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国宝盛沢山『太秦広隆寺』

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今回ご紹介するのは太秦広隆寺。
太秦映画村の近所で、ある種観光スポットが集中したエリアにあるこのお寺、知ってる人は知っている結構素晴らしいお寺です。
鎮座されている代表的な仏像は弥勒菩薩半跏像(通称:宝冠弥勒)、ですが、他にも国宝・重要文化財盛り沢山、好きな人は多分ずっと拝観してられるんやないかなというものです。
では、今回はそんな仏像の宝庫、広隆寺に一礼。

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入口から霊宝殿まで

京都に今でも地域の足として機能する路面電車嵐電『太秦広隆寺』駅。駅を降りるとひときわ目立つ大きな門、それが広隆寺の入口です。拝観したことがない方も付近を通ればこの大きな門は何となく印象に残っているはず、それだけ存在感があります。

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門をくぐると、綺麗に手入れされた庭園が広がります、本堂に入るまでは拝観料がかからないので、地域の方のいい散歩コースにもなっているみたいです。

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拝観入口。

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拝観料は写真の通り
大  人:800円
高校生 :500円
小中学生:400円
少し高いんですが、駐車場利用料が拝観すれば
いつも思うんですが、学生で自発的に拝観に来るような貴重な子は拝観を無料にしても全く問題ないと思うんですが、修学旅行なんかの関係でしょう半額前後取られる事になります。まあ、綺麗なお庭見れたりする関係上拝観料はある程度仕方ないとは思ってるんですがw
お庭を抜けて霊宝殿へ到着。

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ここからは残念ながら撮影NGなので、展示の写真はありません。

霊宝殿内部

国宝:弥勒菩薩半跏像

本堂には広隆寺を代表する国宝:弥勒菩薩半跏像、をはじめ数多の重要文化財など仏像が安置されています。

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左:弥勒菩薩半跏像、右:宝髻弥勒菩薩(ウィキペディアより)

半跏というのは、この2体の像の座り方のように半分座禅を組むように片足を組んで座る姿を指す言葉で半跏思惟という仏像の造形形式の一つで右手を挙げて思索にふける様を示しているとされるそうです。弥勒菩薩半跏像は国宝指定第一号、つまり日本で一番初めに国宝指定されたという中々に歴史も意義も深い像です。

その他とまとめるのにはあまりに勿体ない位一体一体に見ごたえがある像が数多展示されています。もういちいち言うまでもない位国宝と重要文化財であふれています。

三観音像

弥勒菩薩半跏像の真裏にあるのが、三体のひときわ大きな観音像です。
左 :不空羅索観音立像
中央:千手観音坐像
右 :千手観音立像
左の不空羅索観音立像が最も背が高く3m以上の高さがあり、ほか2体もが2m以上ある本堂内で最も目立つ観音様なんですが、目の前に立つと結構圧倒されます。
僕自身あまり美術造形にも仏様の拝顔の経験も乏しいんですが、木造で腐食して手が2,3本折れちゃってたりもするんですが、それでも優し気なこっちを見ているような見ていないような顔を見ているとずっと見ていられそうな気になってきます。
俗にいう吸い込まれそうな、とか、時が止まったように、とかそういう表現が正に当てはまる光景です。実際僕も10分位真ん中の観音様の前でボケ~っと眺めていました。
さぞ守衛のおっちゃんには不審がられたことでしょう。

12神将像

向かって左には12神将像が順番に居並びます。12神将と聞いてもパッと浮かばないかもしれないですが、一番有名どころで金剛力士(バサラ大将)ほか神様の軍の軍団長みたいなイメージでしょうか。像を描かれる際には、甲冑にそれぞれの武器を持つ勇猛な姿とされるのが主なんだそうです。

総じて

なにぶん撮影不可なので一つ一つの名前まで記憶になくて(じゃ書くなよと言われそうですが)目に記憶づけてきたのみですが、聖徳太子の像や大日如来様初め様々な像が数多展示されています。先ほどの観音様のようにその表情や木造の歴史ある像の姿に見とれるというのも勿論ですが、個人的に素晴らしいと思ったのは手の繊細さでした。
ここに限らずなのかもしれないですが、それぞれに色んな手のしぐさをして思い思いの物を持ったり持ってなかったりしているんですが、一様に手が細部まで繊細に描かれていて、歴史的価値だけでなく造形美として単純に見入ってしまうという感覚を覚えました。これは仏様の像が一堂に介している様をいっぺんに見る事が出来たため気づけたことと思います。

拝観料=この数々の仏像の見物料と言っていい内容で拝観料の必要なエリアにあるのは庭とこの本堂のみです。受付のおばちゃん曰く拝観時間は人によっては10分、人によっては数時間というのも頷ける内容でした。

境内散策

入口の門には、仁王像が睨みを利かせています。

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講堂

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御由緒・御朱印など

御由緒は文献なども含め焼失してしまった為、はっきりした記録はないものの、7世紀頃、今の平野神社近くに創建されたのが起源とする説が有力だそうです。その後、平安京遷都と同時期に今の太秦の地に移されたとされているんだそう。

www.aoimon.net

建立の目的も参考文献からの類推の域を出ないものの、推古天皇、聖徳太子の逝去に伴い、太子の元にあった仏像を安置する為とするほか諸説あり、創建と共にはっきりした記録に基づくものはないそうです。

御朱印は拝観受付で頂くことが出来ます。きさくなおばちゃんらが押してくれます。

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アクセスその他

  • 住 所:〒616-8162 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
  • 駐車場:あり(有料)

電車の場合:嵐電太秦広隆寺下車すぐ

車の場合 :京都三条通太秦交差点北側

電車なら最寄下車すぐなので、『ここに来たい』という方には交通の便は抜群です。

まとめ

今回はこれで以上です。
電車で一駅の場所に京都有数の観光スポット『嵐山』があって、遠方からの観光客の目に留まる事はないかもしれませんが、太秦映画村、梅宮大社、松尾大社、少し足を延ばせば妙心寺、仁和寺、龍安寺と一度は名前を聞いた事があるかも、な観光スポットが目白押しです。
加えて、拝観する前提であれば駐車場料金は要らない為、個人的には車での拝観が断然お勧めです。

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