今回は和歌山にある熊野本宮大社のご紹介です。
熊野三山と言って和歌山・奈良にまたがる山合いに建つ歴史ある神社の内の一つです。
この神社の特徴は何といってもこの大鳥居。
この見下ろさんばかりの高さ33.9mの大鳥居は勿論日本一。
今回は関西随一のパワースポット熊野本宮大社に一礼。
神社概要
和歌山県田辺市
この神社があるのは和歌山県田辺市。海沿いの街のイメージが強い田辺市(個人的に、ですが)は、実は東の龍神温泉や熊野の山一帯をも市内地域に含むかなり広大な町だったりします。
神社があるのは市内の東の端っこ、とは言っても和歌山県民以外にとっては奈良経由で南へ更に下った先といったほうがいいかもしれません。
神使ヤタガラスのご縁からサッカー日本代表の必勝祈願場所にも
熊野三山にお祀りされているのは家津美御子大神(素戔嗚命)。この素戔嗚命のお仕えとされるのがサッカー男女日本代表のシンボルマークでもある八咫烏(ヤタガラス)。
八咫烏は神武天皇を大和の地に導いた導きの神使とされていて、それがサッカー日本代表を勝利に導くシンボルマークとされたというご縁があります。
創建や御祭神・ご利益
創建は紀元前
日本でも有数の歴史を持つ熊野本宮大社、その創建は紀元前まで遡るとされています。
当時は第10代崇神天皇、今の大鳥居のある旧社殿地にあったとされる大斎原(おおゆのはら)は御祭神とされる熊野坐大神がこの地ではじめに降り立った地とされています。
ご祭神
この神社、現在の主祭神は素戔嗚命。熊野坐大神=家都美御子大神=素戔嗚命と言われていますが、異説もあってちょっと不明。
4社ある社殿にはそれぞれ4柱の神様、水害で社殿消失する以前の大斎原には五~一二社殿にそれぞれ一柱の計一二柱がお祀りされています。
- 第一殿 西御前:熊野牟須美大神、事解之男神(千手観音)
- 第二殿 中御前:速玉之男神(薬師如来)
- 第三殿 證証殿:家都御子大神(阿弥陀如来)
- 第四殿 若 宮:天照大神(十一面観音)
ご利益
与れるご利益は開運招福、厄除け。特に木々に囲まれるこの空間自体が広大なパワースポットとされるこの場所一帯は悪い気を浄化してくれる結界の役割を果たしてくれるそうで、最近ついてないな、などいう時に訪れてその年の厄をリセットしたい時に最適な神社と言えます。
アクセス
- 住 所:〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮1110
- 駐車場:境内駐車場あり。(無料)
境内自体が結構な広さを誇るこの神社は、密とは無縁ですがアクセスルートが東西北とも結構離れているので、ゆっくり巡りたい時は宿泊で以て計画する必要があります。
境内散策
この神社の境内は大きく現社殿地と旧社殿地(大斎原)に分かれています。
社殿の数字を昇順で巡るのが良いとされているので、順番としては現社殿地➩産田社➩大斎原と巡ることとなります。
ご本殿
参道から続く階段を登り切った先にあるのがこの四社から成る御本殿。
順番に
- 第一殿 西御前:熊野牟須美大神、事解之男神(千手観音)
- 第二殿 中御前:速玉之男神(薬師如来)
- 第三殿 證証殿:家都御子大神(阿弥陀如来)
- 第四殿 若 宮:天照大神(十一面観音)
十二の社として数えられるわけではないものの、結びの社と呼ばれる満山社。
参道
鳥居から続く参道。
清々しい木の香りに包まれていて、体の中から浄化されていくような気になれます。
産田社
現社殿地から旧社殿地へ向かう途中にあるのがこの産田社。
大鳥居
旧社殿地の入り口にあたる日本一の大鳥居。迫力満点です。
見上げても勿論、その二本の柱の大きさからもそのスケールが規格外なことが十分に感じられます。
大斎原
この神社は十二のお社をお祀りするお社で、元々この大斎原には五~一二のお社がお祀りされていました。明治22年の水害によって社殿は流されてしまい、現在は二つのお社に合祀されています。(境内は撮影不可とのこと。)
御朱印
御朱印は本殿脇の社務所にて頂けます。頂ける御朱印は本殿のものを含め四種。
本殿のものをいただきましたが、青く『頑張ろう日本』の文字が。
まとめ
今回はこれで以上です。
この神社一社とってもお参りは半日仕事になりますが、熊野三山を詣でる計画を建てると必然的にこの神社が一番最初になります。
この神社はしっかりと体の内から浄化してくれる場所なので、心を鎮めて落ち着いてお参りするようにしましょう。
youtube動画アップしました
今回の熊野本宮大社ご参拝を動画にまとめました。是非こちらも一度ご覧ください。