今回は大阪枚方の『コスモスの里 穂谷』のご紹介です。
当ブログはその方向性から花といえばどうしても花の寺、神社にトピックが偏りがちなんですが
いや、そうでもないで?割とテーマグダグダやし☆
ですが、花を純粋に楽しむなら花畑が一番、というわけで今回行ってきましたコスモスの里穂谷さんをレポートしていきます。
ここはどこ?
場所は大阪府枚方市
ここは大阪府枚方市。大阪って日本第2の都市と言われるだけあって中心地は高層ビルばっかりですが、東の方とか山の方とかは結構牧歌的雰囲気の残る場所も多いんです。
ここはそんな大阪東部の京都府との境界を接する枚方市。
ここではコスモスとひまわりが楽しめます。上表の黄色がひまわり、ピンクがコスモスと面積では圧倒的にコスモスが多くを占めています。
休耕田を利用した花畑
ここは何?と聞かれると一番困るんですが、ここは田畑なんだそうで。元々は農村地帯だったようですが、現在は市民に農業や自然にふれあってもらおうと作られたコスモス畑。にほんの里100選にも選ばれているここに咲くコスモスの数はなんと100万本。日と天候にさえ恵まれれば360度どこを見渡しても一面コスモスという文字通り夢のような風景を目にすることが出来る素晴らしい場所。
持ち帰り可
以前九品寺のご紹介時、残念ながら動画や画像撮影の為に踏み荒らされてしまった彼岸花のことを取り上げました。
踏み荒らすのは論外としても綺麗に咲き乱れる花を持ち帰りたくなるのは無理からぬ事かもしれません。ですが、普通そんな事出来ませんし、しません。花畑出てきた人がモリモリの花束抱えていたらすれ違う人の思考パターンは多分
- あ、こいつやっちゃったな
- 危ない人かもしれん。近づかないでおこう
- おまわりさんこっちです
いずれにせよ無用なトラブルや最悪SNSで拡散なんて憂き目に遭う可能性も捨てきれないところ。ですが、ここは花畑、持ち帰りが可能なんです。
安!!
ひまわりのほうが高くても3本100円、コスモスなんて10本100円です。儲けを目的としていないのだろうことは容易に想像がつきます。支払方法もこの下についた筒にお金投げ込んでねというお賽銭方式。
とりあえず無料というわけにはいかないのでという設定なんでしょうか。何にせよその場で綺麗と思った花を持ち帰る事が出来るなんとも珍しいシステムのスポットなんです。
特に本数制限などはありませんが、後に見に来た人の為ということもあります。良識と節度を持って行動するようにしましょう☆
大輪が咲き誇るひまわり畑
コスモスより少し前に満開を迎えるイメージがあるひまわり。9月下旬だったんですが、こちらが満開でした。
案内図で見れば全体の一部だけなんですが、ひまわりは一輪一輪が大きいので規則正しく並び咲く様には圧倒されます。
100万本のコスモス畑
ひまわり満開の頃に咲き始めといったところなので、10月中旬以降を狙って行くとちょうど見頃といったところに出くわします。
今年はちょうど台風一過だった為、軒並みなぎ倒されていたのだけが残念でしたが、それでも段々畑へ順番に植えられたコスモスが一望できる様はとても見応えあり。
花はなくとも
この場所、元は棚田の休耕田を花畑に衣替えした場所。なので、当然手前から奥に向けてなだらかな傾斜になっています。
何はなくとも目に優しい空間がどこまでも続く、花はなくとも思う存分癒やしが得られる場所がそこにはあります。開花時期に恵まれなくてもゆっくりとこの場所を歩いているだけで軽い鬱くらいなら治癒できそうな優しい雰囲気に包まれています。
行く前にチェック
場所に関する概要
- 住 所 :〒573-0114 大阪府枚方市穂谷4丁目
- 駐車場 :園内合計200台
- 開園時期:開花時期終了まで(9月20日~11月3日頃)
- アクセス方法:京阪枚方市駅よりバス『穂谷』行き境橋下車。
駐車場の台数はかなりのものですが、それでもやっぱり満開の時期は混雑するものだそうで、公共交通機関を利用、もしくは平日、休日なら早朝をめがけて行くのが良いかも知れません。あと、地域に差し掛かる手前の道は狭いので行きの時間は勿論ですが、帰りの時間も考慮しなければ、えらい目にあう可能性もあるのでしっかりと計画的に行動しましょう。
出来れば事前準備
訪問する時間帯や日についてもそうですが、ここを訪れる際は以下の三つは用意しておきたいところです。
- はさみ
固い信念を以て鑑賞するのみと決めている方は話は別ですが、切り花のお持ち帰りをちょっとでも考えているなら必須。
良い悪いは別にしてなくても千切るという方法もなくはないですが、折角なら花を傷めずに持って帰りたいし、何より心の痛みが半端ありません。
- ペットボトルと水
切り花をして持ち帰るならこちらも必須。持って帰る距離と移動手段にもよりますが、切って持って帰る間にどうしてもシオシオとしわがれてしまうのは避けようもありません。なので、生ける用にペットボトルと水を用意しておけば持ち帰りがグッと楽になります。もし電車などでペットボトルに花を挿して持ち帰るのが抵抗のある方は新聞紙などの紙、輪ゴム、脱脂綿と日本酒などが入っていた細長いビニール袋でもよいかもしれません。
- 防水の汚れてもいい靴
僕が訪れた日が正にそうだったんですが、いくら綺麗でもここは畑。当然下は土で、例えその日に降っていなくてもぬかるんでいる、もっといえば水が溜まっている事は往々にしてありえます。きれいな靴やサンダルは避け(滑ると危ないので)防水性の高い靴で動くほうが機動性よく花を見て回る事ができます。
まとめ
今回はこれで以上です。
今シーズンもう一度コスモスはチャレンジする予定ですが、棚田の段々になった斜面一斉に咲き乱れる花畑は僕の知る中で見れるのはここだけ。しかもお花のお土産までついてくるのも多分ここだけ。
コスモスを外してもひまわり、あるいは両方+稲穂のコラボなんていう幻想的な風景まで楽しめる素晴らしい場所なんですが、一方で個人的にここは花がなくても来て楽しめる場所、残念ながら開花時期以外は閉めてしまうようなんですが、出来ればオールシーズン開園していてほしい、そんな風に思わせてくれるおすすめスポットです。