先日平野神社へ行った時に一緒に参った天神さん、多分こちらの方が知名度は上でしょうかね? 天満宮はほんとに日本全国多いですよね。
調べてみると実に12,000社。言わずと知れた学問の神様菅原道真をご祭神とする神社で、受験や資格試験を受けるなら一度は訪れたことがあるんやないでしょうか。
今回はその中でも有数の天神さん(三大天神に数えられたり、られなかったりするみたいなんで、そこはあえて触れないことにしますw)北野天満宮へ一礼。
こちらをお参りするに、まず圧倒されるのがこの二段に構える大鳥居、そして狛犬。
綺麗に整備された参道には、お馴染みの牛の像もそこかしこに立ち並びます。
天神さんと言えば牛と梅園ですが、こちらの梅園は広いし、見事なのでシーズンに行けそうな方はぜひ。(今回は混んでたのでちょっち割愛w)
御門をくぐり
すぐ出迎えてくれるのが、この牛。この牛だけ赤い目をした牛『赤目牛』と言われています。(そのまんまやけどw)
天満宮内には牛さんは数いれども、この赤目牛は特にご利益があるそうです。
目が赤いのは菅原道真の伴の牛が道真公を瞬きもせず一心に待つ余り、赤い目になったそうで、要は充血の赤(というと安っぽいので)つまり忠義の赤という話なんだそうですね。
境内案内図です。
そこまで広いほどではないんですが、かなり密度の濃い神社です。
本殿前の御門『三光門』
そしてご本殿にお参り。やはりここは年中人がいっぱいですが、個人的に僕は毎年受験生なので、ここは特に念入りにお参りw
境内には飛梅伝説と同品種の梅の木が。
あと、ちょっとみてぎょっとするのがこの絵馬の納所。
これでもか!!ってくらい折り重なる絵馬は如何に道真公が色んな人の願いを背負っているかという現れですね。
御朱印を頂こうと思ったんですが、ちょっとした行列ができていましたので、貰いなおすのは断念、代わりに以前頂いたものをUP。
菅原公といえばこの梅紋ですが、梅をあしらった御紋でもう一つ有名なのが、加賀百万石の前田家です、梅鉢紋。
真偽の程を裏付ける証拠はないそうですが、前田家としては菅原公の子孫を自称していたなんてお話もあるらしいので、そこら辺から梅紋を採用したという事か
もしれません。
ところでこの神社、境内の西は『御土居』という史跡に面しています。
青紅葉が綺麗に色づいていたので、秋に訪れると見事な紅葉が楽しめそうな場所です。
さて、御土居の遊歩を終えて、今度は神社の裏手に回ると文子天満宮が鎮座しています。
菅原道真の乳母の多治比文子という人がいて、この人によって道真公が天満宮のご祭神として祀られるようになったそうで。
そういういきさつから、文子天満宮は今日の天神さんの前身の神社とされているそうです。これからは新緑の季節、梅・桜ときてますが、新緑や青紅葉なんか鑑賞に来るのもなかなか乙なものなので、温かくなってきたのもあるし是非ご参拝を検討してみて下さい。
- 住 所:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
- 駐車場:あり(有料)