今回は神戸にある『北野天満神社』のご紹介です。
神戸一の観光名所『神戸異人館街』に囲まれる神社で、異人館を含めこの辺りはパワースポットとしても有名な界隈なんですが、ここもそれにふさわしい坂の町神戸にふさわしい趣の深い場所です。では、今回は『北野天満神社』に一礼。
神社概要
この神社があるのは兵庫県神戸市。神戸三宮駅北側に広がる山手エリアには数多くの異人館が点在しています。これはこれで見ごたえがあるんですが、そんな異人館に囲まれるようにして建つのがこの『北野天満神社』です。
創建の歴史は古く1180年、時代でいうと平安後期、当時絶頂を迎えていた平清盛は京都から福原へ遷都を計画します。その鬼門鎮守を目的としてこの神社は建立されました。
御祭神『菅原道真』は京都の北野天満宮から勧請されました☆
場所柄、南北朝の動乱や応仁の乱など度々戦火による被害を受け、衰退する憂き目に遭います。特に戦国時代には毛利方についた荒木村重支配下の花隈城にほど近かったことから、織田配下の池田恒興がこの神社のすぐそばに陣を敷くなどしたために、大きな戦禍に巻き込まれる事となるものの、辛くも今に姿を留めるに至っているという事です。天満神社と言う事でご祭神は勿論菅原道真公。
ご利益は学業成就、他にもこの神社は恋愛にご利益のあるとされるスポットです。
境内散策
ご本殿・拝殿
鳥居をくぐるとこの神社の境内は上に拡がります。その階段を登り切った先にあるのがこの神社のご本殿・拝殿です。
現存するご本殿は1729年の建造とされ、実に270年の歴史を持つ建物です。
道真公の牛
ここは天神様なので、道真公に所縁の深い牛もお祀りされています。
受験生の祈願受付が多いのか、絵馬掛所にもお牛様が飾られています。
叶い鯉
本来は手水場だった場所です、今もその役割は変わっていないんですがここの手水場にいるのはよく見る龍でなく鯉。
水掛けて祈願すると願いが叶う鯉と言われていて、鯉は転じて恋、つまり恋愛成就のご利益があるとされている場所です。
ご朱印
御朱印はご本殿脇の社務所で頂けます。神戸北野鎮守の文字、そして梅の神紋が何とも印象的。
アクセス
- 住 所:〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町3丁目12−1
- 駐車場:なし
兵庫県神戸市『三ノ宮』駅徒歩18分。
まとめ
今回はこれで以上です。
場所柄とパワースポットと言う事もあって、平時から参拝客が絶えない神社ですが、受験シーズンになると特に菅公のご利益に与ろうと多くの受験生が参拝します。
大事な受験を控えている方、叶えたい恋の悩みを抱えている方、異人館と一緒に是非巡っておきたいスポットです。