紅葉って綺麗ですよね、でも紅葉なら京都じゃなくて、奈良でも滋賀でも大阪でも名所は点在します。それでも京都の紅葉に赴きたくなる理由。
今回ご紹介するのは高台寺、京都を代表する観光スポットの一つであると同時に、多分こんな雰囲気に憧れて世界中から人が集まってくるんだろうな、が詰まった場所の中心にあるお寺です。
寺院概要
お寺があるのは京都東山、丸山公園下る
このお寺があるのは京都人気の観光名所東山。居並ぶ建物は古く、石畳の道には人力車が走る、時代劇か何かにタイムスリップしたような気分になる京都らしい京都が見られる場所です。
通称ねねの寺
このお寺は豊臣秀吉の正室『ねね』が秀吉の冥福を祈るために建立したとされる寺院の為、通称ねねの寺と言われています。高台寺という名前はねねが出家した際に名乗ったとされる高台院湖月尼に由来しています。
丸山公園や知恩院門跡から南北へ続く道はその昔ねねも菩提の為に高台寺へと通う際に通っただろうと、ねねの道と名付けられています。
寺院情報
- 住 所:〒605-0825 京都府京都市東山区下河原町526
- 山 号:鷲峰山
- 宗 派:臨済宗建仁寺派
- 創 建:慶長11年(1606年)
- ご本尊:釈迦如来
- 駐車場:あり(有料)
京都のど真ん中ですが、南側に大きな駐車場があります。立地が立地だけにお値段それなりですが、アクセスは抜群なのでお財布と相談しながら決めましょう。
境内散策
高台寺庭園はいつ来ても壮麗
高台寺と言えばこの境内中心にある池とその周りの庭園が見どころとして挙げられます。
紅葉は木毎色づきにばらつきがあるので、池の周囲全部が朱色に染まるというのはよほどの運に恵まれる必要がありますが、池面に写る紅葉の様は正に圧巻です。
今回ご訪問時、色づきとしては全体的にまだ、と言ったところでしたがそれでも本堂を中心に広がる庭園はゆっくりとした散歩コースにうってつけ。紅葉、苔、竹林と京都らしい場所が随所にちりばめられています。
本堂内は一切撮影HGなので写真は一枚もありませんが、流石は天下人の正室建立の寺院だけあって、歴史の一ページに触れる書状や、一見の価値ありな襖絵等、小一時間は見て居られそうな場所です。
御朱印は三か所
高台寺入口
これがまず基本の形という事になります。
佛心というのはさとりを表す言葉なんだそうで、臨済宗の教えを表すのに相応しい御朱印と言えます。
高台寺天満宮
高台寺入口から手前、天満宮となっていますが括りは寺院で良いそうです。
一面大きく書かれた夢という文字と、可愛らしい高台院さんの朱印が印象的。
利生堂
もう一つ、霊山観音を挟んで南側にあるのが利生堂。
周辺スポット2つ
東山は一大観光スポットなのでそこらじゅう見回しても観光名所ばっかりなんですが、敢えて高台寺お参りの際に押さえておきたいスポットをご紹介です。
霊山観音
先日当ブログでも紹介させていただいた高さ24mの観音様が見られる霊山観音様。
戦没者慰霊の為に建立された寺院という事で、普段考えないような色んなことを考えさせてくれる場所です。
高台寺賑店
利生堂の隣にある和菓子屋さん。
休憩所の喫茶店では抹茶スイーツなども楽しめるようになっているんですが
横のお土産屋さんでは色んな和菓子のお土産を買って帰る事も出来ます。色んな上品なものもありますが、個人的なおすすめはこれ。
全部で20種類以上ある色んな和菓子から12種を選んで詰め合わせにすることが出来る、映え的にも味も満足、おまけにお値段も手ごろという三方良しな京土産が手に入るお店です。
まとめ
今回はこれで以上です。
ねねの寺いかがでしたでしょうか、京都の寺は全体的に撮影NG地帯が多すぎて解説しにくいのがブログで記事にする側としては辛いところですが、清水寺~丸山公園・八坂神社を観光ルートとする行程を組めば必ず候補として挙がってくる場所。
京都っぽい雰囲気を味わえる場所って意外と少ないので、この辺りをゆっくりと散歩するだけでもそれはそれで価値があります。
あと、ここは夫思いで割と浮気性な夫の立身出世を陰から支えたねねさんに因んで恋愛成就にもご利益があるとされているお寺です。
色んな思いを持ってお参りしてみてください。