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吊り橋効果はこういうところでこそ狙え。『祖谷渓ーかずら橋』

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今回は徳島にある絶景スポットの一つ『かずら橋』のご紹介。
日本三大奇橋という、何でも三大にすればいいってもんちゃうぞ名前の通り変わった橋が徳島にはあって、今回はその橋と周辺スポットをレポートしていきます。

おっちゃん心の声が漏れとるで☆

概要

徳島県祖谷渓観光スポットの一つ

この橋があるのは徳島県。市でいうと三好市になるんですが、『祖谷渓』という名前の方がとおりがいいかもしれません。『大歩危・小歩危』で有名な祖谷渓を構成するスポットの一つです。
四国のちょうど中心を南北に切り立ったように流れる峡谷は正にすごいの一言、どんな比喩表現を使ってみても陳腐に思えてくるような絶景が随所で見受けられる絶景スポットですが、敢えて言うなら四国の骨髄と言ったところでしょうか。

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普通に背骨でええやろ。筆者の薄くて安い表現はともかく、木々に囲まれ空気は澄んで、水はどこまでも透明。日本の良さというものがめいっぱい詰まったとても良い場所です☆

『かずら』で作られた橋

『かずら』って何かわかりますか?これは手前のお土産屋さんに解説があるんですが、結論から言うと植物。

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つるみたいな植物を乾燥させて、より合わせて作ったロープのようなものを材料として作ったのがこのかずら橋。吊り橋なので揺れる、軋む、下見える(川まで14m)でスリル満点。高所恐怖症にとってはもはや行く目的すら理解できない、そんな橋が今回の目的地です。

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アクセスなど

  • 長さ45m・幅2m・水面上14m。 (国指定重要有形民俗文化財)
  • 住所:三好市西祖谷山村善徳162-2
  • 料金:大人:550円 小人:350円 時間:日の出~日没、年中無休

行く前にはたかが橋渡るだけで金取るのかよと思うかもしれませんが、歴史民俗学的にも、なんといっても自然を楽しむアクティビティが一番と思える場所です。

散策タイム

駐車場は割といっぱい

さて、かずら橋散策です。手前の道は山道だけあってくねくねとカーブを繰り返すんですが、流石人気の観光地だけあって対向が可能な広い道なので安心して訪れてください。駐車場は有料ですが、複数用意されているのでまあ止めれないことはありません。場所場所で微妙に料金が違うのですが、100円程度なので一番集中している土産もの屋さん『夢舞台』か、その向かいに止めるのが無難でしょう。ちなみに向かいの方がちょっとだけ安いです。あと、一番安いとか一番近いとか、そういうわずかな差でちょいちょいアピってきます。

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お土産屋さん『夢舞台』を抜けて2,3分。目的地のかずら橋が見えてきます。下の絵の赤い矢印の方です。何だか道が無いように見えますが、訪れる人全員こっちに向かっていくので迷うことはありません。

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割と恐怖のかずら橋は文字通り吊り橋効果を多数発見

羨ましいからってガン見すんなよ☆

うらやま僕クラスにもなれば、カップルのみを視界から外して風景を楽しむ事など造作もありません。
さて、改めてかずら橋です。

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基本的に橋は一方通行になっていて入口で料金を払わないと橋に立ち入ることは出来ません。ちなみに逆走するとマイクで怒られる仕組み。
橋に差し掛かると人だかりができています。人数制限?違います、みんな勇気が出ないんですね、初めの一歩ってやつが怖いらしい。当然あるべき底板がところどころなくて、下が丸見えなんですからそれも仕方ないのかもしれません。

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冗談かよと思えるかもしれませんが、橋はほんとにかずらをより合わせて作られています。吊り橋なので当然揺れる、たわむ。それに元がロープと同系統なのでギシギシと嫌な音を立てて軋みます。

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そして下は絶景のスケルトンビュー、綺麗なのに。絶景なのに超怖い。

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わずか50mにも満たない橋ですが、悲鳴・嬌声・歓声の阿鼻叫喚。こういう時男性は怖くても声をあげられないのが辛いですね。ざまあ頑張りどころですが、踏ん張る意義はあるようです。
やっぱり吊り橋効果というのは確かにあるようで、そこかしこで渡る際に寄り添い合うカップルが。こんな秘境でいちゃつくんじゃねえ遠方まで出向いた甲斐があるというものかもしれません。
爆発しろもし、意中の友達以上恋人未満の方がいる方は爆発しろ是非ご一考ください。

取り消し線多くて読みにくいんやが☆

渡った先の河原から橋を見上げる

14mって、上から見たら十分どこかへ旅立てるレベルですが、降り口さえあれば苦労するほどでもありません。下流から河原に降りれるのでそこから橋を見上げることも可能です。

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この辺りの川はほんとに清流と呼ぶにふさわしいほどに綺麗です。水って青く見えるんですが、ほんとは透明ですよね。

当たり前や☆

この辺りの水は深い青緑色に見えるんですが、近づくと川底が見えるくらい透明。まるで心まで洗われて綺麗になったようにすら感じられます。

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気のせいや☆

琵琶の滝は体感温度-10℃

かずら橋~河原までの間にある荘厳な滝。

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豊かな水量もそうですが、注目すべきはこの滝つぼ。この綺麗な水が常に磨き続けている訳ですから、汚いはずがありません。

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琵琶の滝という名前、ここら辺には昔、源平合戦に敗れた平家が隠れ住んでいたという伝説があって、この滝の周りで琵琶を奏でてお互いを慰め合ったことから来ているんだとか。

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荘厳な滝に繊細な名前と思いきや、落ち武者がヤケ酒飲んだくれて愚痴言いあってる様を表しているというのは、かなりシュールなものがあります。

周辺スポットではご当地グルメに舌鼓

正味人里離れた秘境ですが、人気の観光スポットだけあって日中限定の食事処・カフェは結構充実しています。他にも数軒ありますが、インスピレーションで選んだ2軒をご紹介します。

森のくまさん

カフェでは自慢の自家製はちみつ、軽食ならテイクアウトにも向いてそうなホットサンドが楽しめるお店です。

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カフェでもあり、エンターテイメントプレイスでもある場所なのがここの魅力。

やまざと

上のカフェは軽食ですが、もう少ししっかり食事したい時はこっち。

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祖谷渓で採れるそばの実で作った蕎麦と川魚の塩焼き、それにこの辺りのご当地グルメ『でこまわし』なんかも楽しむことが出来るお食事処です。

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まとめ

今回はこれで以上です。
字面だけで聞くと何だただの橋かと思うかもしれませんが、大自然を満喫したい、スリルを楽しみたい、彼女との仲を一歩先に進めたいなど色んな意味で楽しめるのがこの場所です。

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