今回は久しぶりにお酒のアテシリーズ『コショウダイ』です。
現金決済が必須の街のみなとさんでの買い物は僕のお小遣いから消費する事が暗黙の了解になっている為、少しご無沙汰気味で
知らんがな☆
街のみなとさんの価格帯に触れたわけですが、時間をおいてみてみると改めて衝撃を受けます。ハマチ一匹が千円とか、カツオ1,280円とか、見ているだけでも楽しい。
コショウダイ
見た目はこんな感じ。
見た目も名前も黒い真鯛のように見えますが分類上は
- スズキ系スズキ目スズキ亜目イサキ科コショウダイ属
なので、コショウダイなんて言いながら実はイサキの親戚だったりします。和歌山で釣り上げられたこいつらは一匹でもこんなけ身が取れます。
他府県ではあんまりなじみ無いのかもしれませんが、京都の魚屋さんは一尾魚買ったら捌いてくれるのが当たり前。(刺身とかはサクまでですが)
なので、魚捌く技術なんて1mmもなくても魚捌けるんだぜ的な雰囲気をそれとなく演出することが出来ます。
早速調理します
一尾880円と今日びラーメンセットより安い金額ですが、家族4人、十分に楽しめる量があります。
刺身
そりゃさっきまで生きてたお魚さんですから、刺身を置いてほかにあるでしょうか。いや、ないですよね。
最近コロナ+梅雨はじめでエネルギーが無駄にあまる筆者です☆
ぱっと見はほぼ鯛の刺身と変わりありませんが、食べてみると心持がしっとした歯ごたえ。弾力というか食べ応えを感じるんですが、この違いが鯛とイサキの違いから来るのか、いつも食べる鯛がふにゃふにゃの養殖やからなのかは知る由もありません。
焼霜造り
いつも刺身にバリエーションがない、という無茶ぶり熱烈な要望を受けて、最近こんな武器を購入、トーチバーナーです。
一家にこれ一個さえあれば、食材をちょっと炙りたい時や、不審者が闖入してきたときの護身用、万が一ゾンビの自宅進入時の撃退まで幅広い用途で活躍してくれます。まあ、これも街のみなとのおっちゃんに以前からおすすめされていたんですけどね。
街のみなとのおっちゃんはゾンビ退治しないわよ?
使い方は簡単イワ〇ニとかのガスボンベを買ってきて、鍋に装着する要領で先端に装着するのみ。刺身用の半分を敢えて皮挽きしてもらわなかったものを表面から軽く炙っていくだけ。ガスの嫌な臭いと皮目の焼ける香ばしい匂いがないまぜになって何とも言えません。
同じ魚なのに全く違うものを食べているかのような、正に一粒で二度おいしい的発想で楽しむことが出来ます。醤油でも悪くないですが、薬味+ポン酢なんかでも美味しく頂けます。
バター蒸し
味自体は白身の淡泊なものなので酒蒸しもあり。塩コショウを振り掛けた身をバターと一緒にホイルで包んで蒸し焼きに。
直火を充てるよりくん製機にチップの代わりに水を敷いて熱するとふんわり仕上がります。
かぶと焼き
いつも出汁とるだけだと芸がないという外野のヤジ家族の要望を受けまして、今回は焼いてみることに。そもそもアラなんて敢えて同梱してくれと言わない限りあっちで捨てられるだけなんで、出汁とってるだけでも有効活用しているんですが。
オリーブオイルを上下に塗り込み、塩コショウでグリルへ。骨の分だけ分厚いので下火だけ強火にしてじっくり焼くとよいかもしれません。
正味食べられる箇所は少ないと言わざるを得ませんが、元が無料みたいな部位が食べられるだけ御の字でしょう、しかも普通の身より実は美味しかったりします。
アラ汁
最後は骨の部分を使ってお味噌汁。
出汁とる工程でアラをぶち込んで普通に味噌汁を作るだけ。それだけで高級な出汁で作った(的な)お味噌汁が出来上がります。
まとめ
今回はこれで以上です。
鯛も最近は養殖技術が進歩したのかそこまで高くはなくなりましたが、やっぱりこのコショウダイのお得感は異常です、しかも個人的な好みでいえば真鯛より美味しい。
調理器具もバリエーションが増えてきました、やっぱりあるのとないのとではできることの幅の広がりが段違いです。料理で家族に喜んでもらいたいお父さん、ここら辺は割と手ごろなのでおすすめです。
またゴミを増やしやがって・・・