今回は『マグレ・ド・カナール』のご紹介です。
覚えたての単語使いたいだけやん☆
平たく言うと鴨肉です。ただでさえ脂身の香ばしさが際立った美味しい鴨肉の上位互換と言える肉、それがマグレ・ド・カナール。
では、今回はそんなマグレ・ド・カナールのレポートです。
マグレドカナール?
冒頭でも書いた通り、鴨肉です。と言ってもただの鴨肉ではありません、この鴨はフォアグラ採取用に育てられた鴨で、フォアグラを採った後に食肉として加工されたもの。
一言で言うとフォアグラ鴨胸肉と言ったところでしょうか。
食肉鴨界のいわばエリートともいえるフォアグラ用鴨。そのメインは肝臓とはいえ、良質なフォアグラを作る為に給仕された餌で日々育った鴨の肉が美味しくない筈があろうか、いやありません。
持ち上げ方が若干ウザいかもしれませんが、上質な鴨肉と言うのはお墨付きです。フォアグラ鴨の肉は、元々フォアグラを採ったあとに生産者だけで食べられていたんですが、この鴨胸肉のおいしさが知れ渡ると今度は偽物が横行。結果、現在では『マグレ』と言う名称で呼べるものに、明確な基準が設けられるようになったんだとか。
つまり、肉に『マグレ』と付いている事自体が上質な鴨肉、という一個の基準になっているそうです。
焼いてみた
昔はコンフィや燻製が主流だったそうですが、販売元のお薦め調理法は焼き。
塩胡椒を振り、格子状に切り目を入れます。
脂は敷かずに脂身の部分を下にフライパンへ、理由はすぐわかります。
程なくしてものっすごい量の油がすぐ肉から染み出してきます。もう片面にも塩胡椒を忘れないようにして、染み出した油は少しずつ身に掛けつつ焼いていきます。大体10分~15分。
香ばしい脂の焼ける匂いがキッチン中に充満します。その威力たるや、2階で寝ている母ちゃんが起きてテーブルにスタンバイする程。まだ食べていいとは言ってません。
けちけちすんなや☆
裏返し。予め入れておいた格子状の切り目が綺麗につけばここまでは成功。この時点で染み出した油は取り去っといた方が無駄に焦げるのを防げます。
更にここから5分ほど焼くとこんな感じ。粗熱を取りながら、表面の脂を拭き取り。すぐ切って食べたいところですが、10分ほど置かないと中の肉汁が全部あふれ出してしまうんだとか。
表面カリカリ、中はロゼで仕上がれば成功。さて、今回はいかがでしょうか。
(多分)成功です。
成功した例を知らないので何とも言えませんが☆
まあ食べてみればわかるというもの。その前にソース作り。
近所のスーパーのやつやんこれ☆
前回かったバルサミコ酢はその臭いから家族に腐ってるとみなされて捨てられていました。これだから貧乏人は。。
あんたもやろ?
という訳で、これとみりん、酒、ニンニクチューブを合わせて煮詰めます。あと、さっき取っておいた鴨から染み出した油も一緒に混ぜていきます。
あとは盛り付けて完成。写真に撮る前は綺麗に撮れていたはずなのですが、何が足りないのか不明ながら、とりあえず希望通りの形にはなりました。
美的センスちゃうかな足りひんの?
すぐ補えるものでお願いします。
味はしつこくないけどしっかりしていて、脂身はカリカリ。要は鴨肉と牛肉と、鶏肉のええ所ばっかり集めたお肉と言ったところでしょうか。醤油で焦がしながら焼いても美味しいかもしれません。
生肉はちょっと。。
外野の邪魔臭い強い要望に応えて、電子レンジで1分程熱する事に。
肉汁が出てしまって美味しさは若干減ってしまいますが、ユッケとかローストビーフとかがダメな人がいる場合はこちらでどうぞ。
煮てみた
肉の赤身部分があるのはちょっと、、、なんていうわがままなし好の方も中にはいらっしゃるかと思います。2個買ったのでもう一個は煮てみる事に。
前半は一緒、氷水でゆっくり解凍して、格子の切り目、表面を焼いていきます。
二回目ともあってちょっと手慣れてきました。
調子に乗った時、それが失敗する時です☆
みりん、白だし、酒、さっきのソースを鍋に入れて煮込んでいきます。普通ならじっくりコトコト煮込む必要があるんでしょうけど、そこは人類の英知『圧力鍋』で。
ジャパネットた〇たに電話する時夫婦で軽くバトルになったあのセットの一つね?
しっかりがっつりと役に立っているんですが。
シュンシュンという独特な音が個人的に好きなんですが、ぼーっと30分、本でも読みながら待ちましょう。
そして出来上がったのがこちら。もう柔らかすぎて包丁の刃が通りません。
うまく切れなかった言い訳ですね、分かります☆
付け合わせの人参の素揚げと肉から出た油をたっぷり使ったチャーハン。
完成です。盛り付けは東アジア風という事で。
東アジアの人たちに謝っといで☆
出汁をしっかりと吸い込んだ肉は柔らかくて、口の中に入れただけでほどけていきます。脂身部分は特に慎重に口へ運ばないと崩れてしまう程。
まとめとお得な買い方
今回はこれで以上です。
焼いた時の外側のカリカリか、肉の柔らかさをとるか二者択一と言ったところですが、どっちも美味しいです。遂に購入したこの鴨肉は期待以上のパフォーマンスを発揮してくれました。
最後にどこで買うのがお得かいつも通り比較検証していきます。
因みに送料はクール便対応分含みで一律980円、九州・北海道1,150円、沖縄1,750円。
注文総額10,000円以上で送料無料になります。
公式HP
商品代金だけを見比べるなら公式HPで買うのが一番お得なようです。
楽天
公式サイトに比べると、どうしても少し割高なイメージを受けてしまいますが、買い回りセールやその他お得なキャンペーンを並行して行っている事が多い楽天なので、そういった機会に合わせて購入するのはあり。お買い物マラソンなどに合わせて、倍・倍・チャンス30倍くらいで公式を下回る計算になります。
マグレカナール ハンガリー産 約350g フォアグラ採取後の鴨胸肉 鴨ロース ダックブレスト 鴨肉 ロースト/鴨南蛮/燻製に -D002 価格:1,940円 |
アマゾン
アマゾンは他の商品もそうですが、大体価格設定が他2社(楽天と公式)よりちょっとだけ高いです。ですが、伝家の宝刀『プライム会員なら送料無料』がついています。
なので、10,000円以下で注文をする際には価格が楽天を下回る計算になるので、あとは楽天でどの程度倍・倍チャンスを積んでいくか次第です。
庶民を殺しにかかっている消費税10%ですが、上がったものは仕方ない、けど食品は8%のままです、気にせず買っちゃっていいんです。