今回は宝塚市にある清荒神清澄寺のご案内です。
関西にはパワースポットと呼ばれる参拝者にとっていい効果を授けてくれる場所が数多くありますが、その中でも強い力を頂けるとされる場所が数箇所あって、この清荒神清澄寺はその数箇所の一つ。今回はそんな清荒神清澄寺さんに一礼。
寺院概要
お寺があるのは兵庫県宝塚市
この寺院があるのは兵庫県宝塚市。歌劇団で有名な宝塚大劇場があったりと都会というか高級住宅街としても有名な宝塚市ですが、そんな街中から北へ少し進むと途端に山が広がります。今回の清澄寺さんはそんな山に抱かれるようにして建つ風光明媚な寺院です。
観光バスが大挙して訪れる一大観光スポットですが
山村の寺院には結構ありがちでこの寺院もご多分に漏れず、参道には普段だと200軒もの土産物店が立ち並ぶ区画全体が清澄寺さんを中心とした観光地になっています。普段だと観光バスが大挙して訪れる人で溢れかえるスポットなんですが、現在は新型コロナに加えこの尋常じゃない暑さのせいもあって観光客は結構まばら。人込みが嫌で敬遠していた方、今がチャンスです。
建立の歴史など
地元では『荒神さん』の愛称で親しまれている清澄寺ですが、その歴史は古くその建立は西暦896年まで遡ります。
この寺院は普段、多数の参拝者が訪れるためか参拝ルートが決まっていて、その通りに巡ることでスムーズな参拝を可能にしてくれます。第59代宇多天皇の勅願寺として増命という天台宗の僧によって建立されました。
営業時間・駐車場・アクセスなど
- 住 所:〒665-0837 兵庫県宝塚市米谷清シ1
- 駐車場:寺院入口に多数あり。
駐車場は広い上に無料。その上拝観料まで無料なので、庶民にとってかなり心強い味方になってくれる場所です。ただ、例年では紅葉など観光のシーズンにはかなり混雑します。駐車場に止められないというよりも渋滞して駐車場までたどり着けないケースもあるそうです。
参拝は最寄り駅の清荒神駅からゆっくりと土産物店を眺めながら徒歩、もしくは観光バスを推奨しているようです。
境内散策
巡れる境内地自体はそれほど広くは有りませんが、随所にパワースポットと呼ばれる場所が散りばめられています。
荒神さんの作法は普通の逆
拝殿(天堂)
境内入ってすぐ左にある朱塗りの橋。
ここを渡った先にあるのが拝殿(天堂)といいます。
三宝荒神、大聖歓喜天、十一面観世音菩薩など神様仏様でもとりわけ福を授けてくれる方々が習合しているお堂。お祈りを捧げれば病が治り、夫婦和合、子授けが頂けるという大活躍してくれるありがたいご利益が頂けます。
荒神影向の榊(こうじんようこうのさかき)
さて、神社なら拝殿の後ろには本殿が控えているもんなんですが、こちらにはその更に裏があります。それがこの格子越しに見える榊。
普通仏様でも神様でもお賽銭は納めるものですよね。でもここはその逆、お賽銭を頂く場所なんです。。こんな感じで榊の周りにはこうやったお賽銭が落ちているので、格子に立てかけられた棒でお賽銭を手繰り寄せてエイッと。
単体で勤しんでいると変な人にしか見えないと思うかもしれませんが、そこはご利益の為。気にしないようにしましょう。
この頂いたお賽銭は大事に持ち帰り、次の参詣の際に倍にして返すんだとか。お賽銭は返すまでお財布などに入れて大事に取っておくと、お金に困らなくなるご利益が得られます。
本堂
境内をまっすぐ奥へ、このお寺のご本堂が見えてきます。
ご集印はこの本堂脇の本堂受付所にて頂けます。頂ける集印は本堂(大日如来)、守護神(清荒神王)、七福神(布袋尊)の3種。
今回は予算の関係上ご本尊のもののみを受領。
竜王滝
本堂の右奥の道を更に進むと荘厳な滝が見えてきます、竜王滝と呼ばれる場所です。
荒神さんのパワースポットの一つとされている場所で、清らかな水の流れは真夏の暑さも少し忘れさせてくれるほど。
滝の間近まで行けるわけではないので不明ですが、滝正面左には不動明王像がお祀りされているんだとか。
仏足石
竜王滝の手前にあるのが一際大きな足型の石、『仏足石』といいます。
文字通り仏様の足跡を石に刻んだものとされているものです。
一願地蔵尊はそこそこ難易度高い
ご本堂手前にある一際背の高い地蔵尊像を『一願地蔵尊』。
その名の通り願い事を一つだけ叶えてくれるというどこかの神龍のようなありがたい存在です。ですが、その作法について難易度がそこそこ高い。
一杓、つまり据え付けの柄杓を一杯かけるんですが、かける先はこの推定3mほどある像の頭。周りに人が居ないときを狙って行うようにしましょう。
そして三礼と願い事。私は当然一攫千金。
まとめ
今回はこれで以上です。
名称としても名所としてもパワースポットとしても有名な清荒神清澄寺は、普段なら観光バスが大挙して入れ代わり立ち代わり、徒歩でもマイカーでも後から後から人が訪れる人混みが尽きない場所です。ですが、自粛が明けたとはいえ観光客はまだまだまばら、特に外国人観光客は殆ど0と言っていい状況です。
ここを訪れる際は2度目の参拝をいつかする事、それを前提に計画しましょう。