今回は滋賀県にある『唐崎神社』のご紹介。
この神社の特徴は何と言っても琵琶湖畔に建つ神社という事。
その為、神社のバックには琵琶湖の絶景が広がる暑い季節にこそ訪れたい神社です。
では唐崎神社に一礼。
神社概要
この神社があるのは滋賀県大津市
この神社があるのは滋賀県大津市。関西のイスタンブールこと大津市は
塩入りか塩なしかの違いです。
大津市はどの位置からも琵琶湖を眺め、湖畔で水と戯れる事ができるどこの県もなかなか真似ができないかなり羨ましい土地柄なんですが、この神社はそんな湖岸沿いに建っています。
なので、境内の奥は塀ではなく琵琶湖。湖を一望することができるとても眺望の良い神社で、ドライブには最高の目的地となってくれます。
立派な神社ですが実は日吉大社の摂社
この神社、単体としても十分立派な神社のように見えますが、実は滋賀県を代表する神社の一つでもある日吉大社の境外摂社。
元々のご創建は697年、持統天皇によって創建され、当初は女別当社という名前で婦人病にご利益があるとされて広く信仰されてきました。平安時代にははるばる京都からお祓いを受けに来る人が居たほど。
また、この地は日吉大社の御祭神である大巳貴命(おおなむちのみこと)が琵琶湖を渡って初めて降り立った地ともされていて、そのご縁からこの神社は日吉大社の摂社の一つとして数えられています。
御祭神は女別当命(わけすきひめのみこと)
この神社にお祀りされているのは女別当命(わけすきひめのみこと)。正直あまり馴染みの無い神様かもしれません、日吉大社で代々神職を務める家の神祖を琴御館宇志丸宿弥(ことのみたちうしまろ)といい、女別当命(わけすきひめのみこと)はその奥様にあたります。
女性に特にご利益あり
この神社のご利益は大きく二つ
- 婦人病平癒
昔からこの神社で信仰されているご利益。約1400年間信仰されているご利益は伊達ではありません。
- 恋愛成就
女性の為の女神様という色が濃く、女性の幸せのために寄与してくれる神様です。
上のご利益が昔から語り継がれていることなら、『こちらへご参拝したら彼氏ができた』、『プロポーズされた』など喜びの声がよく効かれます。正に最近の実体験を元に囁かれるご利益です。
神社へのアクセスなど
- 住 所:〒520-0106 滋賀県大津市唐崎1丁目7−1
- 駐車場:なし。北側に公園駐車場あり。
- 御朱印:あり。ただし不在時あり。
この神社ご参拝でネックになるのは恐らく駐車場。途中まで国道161号線を快調に飛ばしていけるんですが、神社前の道は対向車とのすれ違いすらままならない路地。そんな立地なので、コインパーキングや駐車場の類は少し距離があります。
北側にある公園駐車場の利便性が高いので、なるべくそこを狙っていくようにしましょう。
境内散策
御本殿・拝殿
神社の鳥居をくぐるとすぐにお目見えするのがこの御本殿。
婦人病平癒にご利益があるとされる茅の輪が奥に見えます。
名勝近江八景
滋賀県はど真ん中に琵琶湖があるわけですから、東西南北どこにも湖畔があるわけですが、境内から琵琶湖を一望できるのはここと竹生島くらいなものでしょう。
その眺望は近江八景にも数えられ、天気の良い日には近江富士を臨むことができます。
しかし、流石は日本一の湖。対岸さえ見えなければ海と見間違うほどの雄大さは眺めているだけでも癒やされます。
唐崎の松
この神社のもう一つの見どころがこのものすごいスケールの松の木。
元々、御祭神の夫にあたる琴御館宇志丸が植えたのが始まりとされ、代々1000年弱、大事にされてきた霊験あらたかな松だったんですが、1581年に大風で倒れてしまいます。
その後2代目となる松が植えられるも1921年に残念ながら枯れてしまい、現在は3代目にあたるそうです。
縦横無尽に伸びる力強い枝とも幹とも思える松の木はまるで龍のようです。
御朱印は不在のためゲットならず
今回は日の巡りが悪かったのか、コロナ自粛の余波か不明ですがご神職の方が不在で御朱印は入手できませんでした、残念。
まとめ
今回はこれで以上です。
琵琶湖畔というとどうしてもアクセスの良さや観光名所の多さから湖南~湖東の方へ目が行きがちですが、この神社がある湖西側も琵琶湖を臨むという点では負けず劣らず。
欲張りな方は大津の南西岸から出発、時計回りでも反時計でも琵琶湖大橋を渡って折り返してくるドライブコースなんてのも最高に気持ちいいです。その際は西側スポットの一つとして是非押さえておきたい一つです。