今回は京都市にあるラーメン屋『麺屋聖kiyo(多分きよと読む)』さんのご紹介です。
美味しいと呼ばれるラーメン屋さんは数多くありますが、多くが濃厚○○というもの。
要は味を濃くすればその中に色んな旨味をぶち込むことが出来るので、ある種混在させやすいことと、つまり美味しいラーメンを作ろうとすれば必然的に濃くなるという事の証左ともいえるお話なんですが、今回はそんな昨今の流れとはおおよそ逆行するラーメン屋さん『麺屋聖kiyo』さんをレポートしていきます。
店舗概要
お店は京都のラーメン激戦区『一乗寺界隈』
このお店があるのは京都でも有名なラーメン激戦区『一乗寺』。当ブログでも何店かご紹介はさせて頂いているものの、いまだコンプリートには程遠く、というのもこの界隈、激戦区なのにお店がどんどん増殖するんです。
ニューオープンと言えよ☆
今回のお店も以前は明らかに見なかった、一乗寺界隈では比較的新鋭のお店。
シャープな外観もさることながら、内装も打ちっぱなしコンクリート調の『ニューヨークスタイル』なおしゃれさが際立ちます。後で登場するチャーシューを煮込んでいるのか終始圧力鍋のシュンシュンという音が店内に響き渡ります。
ニューヨークスタイルを勘違いしてますね。。。☆
席の多くはカウンターなんですが、奥には四人がけと六人がけのテーブルも用意されていて、時間帯を考慮すれば大人数での訪問も可能。
営業時間・定休日ほか
お店に関する情報はこんな感じ。
- 営業時間:11時00分~15時00分、17時30分~22時00分
- 定休日 :木曜日
- 駐車場 :なし。
- 住 所:〒606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町48
- 座 席:カウンター・テーブル席
- 支払方法:現金のみ。
メニュー・味
メニューです。ラーメンは3種、それぞれに紹介文が付してあって読んでいると中二病にかかった同級生を見ているようで少し気恥しい気持ちになるんですが、そこは暖かく見守るスタンスで行きましょう。
おっちゃんもよく口走っとるよ?
ギフトgiftは新スタイルラーメンとの出会いを届けてくれます
三種のうちの一つ『ギフトgift』です。
あさりととびうお、僕のつたない知識の中で最も旨味ある素材をふんだんにスープに織り込んでいて、淡麗スープなのに全く物足りなさを感じません。
チャーシューは厚めor薄め+煮玉子との選択が可能なんですが、厚めの定義が写真の通り角煮レベル。食べ応え抜群で昼食で食べても夕食が要らなくなるくらいのボリュームがあります。
しっかりと煮こまれていて堅さを全く感じず、肉がブラックペッパーとはまた違う不思議な香辛料のような香りがほんのり、口の中でほどけていく感触が味わえます。
この一杯スープ単体でも十分に成立するラーメンです。
炙り焼豚丼はラーメンとはまた違った味わい
このお店ランチ限定で、3種類のセットをチョイス可能。
チャーシューが思った以上に美味しく、俄然期待が高まる炙り焼き豚丼がこちら。
さっきはあっさりラーメン用にあっさり煮た豚角煮のようでしたが、今度は打って変わって甘辛く煮て乱切りにしたタイプ。マヨネーズと一緒にガバっと口へ一気に掻き込むタイプのご飯物です。 ラーメンの邪魔をしないようにラーメンの後に食べたんですが、スープがしっかりしているので、同時に食べても喧嘩しないかもしれません。
まとめ
今回はこれで以上です。
淡麗でもこれだけ美味しいラーメンが作れるんだというのを見せてもらえたお店でした。スープだけでなく麺も具もとてもバランスが良く、何よりこってりじゃないので飽きが来ない。
初めて高山ラーメンとか尾道ラーメンを食べた時みたいにパッと見味薄そうなのになんでこんな美味しいの??を満喫できます。
全て考え抜かれた上で作った一杯というのがひしひしと感じられる正に職人技を見たと思えるお店でした。