今回は大阪にある『神津神社』のご紹介です。
明治時代に周辺7村のお社を合祀した神社だけあって、名だたるご祭神を8柱もお祀りするひっそりとした雰囲気とは裏腹に穴場パワースポットだったりする神社です。
では、今回はそんな大阪神津神社に一礼。
神津神社概要
この神社があるのは大阪市淀川区。最寄り駅でいうと十三、大阪一の繁華街梅田から川を挟んで向かいにあるんですが、そんな賑やかな地域の隣にあるとは思えない程のどか。『しょんべん横丁』と言う駅前商店街は昼間からお酒を飲んでも怒られない独特な雰囲気の場所だったんですが、2014年に火災で36店舗が焼け出されてしまうという痛ましい事件が起こった場所としても記憶に新しい街です。
今回の神津神社はそんな十三駅前から少し東に行った先にある住宅街に囲まれた中にひっそりと佇む何気ない神社です。
創建は1909年、それまで周辺七ヵ村でそれぞれ氏神様としてお祀りされていた神様を中央に位置する、今の神津神社の地に合祀したのが始まりとされています。
なので、ご祭神は合わせて8柱、それも名の知れた有名な神様ばかりがお祀りされています。
応神天皇(おうじんてんのう)
神功皇后(じんぐうこうごう)
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
少彦名神(すくなひこなのかみ)
猿田彦神(さるたひこのかみ)
これだけ錚々たるメンバーがそろっていればなんだって叶えてくれそうですが、この神社のご利益は厄除け、殖産興業、学問の神様として信仰されているんだとか。
因みにこの神社ではこの8柱の神様を合わせて『神津神社大神』と言うんだそうです☆
境内散策
少し離れてとは言うものの、梅田駅の隣の駅から徒歩5分と言う立地に在るこの神社、境内はそれほど広くはありません。周りは住宅街に囲まれていて、『十三東公園』に隣接している為、お散歩や遊び場、ウォーキングから井戸端会議の会場まで、幅広く地元の人に親しまれている神社です。
ご本殿・拝殿
正面から一直線に続く境内をまっすぐに進んだ最奥にあるのがこの神社のご拝殿とご本殿。バックに映る高層マンションが不思議にマッチする辺り大阪の神社と言う気がします。
私事ですが、ご参拝の折、初宮の御祈祷に出くわしました、これは吉兆なんだとか。
もう一つ気になったのがこの灯篭。
どこの?
答えは出ず仕舞い。
十三戎神社
日本三大戎の一つ『今宮戎神社』より分霊された十三戎神社。大阪人は十日えびすが大好きらしく、えべっさんの神社をよく見かけます。そして、しばしば本殿より摂社の戎神社の方が親しまれているというのも地域の特徴と言えるでしょう。
お稲荷さん(山之稲荷神社、福永稲荷神社)
全国津々浦々いろんな神社で信仰されているお稲荷さんですが、この神社はその中でも珍しく境内に2社お稲荷さんをお祀りしています。
御朱印
御朱印はご本殿向かって右手の社務所で頂けます。色んな朱印が混ざり合っている、何だか賑やかな印象を受ける御朱印。
アクセス
- 住 所:〒532-0023 大阪府大阪市淀川区十三東2丁目6−39
- 駐車場:なし。
大阪市淀川区『十三』駅徒歩五分。境内駐車場なし、ただ駅前が近いのでコインパーキングには困りません。
まとめ
今回はこれで以上です。
国宝が~とか、奈良時代からの歴史が~とかそんな派手な触れ込みはありませんが、昔から地元の人に親しまれてきただけあって、境内はほんわかした雰囲気に包まれています。ゆったりとご参拝が可能なので、穴場パワースポットとしてしらっとご利益を頂いちゃいましょう。