対をしてくれたのは高校生くらいのお姉さん。
恐らく頭の中には?が三つくらい並んでいただろうこんな質問をぶつけてくるおっさんにもめげず、笑顔を崩さず少し考え込んで店内へ。僕はそこに若くてもプロの姿を見ました。
と言う訳で地元の人お薦めの鶏肉屋さんの情報をゲットし、向かったのがこちら。
店内にはおばあちゃんの店員さんが一人。純けいがあるか聞くと一も二もなく塊肉を出してきてくれました。グラム200円いっていなかった気がします。
写真は450グラム、一枚肉を三枚購入した結果です。純けいに限らず鶏肉ってほんまにいつも家計を助けてくれます。
勧められるまま訪れた木村鶏肉店は美味しい鶏肉を提供してくれて、お勧めの食べ方から、それに適したカットまでしてくれる親切なお店でしたが、何より予想外ポイントはご主人。ボディビル甲信越大会優勝者。
ちょうど配達かなんか終わらはったご主人とすれ違った際にはダウンコートも着ていて特にそれっぽいガタイの大きさとかは全く伝わってこなかったんですが、脱いだら物凄かったという事です。
いざ調理
改めて純けいです。本来なら2,3kg買い溜めしたかったところですが、そんな理不尽が通るべくもなく、450gを購入。
まずはシンプルに焼き
シンプルに焼くのが一番うまいよといわれたので、まずはフライパンでグリル。
油を敷く必要は全くありません。少し焼いていればじきに十分すぎる油がしみだしてきます。こってりしすぎるので出始めの油はある程度切った方がいいかもしれません。
味付けも最後に塩胡椒だけ、それも少しだけ。
染み出した油を半分くらい切って尚これです。
食感はやっぱり焼くのが一番、こりこりした食感は軟骨ともせせりともまた違った弾力、これだけ出尽くしたように見えても中にはまだまだ鶏の旨味がたっぷり内包しています。
煮物には?
ひたすら焼いて食べてもよかったんですが、子供には少し硬いかもしれません。
冷蔵庫で大根が眠っていたので、一緒に煮込んでいきます。
甘辛い方が合いそうだったので、すき焼き風に砂糖、醤油、みりんで味付け。
特徴の一つ、こりこり食感は正直全くなくなってしまいますが、鶏の旨味は出汁の中に健在です。大根を手早く煮る為に圧力鍋で一気に煮込んでみたんですが、純けいの方にも効果てきめんだったようです。
まとめ
今回はこれで以上です。
結局純けいが福井県のご当地食材とかそうでないとかそこら辺は不明なままでしたが、福井県で問題なく購入できそうなことは判明しました。
秋吉の様に炭火の火力で一気に焼き上げるというのは家庭では無理ですが、家庭で手軽に楽しむという意味ではその役目は十分果たしてくれそうです。