旅行の楽しみ、それは見知らぬ名所を巡ったり、温泉入ったり、色々ですがやっぱりなんといっても一番うれしい事、それは地元の美味しいグルメを見つけた時ではないでしょうか。今回ご紹介するのは梶賀のあぶり。この予想外の出会いは正に僥倖です。
梶賀のあぶり
梶賀のあぶりというのは、一言で言ってしまえば魚の燻製です。梶賀というのは三重県の南東、と言っても三重県自体が近畿の南東にあるので、よくわからないかもしれませんが三重県随一にして日本一のお社『伊勢神宮』から更に南へ。三重県に伊勢より南ってあったの?なんていう人の事は置いといて、那智滝で有名な熊野町の手前くらいにこの梶賀町があります。
割と不通に出くわすこともあるんですが、熊野尾鷲自動車道はやっぱり便利すぎて伊勢を過ぎたら一気に熊野三社のある新宮までひとっ飛びできてしまうんですが、美味しいものというのはえてしてこういう場所にあったりするんです。
梶賀町の梶賀漁港で獲れた新鮮魚介を伝統の製法で作られる、それが梶賀のあぶりです。
元々は保存食として地元の人に愛されてきたこの梶賀のあぶりも現在は作り手が少なくなってきた正に絶滅危惧メシ=絶メシは梶賀コーポレーションさんという会社で作られているんだとか。
梶賀のあぶり(梶賀コーポレーション) 5,500円以上お買い上げで送料無料
早速食べてみる
梶賀のあぶりは全部で魚の種類で四種ほどが販売されています。
定番の鯖子のあぶり
梶賀のあぶりと言えば一番画像でみかけるのがこの鯖子のあぶり。
鯖子というのはゆるキャラでなく稚魚の鯖という事らしいです。盛り付けてみるとこんな感じ。
少し口に余りますが、頬張れば一口で行けるサイズ、めざしの香ばしさが焼いてないのに醸し出されていて、濃過ぎず物足りなくもない絶妙な塩加減。やりすぎると元の風味が飛んでしまいそうですが、すこーし炙ってみるとエンドレスに日本酒がイケそう。
旨味ナンバーワン大鯖のあぶり
個人的ナンバーワンがこちらの大鯖。
貧乏な僕にそもそもそんなに選択肢もないんですが
好きな魚を一つと言われれば迷わず答える鯖、それも脂たっぷりのった大鯖なんか三食+晩酌全てそれで乗り切れる自信があります。
盛り付けるとこんな感じ。
指で持つだけでてらってらの脂ですが、その分だけうまみもたっぷり。それが燻製独特の風味をまとって、食欲を倍増させてくれます。日本酒エンドレスというよりも勿体ないので、ちょっとずつ食べながら日本酒多めにいってしまう的な本末転倒な展開になります。
さっぱりした味わいのとんぼ鮪のあぶり
日本酒好きな我が同好の士はきっと意識を共有してくれるだろうと信じて疑わないものの、やはり大鯖は濃いと感じる人も多いかもしれません。あっさりしたのが好みならとんぼ鮪のあぶりというのもあります。
とんぼマグロというのはいわゆるびんちょう鮪の事で、マグロの部位で言えば赤身。トロのような旨味には乏しいので刺身には向かないそうですが、しっかりした下味のつく燻製にはうってつけといえるかもしれません。
盛り付けるとこんな感じ、色合いに乏しいのがちょっと残念ですが
魅力に乏しい中年のおっちゃんに言われても。。。
ノンオイルのツナ缶を超美味しくしたようなあっさり感。口の水分を持っていかれるので、これを食べては日本酒、日本酒で塩分が薄まればまた食べたくなる、正にこれぞエンドレス日本酒と言えます。
ご飯のお供に鰤のあぶり
庶民が贅沢感を感じながらも味わえる最高ライン、恐らくそれが鰤でしょう。
盛り付けたらこんな感じに。
骨がちょっと気になるかもしれないですが、補って余りあるおいしさです。脂ノリノリなので、おつまみとしては勿論、ご飯のお供にもいけます。上に載せてそのまま頬張っても良し、おにぎりの具にして中で温めて脂と米が混ざり合ったところをガブっといっても良しです。
梶賀のあぶりが買えるお店
ご当地グルメってなんでご当地でしか売ってないんでしょうか。
お店のHPでも、色んなショッピングサイトでも取扱いがあるんですが問題は送料。
ジャンルがお酒のアテなので、量が少なく単品のお値段自体は手の届かないほどでもないんですが、お試しに一個となれば送料の方が高くついてしまうという非常に勿体ないことにもなりかねません。じゃあ買いに行っちゃいましょう。
という訳で買いに行ってきました。二回。
取扱店は三重県内に殆どが留まっているものの、東京・大阪にも取り扱い店があるようなので、お近くの方は試してみるのもいいかもしれません。
http://kajico.cart.fc2.com/userpage?id=98421
関見世 吉右衛門
関宿ってご存じでしょうか、亀山にある宿場町の街並みそのままが残る保存地区です。
お店はその関宿の真ん中を走る東海道沿いにあります。
江戸時代の、というより田舎の街並みと言った印象を受ける宿場町の中で真新しさと周囲に溶け込むレトロな雰囲気は残したこのお洒落なお店は、このカラフルで投げると宙に浮かびそうなポン菓子なんかも扱っていたりするんですが
東西20分ほどで歩けるので、ゆっくり日帰り観光をセットに考えているならこちらで購入がおすすめ。因みに上のポン菓子も是非リピりたくなるほどに美味しいのにとってもリーズナブルなので、こっちもおすすめ。
伊勢路テラス
四日市駅は県庁所在地津と並んで県下有数の繁華街。その中心にある近鉄百貨店の中でも梶賀のあぶりは購入できます。四日市は今でも近畿を代表する一大工業地帯、駅前もやっぱり賑やか。
売り場には梶賀のあぶりのほか亀山みそ焼きうどんなどのB級グルメ、地場産の色んな調味料なんかもそろっていて、三重の魅力総取りしたい方なんかおすすめ。
梶賀のあぶりを楽しみたい人はふるさと納税で
僕はたまたま近畿住まいなので、行こう!!と思えば行けた故に買えたわけですが、関東や九州なんかからだとアクセスなんてもう2,3泊のレベルでしょう。でも送料がああああ、という方にはふるさと納税です。
ふるさと納税を既に経験済みの方ならお分かりかと存じます、お試しセットなら5,000円という多分ふるさと納税再安価ラインで購入が可能。
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僕の味覚を信じて頂ける方ならこの基本セットの方がお得です。
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個人個人の所得に応じた上限金額が定められていますが、それらも楽天サイト内で調べる事が可能です☆
ふるさと納税についてといった話は今更なので割愛しますが、合計して2千円(基礎控除部分)で購入しているのと同義という事だけ知っていれば十分です。個人的にふるさと納税が楽天市場一択なのはスーパーセールがあるからです。ウェブサイトの常で、42倍というのは実践上大げさと言わざるを得ないですが、10倍までは普段の買い物をここに集中さえすれば十分に達成能な数字です。
そしてこれはふるさと納税にも有効。寄付の返礼品は3割まで、という総務省の無駄ルールに法った価格に対しても額面で買い回りポイントが発生するので、必然的にポイント還元率は跳ね上がるという訳です。
まとめ
今回は以上です。
最後胡散臭いテレビショッピングみたいになってしまいましたが、梶賀のあぶりはほんとにおすすめと言ってよいでしょう。何より知名度がそれほど高くないので、俺こんなん知ってるんやで感満載で自慢げに周囲にお披露目するのに最適な一品です。
ふるさと納税って、当然何でも出ているのでそれこそ日用品の購入にでも充当していれば節約にもなって一石二鳥なんですが、(送料なんかも含めて)ちょっと手が出ないな~っていうものへのチャレンジにも最適かと思っています。おかずに、酒のつまみにご飯の供に、おひとつどうぞ。