今回ご紹介するのは『カンガルー肉』です。
知識としては出身オーストラリアと言う位しかわからないこの哺乳類、実は美味なんだとか。なので、早速購入してみました、今回はそのレポートです。
カンガルー肉
哺乳類、オーストラリアと言う位しか知識のない僕ですが、カンガルーが食用にされるという話は知っていました。というか好きな小説で登場した食事シーンと言うだけだったんですが。(出版は結構前ですが、サバイバル・ホラー系が好きな方にはかなりお勧めなんですが、カンガルー肉はそこまで関係ないので詳述は割愛します。)
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1999/04/09
- メディア: 文庫
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元来、オーストラリア原住民である『アボリジニ』によって、たんぱく源とされてきたカンガルーですが、現在はオーストラリア政府許可猟者によって頭数管理の上で世界中に輸出されている食材でもあります。カンガルー自体は法令保護されている一方で増加傾向にある一部種類について商業狩猟の対象としているという訳です。
乱獲しないように頭数管理しながら自国の食料として、そして輸入品目として上手に付き合っているという訳です。
カンガルー肉の特徴はその柔らかさと低脂肪高タンパク、そしてその濃厚な味わいにあるとされています。他の例に漏れず哺乳類の捕獲という事で愛護団体との軋轢や、食品安全面での懸念がたまに取り沙汰されますが、現在のところクジラ程揉めている事はないようで、また逆に海を渡ってくるので厳しい検疫を経ている事から、一定以上の安全は確保されている安心して食すことが出来る食べ物と言えます。
食してみる
ジビエと呼んでいいのかわからないですが、送られてきたのは塊でこのサイズ。
生肉だと結構臭い独特な臭いがします。結果的に食べる時には気にならないようにできましたが、臭み消しは必須でしょう。今回は生姜・ニンニク、醤油、酒に漬け込んでみました。
焼いてみる①
肉がぶ厚いのでフライパンではちょっと厳しそう、オーブンへIN。
ちょっと焼きすぎかなとか考えつつも200℃で余熱込み5分。
トーマス達が好きなやつやないこれ?
若干失敗したかも、とか思ったんですが切ってみるとこんな感じ。
表面がしっかり焼けているのはさっきの通り。でも中はまだむしろレア。
見た目はローストビーフですが、深みのある味わいは流石、世界に通用するカンガルー肉と言ったところ。
焼いてみる②
レアはちょっと。。
とかいう外野はもう食べなきゃいいのに、と思うものの一人では食べきれません。
仕方なく肉を半分に分けてもう少ししっかり焼いてみます。
より石炭ぽさが増してしまったかもしれませんが、多分気のせいでしょう。
さっきのレアっぽさが全く消えてしまいました。
見た目通り肉に内包された水分が失われてしまっているので、ソース作り。
した味付けに使った生姜や醤油たちをミルクパンで煮詰めます。
レア感がなくなった分若干ぱさぱさになってしまったのは否めませんが、生が嫌いな方はこちらをどうぞ。
まとめ
今回はこれで以上です。
前回ご紹介したマグレカナールが脂身を楽しむものならこのカンガルーランプ肉は赤身、肉自体のジューシーさとかを楽しめます。
どちらの方が美味しいというのはありません、シーンとか使い方とかによって色んな料理に応用の利く食材なので、僕の様な素人ではなくちゃんと料理が出来る人ならもっと美味しく食べることが出来るかと思います。一度試してみて下さい。